中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

釣行計画に役立つ情報源

2007-07-31 09:03:09 | 釣り一般
 今回は、ワタシが釣行計画をたてる際に利用しているホームページを紹介しておこう。

 現時点での釣果を知るためのには各渡船店ホームページで見ることが出来るが、昔ながらの情報源であるスポーツ紙は意外にも多くの新聞社において、自身のホームページで釣果欄を公開している。(つまり、買わなくても見られるという事)
サンケイスポーツ = http://www.sanspo.com/fish/
スポーツニッポン = http://www.sponichi.co.jp/osaka/fish/fish_table.html
デイリースポーツ = http://www.daily.co.jp/fish/index_w.shtml

 釣行先までの高速料金を知るにはドラなび
http://www.nexco.ne.jp/
がある。ここでは料金の他、交通規制等も解るので、出発前に確認しておくのが良いと思う。
 また、JRの新幹線や在来線の料金&ダイヤを知るにはJRおでかけネット
http://www.jr-odekake.net/index.html
で調べると、目的地までの乗り継ぎなんかも含めて一発で解る。
 また、大雨や大雪の日には気に掛かる、道路の交通規制はYAHOO!道路交通情報
http://roadway.yahoo.co.jp/で検索すれば、高速道路だけではなく、県単位での一般国道の規制状況が解るので非常に有り難い。

 次に、天気予報だが、コレは各サイトで色々な特徴を持っているので、それぞれの特徴を理解して、総合的に判断するのが良いと思う。以下にワタシ流の活用パターンを紹介しておく。

 波高、台風進路、日照&降水はIMOC Weather Page(国際気象海洋株式会社)
http://www.imocwx.com/index.htm
を参考にしている。波高は波浪予想図、台風進路は台風経路図、日照&降水は卓越天気の所をクリックすれば良い。特にオススメは波浪予想図で、この手の波予想モノの中では一番見やすいように思う。
 更にピンポイントの日照&降水状況と風力&風向はYahoo!天気情報
http://weather.yahoo.co.jp/weather/
トップ > 地方> 都道府県> 地域 と順に進んだ後に出てくる、ピンポイント天気を見れば今日、明日の予測が3時間ごとに表記されている。
 また、ウエザーニュース
http://weathernews.jp/
もピンポイント検索での情報に加えて、ライブカメラや雨雲レーダーまであるので利用価値が高い。

 潮位&潮時はベストなモノを探しているが、今のところスマイルネット内の
http://www2q.biglobe.ne.jp/~ooue_h-h/i/tide/tide_s.html
を利用している。
 コレは全国各地の主だった港(日振島まで載っている)の潮位&潮時とそのグラフが載っているので、プリントアウトして釣り場に持って行けば、満ち引きでポイントの変わるような釣り場に行った際には重宝する。

 以上がワタシの釣行時に役立てている主な情報源なのだ。
 情報を活用して、効率よく釣行した後の残りの休みは家族サービスに役立てよう。コレが家族のブーイングをかわす一番の方法なのである。
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磯釣りスペシャル9月号

2007-07-25 16:48:06 | 磯釣り
 磯釣りスペシャル9月号が発売になった。



 今号のブラザーズのコーナーでは、三重県尾鷲のドマクラと男女群島遠征を取り上げている。
 記事の中でも触れているが、ドマクラでは終了間際にやっと中型の口太グレをゲットしたが、朝から通しで釣っていて、この時間帯までまともな魚が釣れないのは大変辛い。
 紀東地区の半夜釣りが行われる季節では、大型がアタる時間帯は終了時間(日没の少し前)の2時間前くらいからになる事が多い。それが解っているのなら初めから半夜釣りで釣行すればいいのだが、我々のようなサンデーアングラーの場合はそうもいかない。やはり、朝から行って「場所確保」するしかないのが現状なのだ。
 それというのも、この地区の渡船時間のタイミングがオカシイからだ。普通で考えると、朝からの釣り人が引き上げた後に、半夜の客を降ろせばいいと思うのだが、この地区では朝からの客は午後1時~2時頃に引き上げるのに対し、半夜釣りの客を乗せた渡船が磯着けする時間は正午頃になっている。この1~2時間がダブる時間帯になってしまい、連携がウマくとれない原因になっているのだ。「じゃあ、前の人が終わるまで磯の上で待っていればいい」という考えもあるとは思うが、その日の状況で延長する客もいるので、それもアテにならない。
 愛媛県の中泊のように朝からの客全員が一旦引き上げた後に、渡せば解決するとは思う。せめて、そういったシステム等を混雑する土、日だけでも導入してもらえれば有り難いと思うのだが…。
 でないと、エサ、体力、渡船料金のムダ使いになってしまうのだ。何とかしてチョーダイ!。
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オオクワガタ

