中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

完全フカセ・竿の話(その1)

2015-08-29 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
■悩める完全フカセ竿■

 ボクにとって、理想の完全フカセ用竿は、「小入力に対しては先端側が素早く敏感に曲がり、大入力に対しては胴側がジワジワと粘りながら曲がる7:3調子で、それは磯竿の縮小版といった類とも言うべき調子」だ。
 以前に竿のことに触れた時も、「そんな船竿は殆ど発売されていない」と書いたが、未だに少ないのは事実で、多くの竿は5:5であったり6:4といった、胴調子が中心だ。
 これは、通常の船釣りでは基本的に海面に対して平行に竿を出す事が前提で、オモリ&マキエカゴ+仕掛といった重量物を背負った上に、アタリがあった際にはここから更に曲がり込んで食い込ませる必要があるためで、そういった釣りが主流である以上、製品のボリュームゾーンがそこにあるのは理解できる。
 しかし、重量物を背負うことがなく、真下ではなくて横方向に流し、掛けた魚を斜め上方向に引き寄せる完全フカセ釣りでは本来は違った性能が要求されるハズだとボクは考えている。

 経験した人には理解してもらえると思うが、磯、それも上物釣りと呼ばれる、主に口太&尾長グレを狙う釣りでは、大型が相手だと手前に引き寄せてからの攻防が大変だ。と言うのも、グレ類(特に口太)は危険を感じると、沈み根周りや海溝に逃げ込んだり、張り付いたりする習性があり、そこへ向かう際に最大限のパワーを発揮するからだ。その際、釣り人が締め込みに負けて、安易にレバーブレーキを解放したりドラグを緩めたりすると、一気に走られて根ズレでハリスが飛んでしまうため、糸を出すのは最小限にとどめる必要がある。そのため、魚の引きをいなすのには竿の性能が最重要点となり、それが発揮できる角度(道糸との)を保持するために、リールのレバーブレーキやドラグ機能が存在すると言っても過言ではない。
 したがって、この釣りでの良い竿とは、「ハリスをいたわるために一旦は曲げ込まれた後に魚の引きが緩むと、自体が持つ反発力で勝手に起きてくるような“起こし”の能力が高い竿」ということになるのだ。
 また、そういった“獲り方”を成立させるには、胴に掛かり過ぎたり、軟らか過ぎたりする調子だと、足下や海底の障害物際に逃げ込まれ易くなり、逆に硬いとハリスの強度を生かせずに切られてしまうので、「硬すぎず、柔らかすぎず」な胴の張りが必要となり、極端な話をすれば、使用するハリスの太さに対してそれぞれ各1本が必要になる程、竿選びはシビアになる。

●磯竿は美しく?曲がる●


 この話はまさに磯竿が、“獲ること”を最優先していることを物語っているが、根回りに突っ込むタイプの魚に対しては、このタイプの竿が適しているということになり、同様の習性を持つヒラマサを船から狙う場合でも竿に対する要求は同じだとボクは思っている。
 ただし、相手がマダイやメジロ(ワラサ)~ブリであれば、たまたまはあっても、自ら根に向かって走る習性がないので、極端に柔らかくてパワー不足な竿を除けば、置き竿向きのグラス素材の5:5調子であってもリールのドラグ操作さえ間違わなければ獲れる確率は高いので、天秤ズボ用と共用なんてことも成り立つのだが…。


■竿選びにあたって■

 以前に完全フカセ釣り用の竿について記した時よりも、幾分事情が変わって、今ではボク基準のベストな竿やベターな竿に出会っているので、それらとそれに至るまでに出会った竿を紹介してゆくが、上述したように、ボクは積極的にマダイやメジロ~ブリを狙わないため、常にヒラマサを想定した竿選びをしていることを考慮して欲しい。
 また、写真は、見た人が比較し、参考になるよう、基準となる魚を65cm前後のマダイとして、それを掛けたシーンを主に掲載している。更に一部は、ボクがその竿で掛けた最大サイズの魚が竿を曲げ込むシーンも併載しているので、参考にして欲しい。


