■ようやくの釣り再開■
年末の釣り納めを荒天で飛ばし、初釣りも一度延期になったが、ようやくその機会を得た。
例年であれば、この時期の、経ヶ岬周辺の釣りではメダイを狙う事が多いのだが、やはりこのところ意地になり気味なクエを狙いたい。とは言えこの釣り、まだ未知数な事も多く、「寒期はいつまで釣れるのか?」すら解っておらず、その面では通常より更に博打的になるのだが…。
■前半線■
いつもの白石グリ釣行よりはかなり早めのスタート。というのも本命ポイントに入る前に、エサのアジを釣らねばならないからだ。しかし、同じポイントではメダイが釣れる事もあるので、少しスケベ根性が働いたせいか、ボクの釣果は一向に伸びず、まさに「虻蜂取らず」になってしまったが、船長の踏ん張りで何とか必要数をキープする事ができた。
そして移動の後、本命狙いが始まった…。
しかし、この釣りはクエがエサに気付くまでは何もドラマは起きないし、食わせるまではテクニックなんて呼べるモノは少ないため「エサの選択と付け替え、船位がズレた際に底を取り直す」といった基本作業の繰り返しになる。
ポイント設定も他の狙い物とは違うから、暇つぶしに「ダメもと」で完全フカセ等の仕掛を投入してみても、ほぼエサ盗りしか反応しないので、とにかく間が持たない。そんな状態の中、ボーズの確立がかなり高い釣りを続けるには、かなりの忍耐が必要になる。
話は横道に逸れるが、「そんな・こんな」を理解できるメンバーとの乗船、それが揃わなければ、一人での乗船が必要になるし、道具も流用が効かない特別に頑強な物が必要になるため、「よほどの思い入れ」が無いと、成立しない釣りだ。従って「オレも!」と思う人は覚悟を決めてチャレンジして欲しい。
■後半戦■
待つ事数時間、何も起こらないままだったが、ようやくボクの竿に穂先をゆするアタリが現れた。しかし、ハリ掛かりはおろか、アワセるタイミングも無いままに動きが止まった。回収すると、違和感を感じたのか、一度口に入れた痕に、吐き出した痕がエサに残っていた。誠に残念な結果だったが、仕方が無い…。
そうこうしているうちに何も起こらないままに夕方になってしまったが、諦めかけた頃、また同じ竿に前アタリらしきものが現れた。
少し竿先を揺すった後、「ズドンッ!」といった感じではないが、「ズンッ」といった感じで竿が胴まで入り込んでいった。
しかし、そこからの疾走は期待した程ではなかった。しかも途中でのあまりの抵抗感の無さは「外れたの?」とも思える程だったが…。
難なく道糸を巻き取り、リーダーを手繰ると、そこにクエが姿を現した。
近々この地区で釣られているクエの中では最小の部類に入るサイズだったが、クエはクエ。約25年前に釣ったやつよりもサイズダウンしているが、嬉しい事には違いなかった。
次いで30分が経った頃、またしても同じ竿に前アタリが現れた。しかし本アタリは出ず、そこ迄だった。仕掛を回収してみると、ハリスがスパッと切れていたので、コレはサメの仕業だったのだろう。そして、これを機に納竿となった。
“恥ずかしサイズ”ながら、何とか1本獲ったので、少しは気が楽になった。これから先は余裕を持ってこの地区を攻め続けて行けるだろう。後はサイズアップするばかりだが、「目標は30kgオーバー」と掲げておこう。
年末の釣り納めを荒天で飛ばし、初釣りも一度延期になったが、ようやくその機会を得た。
例年であれば、この時期の、経ヶ岬周辺の釣りではメダイを狙う事が多いのだが、やはりこのところ意地になり気味なクエを狙いたい。とは言えこの釣り、まだ未知数な事も多く、「寒期はいつまで釣れるのか?」すら解っておらず、その面では通常より更に博打的になるのだが…。
■前半線■
いつもの白石グリ釣行よりはかなり早めのスタート。というのも本命ポイントに入る前に、エサのアジを釣らねばならないからだ。しかし、同じポイントではメダイが釣れる事もあるので、少しスケベ根性が働いたせいか、ボクの釣果は一向に伸びず、まさに「虻蜂取らず」になってしまったが、船長の踏ん張りで何とか必要数をキープする事ができた。
そして移動の後、本命狙いが始まった…。
しかし、この釣りはクエがエサに気付くまでは何もドラマは起きないし、食わせるまではテクニックなんて呼べるモノは少ないため「エサの選択と付け替え、船位がズレた際に底を取り直す」といった基本作業の繰り返しになる。
ポイント設定も他の狙い物とは違うから、暇つぶしに「ダメもと」で完全フカセ等の仕掛を投入してみても、ほぼエサ盗りしか反応しないので、とにかく間が持たない。そんな状態の中、ボーズの確立がかなり高い釣りを続けるには、かなりの忍耐が必要になる。
話は横道に逸れるが、「そんな・こんな」を理解できるメンバーとの乗船、それが揃わなければ、一人での乗船が必要になるし、道具も流用が効かない特別に頑強な物が必要になるため、「よほどの思い入れ」が無いと、成立しない釣りだ。従って「オレも!」と思う人は覚悟を決めてチャレンジして欲しい。
●日本海41の、左舷側の剛竿の放列●
■後半戦■
待つ事数時間、何も起こらないままだったが、ようやくボクの竿に穂先をゆするアタリが現れた。しかし、ハリ掛かりはおろか、アワセるタイミングも無いままに動きが止まった。回収すると、違和感を感じたのか、一度口に入れた痕に、吐き出した痕がエサに残っていた。誠に残念な結果だったが、仕方が無い…。
そうこうしているうちに何も起こらないままに夕方になってしまったが、諦めかけた頃、また同じ竿に前アタリらしきものが現れた。
少し竿先を揺すった後、「ズドンッ!」といった感じではないが、「ズンッ」といった感じで竿が胴まで入り込んでいった。
しかし、そこからの疾走は期待した程ではなかった。しかも途中でのあまりの抵抗感の無さは「外れたの?」とも思える程だったが…。
難なく道糸を巻き取り、リーダーを手繰ると、そこにクエが姿を現した。
近々この地区で釣られているクエの中では最小の部類に入るサイズだったが、クエはクエ。約25年前に釣ったやつよりもサイズダウンしているが、嬉しい事には違いなかった。
●小さいけど…(5kg弱)●
次いで30分が経った頃、またしても同じ竿に前アタリが現れた。しかし本アタリは出ず、そこ迄だった。仕掛を回収してみると、ハリスがスパッと切れていたので、コレはサメの仕業だったのだろう。そして、これを機に納竿となった。
“恥ずかしサイズ”ながら、何とか1本獲ったので、少しは気が楽になった。これから先は余裕を持ってこの地区を攻め続けて行けるだろう。後はサイズアップするばかりだが、「目標は30kgオーバー」と掲げておこう。