2007-07-19 08:55:44 | その他
 先週末、五島遠征の予定が台風でアウト。こんな日に心を癒してくれるのが、最近、幼虫から成虫へと羽化したオオクワガタ君達だ。

 キッカケは2年前に「ムシキング」なるバーチャル昆虫対戦ゲームに凝っていた息子に「本物体験を」と思い、新潟旅行中に虫取りに出掛けたことだった。
 自然を相手にする虫取りはどこか釣りに通じるモノがある。様々な条件がある中、導き出していくと居る場所(ポイント)が狭められていくあたりは、よく似ているから、釣り師であるワタシの五感にはビビッと来るモノがあった。そして捕まえた時の感動はグレを釣った時の感動とよく似ているようにも思える。
 結局、この旅行ではミヤマクワガタとカブトムシを捕まえ、その喜びから「ヤバイ、このままでは、また趣味が増えてしまう。」と思ったが、案の定、家で飼い始めると、よくある話のパターンと同様に、子供よりも親が夢中になってしまった。

 そんなこんなで、昨年には知り合いからもらい受けたオオクワガタを飼いだした。そして、少量ながら幼虫の取り出しに成功し、約10ヶ月後の今年6月末に無事全部が羽化するに至った。
 その子達の内、オスがコレ↓

で、後はメスが5匹という結果だった。
 オス親は60mmだったので大きさは期待していなかったけど、その子供達は最大で74mm↓、

最小でも70mmあったので、出来としては上々であったかと思うのだが…。

 実はこのオオクワガタ、磯スペの編集長家でも飼っており、つい最近、近親交配を防ぐためにメスを交換したばかり。その他、スペースの都合上、全部はもう飼えないので、婿&嫁入り先を探すために、友人関係に声を掛けると、名乗りをあげる者が多かったところからも、少年時代の憧れでもあったクワガタ等の甲虫類に対する思いが沸々と沸き立つ人は多いと思う。
 しかしながら、嫁さん連中には総じて評判が悪く、当面は子供をたきつけ、それをダシにして飼うしかないのが現状だ。そんな自分(達?)が何となく情けな~いのだ。
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グーグル・アースはオモシロイ

2007-07-13 08:59:08 | その他
 先日東京在住の友人と話した折、グーグル・アースはすごい!と盛り上がってしまった。メジャーなので知っている人も多いとは思うが、とりあえず紹介しておこう。

 グーグル・アースはグーグルなり、ヤフーなりで検索すればすぐに解る。ちなみにアドレスは
http://earth.google.co.jp/
で、ダウンロードも無料なので安心だ。

 説明するまでもないが、このサイトは人工衛生から撮影した写真をつなぎ合わせて地球の全周分を網羅している、いわば電子地球儀のようなものだ。それだけならたいしたことはないが、コレのスゴイところは、一部解像度が低いところがあるものの、地球のどの部分であっても拡大できてしまうところだろう。
 また、住所検索も出来るので、例えば自宅の住所と番地を入力すると簡単に上空からの映像を見ることができるのだ。
 これらの機能のおかげで、某国の怪しい施設等も、ある程度の住所や大まかな位置さえ解れば丸見えになってしまうのだ。

 このグーグル・アースはマニアも多く、専門のガイドブックなんかも書店に並んでいるし、コレを使って上空からの様々な映像を発見して自分のサイト内で発表している人達もいる。また、プチ海外旅行気分を味わっている人もいるようだ。その中から何点かオモシロイ物を紹介しておこう。見たい人はグーグル・アースをダウンロードしたら、その左上の検索用空欄に私が書いている「」内にある緯度経度の数値をコピー&ペーストし、欄のすぐ横にある虫眼鏡のマークをクリックすればO.K.だ。画像が出てもわかりにくい場合は、画面右上の方位が示してあるところへマウスで持って行くと、プラス、マイナスのバーが出てくるので、それを操作して拡大してみること。また、ソコの上にある左右のバーを操作すると場所によっては3D=鳥瞰図になるところもある。