■対応ハリス、7~8号クラス■

 経ヶ岬沖に回遊してくるヒラマサは、一時中断していたこともあったが、ここ近年では安定して回遊している。特に春先は型の良いモノが多く、小さくても75cmクラス、大きいとメーターからチョイ・オーバー・クラスまでが中心で、中には例外的に116cmまでもが登場している。ただし、夏場の体力満点時の2割引程度のパワーになることと、海底の地形が釣り人側に有利なことをあわせて、ボクの場合は主に8号ハリスで狙っている。また、晩夏~初秋の、鷹巣沖の居着きヒラマサ狙いも8号、初秋から始まる、鷹巣沖や経ヶ岬沖の一回り小さいサイズの回遊時では主に7号ハリスで狙っているが、現在のところ、それらのフィールドでベストな竿は「がまかつ 真鯛SPECIAL LV H375(以下LV○○○)」だと思っている。
 この竿は、7:3調子のフカセ釣り専用竿と謳っていて、その割り切りが好ましい。それでもメーカーは「オモリが掛けられる」と表示しているが、背負えるオモリは軽いため、天秤ズボに切り替える際には別の竿に換えた方がイイと思う。
 
●LV H375 Vs.(対) 65cm級のマダイ●

 上写真は、基準の65cm級のマダイが竿を曲げるシーンだが、胴の部分に余裕があることが解ってもらえるだろうか?。実は、この竿と同タイプの7:3調子で一段柔らかい「MH400」を短期間使用していたのだが、その竿で同じサイズのマダイを掛けたシーンが下写真になる。

●LV MH400 Vs. 65cmのマダイ●

 同じサイズの魚であっても、時期やコンディションで締め込み具合に違いがあるので、その差を比見分け難いかも知れないが、実際に使っている側の感覚としてはH375の方が、表示通りの、胴の張りがあって余力があることを確実に感じる。この余裕が良型クラスのヒラマサを掛けた際に生きてくるが、その実際のシーンが下写真になる。

●LV H375 Vs. 101cmのヒラマサ●

 判る人には一目瞭然だが、この曲がりはまさしく磯釣り用上物竿と同様の曲がりだ。ネーミングに「真鯛」と入っているだけにそれ専用かと思いきや、この時は、秋口のパワーあふれるヒラマサを掛けているにもかかわらず、竿のパワー的には限界ではなく、釣り人側に竿の“起こし”能力が限界に達しているような感覚はなかった。
 もしこの竿の購入で迷っている人がいるのなら、「LV H375」が4号竿、「LV MH400 」が3号竿を短くした感覚と言えば磯釣り経験者なら解ってもらえるのではないかと思う。従ってセレクトする際は、良型以上のヒラマサが出る場合は断然「LV H375」で、メジロ~ブリ&マダイのみであれば、「LV MH400 」でもOKだが、下写真のようにブリが掛かるとこんなに曲がってしまうことを頭に入れておくべきだ。

●LV MH400 Vs. 93cmのブリ●


 因みにボクが「完全フカセ釣りには向かない。」と思っている胴調子の竿で、96cmのヒラマサ(春なので、引きは2割引になるが…)を掛けたシーンが下写真だ。

●シマノ・KAIKOU 80号 3.6m Vs. 96cmのヒラマサ●

 この竿は、表示上は6:4調子だが、実質は5:5調子、長さが3.6mでオモリ負荷80号クラスだが、釣っている側としてはフォアグリップのすぐ前にある、元ガイドの辺りから曲がっている感覚で、これでは曲がりすぎだし、引きが弱まっても竿の曲がりが復元する感覚は殆どなかった。これで置き竿や手持ちで真下を狙う5:5や6:4調子の竿に、魚の引きをイナした後の、竿自体が持つ復元力からの“起こし”は、あまり期待できないことが理解してもらえると思う。