 まずは中国からで、かなりメジャーなんだけど「42°39'18.13"N 94°10'01.16"E」の位置に日本語で言う(中国語なので正式には変換できないので)毛主席万歳!という大地に刻まれた文字が見えてくる。コレはアメリカのスパイ衛生に対抗して中国が開発した兵器?というのはウソで、自国空軍のパイロット達を鼓舞する目的で作られたという。
 中国に関しては、上記のようなユーモラスなモノもあるが、物騒なモノとしては「40°22'43.59"N99°52'56.33"E」にある、軍事基地が有名だ。この基地は何と台湾の台中空港と同じ形、同じ方角を向いていることからも、対台湾侵攻時の演習地か?と騒がれている。(ちなみに、本物の台中空港は「24°15'27.25"N120°37'05.52"E」)その他、最近では「38°49'4.40"N, 121°29'39.82"E」に停泊している、新型の原子力潜水艦が発見されて騒ぎになった事もある。

 世界各国の有名な場所を何点か紹介しておこう。

 エジプトの3大ピラミッド「29°58'33.33"N31°07'51.01"E」、ツタンカーメンで有名な王家の谷「25°44'25.26"N 32°36'5.63"E」、アメリカのナイアガラの滝「43°04'45.67"N79°04'32.58"W」、自由の女神「40°41'20.53"N, 74°02'40.14"W」、中国の紫禁城「39°54'57.18"N, 116° 23'27.41"E」、万里の長城「40°21'31.22"N, 116°0'49.85"E」

 考えさせられるモノとしては
 マーシャル諸島の核実験の跡「11°33'10.40"N 162°20'51.66"E」、北朝鮮のテポドン発射施設「40°51'20.33"N 129°39'46.57"E」等がある。

 その他、オモシロスポットとしては、こんなのもある。
 トップレスで日光浴するオランダ女性「52°04'43.33"N 4°19'58.14"E」、らくだの群れ「15°17'40.22"N20°28'47.60"E」、オーストラリアの巨大レゴ「27°58'3.84"S153°25'8.25"E」

 ただ、残念ながらコレを釣りに生かそうとしても、解像度が足らないので今のところは無理のようだ。ちなみに、三宅島「34°05'15.24"N 139°31'37.99"E」は写ってはいるが、この程度だし、男女群島の女島は「32°00'15.24"N 128°21'07.99"E」だが、写真ではなく枠で囲っているだけだ。

 それにしても技術の発達はオソロシク速いものだ。コレじゃぁ、不用意に磯の上で用も足せなくなってしまうのだ。もし、撮影されてしまうと「磯上の大便男」とでも呼ばれ「末代までの恥」になってしまうのだ。
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ワタシにはわからない ~尾長グレの不思議

2007-07-10 16:47:30 | 釣り一般
 今回は尾長グレについての勝手な見解を…。

 ワタシには特にホーム・グラウンドは無く、全国をつまみ食いのように釣行しているのだが、どこに行っても一番に狙いたいのは、やはり尾長グレだ。
 この尾長グレの中でも、超大型とされる60cmオーバーが生息する場所は限られている。有名なのは長崎県の男女群島、鹿児島県下の島嶼部、高知県の鵜来&沖の島、愛媛県の南部や伊豆諸島といったところだろうか。
 この尾長グレは釣り人の間では回遊すると言われているが、ブリやヒラマサのように日本列島を縦断するような回遊をする魚ではない。もしそうなら、富山県の大敷網あたりに入っていても良さそうだが、そんな話は聞いた事がないからだ。という事は、小さなエリアで回遊しているというのが正解だと思う。

 で、その尾長グレに関して不思議に思うのは、60cm級が確実に居る地区(上記の男女群島のような所)では50cm中盤のサイズも居るのに、極々稀に60cm級が釣れた事があるという程度の紀伊半島地区では、50cm中盤のサイズが釣れたという話を聞いた覚えがないのだ。間のサイズが居ても当然なのに、ナゼなんだろうか?。

 これから推測できるのは、紀伊半島に極稀にやって来る、シマノのTV取材中に児島玲子さんが梶賀で釣ったような60cm級は、何かの拍子に間違って?回遊してきた尾長グレであって、普通に釣っている際の尾長グレの最大サイズである47、8cmとは生態系的に繋がりのない系列の尾長グレだろうという事だ。
 だから、それらが間違って回遊しない限り、ソコのエリアには居ないと考えた方がイイのかな?と、個人的には思っているのだ。
 悲しいかな「大型尾長にブチ切られた。」という話のほとんどは、実際に時折釣られている、イズスミやサンノジといった大型外道の仕業と考えた方がイイのではないのかと思う。

 こう書いておきながら、「海の事だから、決めつけるのは良くない。」とは言っておきたいし、夢は大きい方がイイに決まっている。とは言うものの...。

 でも待てよ!。まさか、実はコソッと持ち帰る人が多いから釣果欄に載らないだけで、ワタシだけが知らないのだろうか?。誰か紀伊半島で50cm中盤サイズの尾長グレを実際に釣ったり、触ったり、クーラーに収まっているのを見たりした人が居るのなら、教えてチョーダイ!。
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司馬遼太郎さんの講演記録

2007-07-06 09:12:23 | その他
 いつぞやに続いて、本からの話題。

 小説では歴史小説というヤツが好きで「司馬遼太郎さんの歴史小説」は結構な数を読んだ。それまでもある程度の数は読んではいたが、読む量が増えるキッカケがあった。それは司馬さんが亡くなられた時に出版された「司馬遼太郎が語る日本~未公開講演記録」↓

というのを読んだからだ。
 この本は、未公開と言ってしまった部分に問題があったらしく、今では司馬遼太郎全公演というタイトルで文庫本化されて再発刊されている。
 コレを読んでいると江戸時代は時代劇に出てくるような「越後屋、そちも相当のワルよの~。」というような汚職はほとんど無く、何年かに一度の割合で起こる飢饉に襲われたような地区以外は基本的に豊であり、世界に誇れる教育水準(識字率等)であったというような今までの常識?とは違う話ばかりで、我々日本人の歴史をたどると、意外にも世界に誇れる人が多かったんだなぁ~と、つくづく思い知らされる。
 さらには、その講演、講演で取り上げられる人物に興味を抱いてしまい、ついつい文庫本を買ってしまうので、読む本の数が増えてしまったのだ。
 小説や講演記録以外にも「この国のかたち」という一種のエッセイ集等も読んだが、数ある著書の中には、何回か釣りや漁法に関する話が紹介されている。前置きが長くなったが、その中からの話題をいくつか書いておこう。
 
 その昔、全国各地では独自の漁法はあったものの、それは原始的で非効率的なモノであった。ソコに革新をもたらし、現在にも繋がる漁法を広めたのは和歌山の中紀地区(由良あたり)の漁師さん達だった。
 和歌山の漁師さん達の技術力が高い事は全国的に知られており、各地に請われて移住をしていたらしい。移住と同時に漁師さん達は、この地区がルーツである醤油(その物というよりも、生産するための麹菌)を持ち込んで行った。全国各地にある由良という地名は移住した漁師さん達が、和歌山の故郷を思ってつけた名前で、日本に醤油の文化が広がり、根付いたのも、和歌山の人が移り住んだ結果だという事が書かれている。 

 また、我々が今使っている釣り糸の元祖とも言うべき存在は「テグス」だが、実はこのテグスのルーツは徳島県鳴門の近くにある堂の浦の漁師さんだった。
 江戸時代の初期に堂の浦の漁師さんが大阪見物に出掛けている途中、薬問屋街である道修町(どしょうまち=武田薬品のルーツもここにある)にたどり着いた。ここでブラブラしている内に、ふと中国から輸入された漢方薬を梱包している紐に目がいった。それを手にとって調べてみると、透明に近く、一度伸びてもすぐ元に戻るという特性があることに気が付いた。「コレは釣りに使える!」と思って、問屋の主人に「売って欲しい。」と伝えると、問屋の主人自体がその話に興味を持ち、漁師と意気投合してしまったらしい。これを機会に、この薬問屋はテグス問屋となり、その漁師と組んで全国に売り歩いた事で、全国に広まったという事だ。
 オモシロイ事に、このテグスの登場によって食生活までが変わったらしい。というのも、それまでは網による漁法が中心なので、獲れる場所が限られていた。そこから消費地に運び込むには、どうしても干魚にして、日持ちさせるしかなかったらしい。それが、テグスで釣るのが盛んになり、各地の漁獲高が上がった事でいわゆる「地穫れの魚」が増え、その結果、鮮魚が食卓に並ぶようになったという事だ。
 もし、この漁師さんが居なかったら、日本の刺身&寿司文化は無かったのかも知れないと思うと、偉大な発見だと思う。