 ~以下「その2」に続く
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’15 玄達釣行 ~5回目

2015-08-22 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■とうとう最終釣行■

 2ヶ月にわたって釣行を重ねた玄達瀬も8月15日をもって禁漁期に入る。そのギリギリのタイミングである14日に現地へと向かった。乗船したのは、いつもの晴海丸さんだ。
 前日夜に、久しぶりに雨を降らせた弱い低気圧の影響で軽いウネリのような波があったが、無事、現地に到着し、船長から概況説明を受ける。このところ潮が速いが、アタリはポツポツと拾えているようだった。

 今期は運悪く辛い日々が続いているので、「サイズは兎も角、最終回くらい気分の良い釣りがしたい!」というささやか?な思いを込めて投入開始。200mを流すのに6分しかからないという、結構早い潮だが、これでも前日よりスピードが落ちているというから、極端な二枚潮、あるいはそれ以上でなければアタリはとれるハズだ。
 そして、不安が吹き飛ぶかのように、早くも2投目でボクのラインが走って良型のイサギをゲットする。しかし、後が続かない。それでもしばらく流し続けたが、船長はポイントからのズレを感じたらしく、一旦アンカーを上げて魚探をかけ直し、狙っていたピンスポットの逆サイドに仕掛が流れるよう、船位を修正した。
 そしてこれまた、2投目でボクのリールのラインが走った。しかも今度は「ブーンッ!」と音を立てるかのようにスプールが急速逆転しており、それは明らかにヒラマサのアタリだった。
 親指でスプールの逆転を止めてクラッチオン。巻き上げに入る。が、無情にも、ものの数秒で抵抗感が無くなった。根ズレである。20年近くこの釣りをやっているが、初期は兎も角ここ10年以上にわたって根ズレで仕掛を飛ばしてはおらず、「おや、おや?、ボクにしては珍しい」といった感があったが、今年のヒラマサは、マキエサにつられて浮いてくる時間が短く、底であれ、根であれ、障害物の際で食う傾向があるので、「仕方がない、次を釣ろう。」と気を取り直して釣りを再開した。

 後悔の念を引きずりながら投入を繰り返していたが、ボクの心をあおるかのように船首方向の釣り人が90cm台のヒラマサをゲットする。

●ヒラマサとの攻防●


そして今度は右隣が同寸をゲットする。

●右隣でネットイン●



 「次はボクの番か?。」と思った矢先に待望のアタリがあって、やり取りを開始したが、何だか引きがおかしい。それもそのハズ、メジロとマダイのダブルでガッカリする。

●何で、ボクだけ…●


 そして、朝の時合いが終わったのか、そこから先はしばらく沈黙の時間が続いた。


■工夫が実るも…■

 周りを含めて、朝一のセッティングだった、8番、ないし7番の発泡ウキが1個のみのセッティングではサシエサが残るようになったため、周りよりも先手を打って発泡ウキを取り払って流して見ることにした。そしてアタリの出ていた200~240mよりも先へ流して見ることにした。
 回収の目安は300mとし、カウンターが290mを差す頃にこの作戦が当たって、「ブーンッ!」と急速逆転が始まった。しかし、これまた数秒で根ズレを起こしてゲットならず…。続いて拾った240mラインのアタリも同様に…。

 連発する根ズレに唖然とする中、その後も「何か対策をせねば。」と思案しつつ流し続けていた…。
 玄達瀬では船長の薦めもあって、2スピードの巻き上げモードを搭載した大型電動リールを使用している。このリールでは魚、特にヒラマサが掛かればスピードは遅いがトルクのあるパワーモードで巻き上げることによって相手の頭をこちらに向かせ続けることができる。そのためにこちらに有利なやり取りが展開できるのだが、それは通常の想定距離である、200m以内(条件によってはそれ以下)で有効な手段だと思う。しかし、当日のボクが食わせていた240~290mもの距離では、糸フケがかなり出るのは勿論のこと、リールを普通に巻き取っても道糸の伸びが相当に出てしまうことから、初期の段階で相手に好き勝手に走られてしまうのだ。そこで、次のアタリが出たら、普段は回収時にのみ使っているハイスピードモードで余分な道糸を全速で巻き取ってこちらに有利な状況に持ち込んでから途中でパワーモードに切り替えるという策をとることにした。