 その他、江戸っ子が川を上ってくるボラの幼魚=イナの背中を見て、キレイで粋な色をしているなと感じたのが「いなせ」の語源だった。という話も紹介されている。

 司馬さんの講演記録やエッセイは、読んでいると色々と為になる事が書かれており「目からウロコ」の話が多く、本当にタメになる。今起こっている年金問題のような国民不在の体質は「戦前の軍部と同じ」なんて事にも気が付くだろうから、是非みんなにオススメしたい本なのだ。
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小型のテレビ

2007-07-03 09:38:31 | その他
テレビの話が出たついでにもう1話。

 先日、自分の部屋用のテレビが壊れたので、適当な機種に買い換えようと店舗や価格.comなんかを物色していたが、少し前と比べると事情がかなり変わっていて、時代の変化に驚いてしまった。今回はその話を。

 今テレビは大型化し「液晶だ。」「プラズマだ。」と騒いでいるが、その陰に隠れて小型テレビは「エ~、チョッと待ってよ。」という状況になっている。
 一般家庭で使う場合、大型の37~50インチクラスならリビング・ルーム用として使う場合がほとんどだろうと思うが、なるほどこのクラスは売れ筋なのか、各社の努力で価格が下がっている。
 しかし、寝室や、個人の部屋で使われるような液晶テレビの中で、最も手頃なサイズであるはずの13~15インチというあたりは5万円前後もするので、価格的には全然手頃ではない。じゃぁ、フンパツしてそれ以上の17~20インチクラスの中から選ぼうとすると、かなり割高で、大型クラスとの価格差がほとんど無いモデルも多い。
 コレは地上デジタル波用のチューナー(地デジ・チューナー)が付いた分がコストアップした結果だろうと思うが、それにしても「チョッと壊れたから買おうか?」という気にはなれない価格だ。
 で、頼りになるのは昔からのブラウン管のテレビだが、これに地デジ・チューナーが付いたモデルは、はっきり言って「もう売っていない」のだ。だから、今売っているブラウン管テレビは2011年になると、外付けのチューナーを追加購入しないと見られなくなってしまうのだ。

 今回はワタシ専用のテレビの購入なので、嫁さんの協力は得られそうにない。仕方なく、今発売されているブラウン管テレビの中から選ぼうと、量販店へと向かった。
 が、しかしでアル。コレがほとんど店舗には並んでいないのだ。大抵の場合、テレビ専用が2機種と、テレビデオというテレビ、ビデオが一体になったモノが1、2点展示していればイイ方だった。
 必要なのはテレビ専用なので選択できるのは2つに1つだ。1つ目は14インチで8800円の、聞いた事もないような名前の海外メーカー製と、もう1つは、それよりやや大きめの、17インチで15000円くらいの国産メーカー(生産はモチロン海外)の2機種から選ばざるを得ない。
 どちらを選ぶにしても「安物買いのなんとか」になりそうなので、ここは一旦家に帰って考え直す事にした。

 帰ったついでに価格.comで探してみたけど、やはり選べる数は少なかった。それに、価格帯が微妙な位置にあるので、送料や送金の手数料を含めてのトータルで考えると、割安感は少ない。それじゃー、中古や展示品下がりで、値段のこなれた液晶テレビは無いものかと、オークション内を検索してみる事にしたが、ここで、2度目のビックリが待っていた。

 オークション内にはもちろん多くの液晶テレビが多数並んでいた。そして、人気のあるモデルは結構割高に落札されているようだった。しかし、それ以上に目が行ったのは「壊れているが、部品取り用にどうぞ」という「ジャンク品」の数の多さだった。このジャンク品の中で最も多いのが「液晶割れ」というヤツだ。割れた原因としては、転倒させて壊れたとか子供が何かをぶつけて壊したといった物が多いのだが、人気のあるモデルだとその数は10点近くもあるのだ。それを見たワタシは「え~、そんなに簡単に割れてしまうの?」と思ってしまった。

 コレを見て怖じ気づいてしまったワタシは結局、一番安い8800円のテレビを買う事にした。あまりの安さに期待はしていなかったが、家に持ち帰って写してみると、コレが結構写る。モチロン音声はモノラル、画面はフラットではないが、かえってノスタルジーを感じてしまい、コレはコレでイイんじゃないの?と思えるようになった。だが、値段が値段だけに保証期間を過ぎれば、いつ壊れても文句は言えそうにない。ただただ、2011年までは壊れないでくれよ!と祈るばかりなのだ。
 
 
 
 


 
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