 潮が速いため、サシエサは残ったままの回収が続いていた。そこで、徐々にオモリを打って仕掛を更に沈める方向に振ってゆくことにしたが、打ち始めたガン玉が重くなってゆき、Bが2個のセッティングになっていた。その仕掛が240mに到達したところでスプールが急速逆転し、アワセを入れて以降は慌てず上記の策通りに展開してゆく。すると、これがバッチリ決まったようだ。

●ようやく安全圏に引っ張り出した頃●

 無事に安全圏まで引き寄せに成功したが、魚自体は大したサイズではなさそうだった。そして無事にレギュラーサイズをゲットする。

●84cmのヒラマサ●

 続いてもう一度アタリを捉えて引き寄せに成功したが、運悪く船首のマダイとのダブルヒットだったため、そして魚のサイズが一回り小さかったため、やや強引に自分でハリスを手繰った結果、60cmほどのヒラマサを目の前でバラしてしまった。
 この辺りは昼過ぎの時合いのようだったが、結局、ここではボクには50cm級のチビマサを追加しただけだった。

●チビマサくん●


■カゴフカセ■

 昼過ぎの時合いが過ぎた後は、流速が更に増してまたまたエサが残るばかりになっていた。いつもなら玉砕覚悟で完全フカセ釣りを押し通すのだが、今期最終釣行だということもあって、来年以降のために頭の中の引き出しに、対処法のストックを増やしておくよう、“カゴフカセ”を試してみることにした。
 カゴフカセとは、二枚潮(それ以上も含む)や潮流が速すぎて通常の完全フカセスタイルではマキエサが流れる層にサシエサが流れ込んでくれず、サシエサが残る場合に用いる釣法だ。舞鶴辺りでは割とポピュラーで、試す人もタマに見かけるが、完全フカセの仕掛のサルカン部に1号以上のオモリとナイロンカゴを装着して、強制的に下層へ送り込んでマキエサを振り出して、サシエサと共に流し込んでゆく。(人によっては三つ叉サルカンを使ったり、ボクのように小さな天秤(石鯛用)を使う人もいる。)
 二枚潮攻略の場合は、軽めのオモリを使い、激流攻略の場合は必然的に重いオモリを使うことになるが、いずれにせよ完全フカセよりも重いオモリを付けているため、当然ながら沈みすぎたり、場合によっては根掛かりが起こるので、流しっぱなしには出来ず、スプールの回転を制御する必要が出てくる。実はこの釣り、その「いつ、どのように張るのか?」や、「どの距離でカゴのマキエサを降り出すのか?」が判断し辛く、その根拠付けも曖昧なので、どこか頼りなく感じてしまうところがあって、これまで玄達瀬の釣りでは試す機会がなかったのだ。
 実際には水深、船長が想定しているポイントまでの距離、潮流のスピード、それまでアタリがあった距離等々を参考に、アバウトに割り出すのだが、「本当にこれでイイのか?。」という不安は、実際にアタリが出るまでつきまとう。
 当日の判断材料は「潮が速くなるまでは普通の完全フカセでもアタリが出ていて、アタリが出ていたのは、200m、240m、290m付近の3箇所」だったので、とりあえずは「ナイロンカゴにマキエサを詰め、3号オモリを背負わせて流してみよう」と考えに行き着いた。
 仕掛を張ったり、マキエサを振り出す手順としては、「送り出しは無しで190mまでフリーで流した後、30秒間スプールの回転を止めて仕掛が張るのを待つ。」→「竿を大きくあおってマキエサを3回振り出しながら、180mまで巻き戻す。」→「リールのメカニカルブレーキを絞って、リールの回転を落としてゆっくり目に流す。」→「220mまで到達したら、もう一度、竿を大きくあおってマキエサを3回振り出しながら、210mまで巻き戻す。」→「リールの回転を落としたままでゆっくり目に流し続ける。」といった流れだった。
 ここで書き表しても非常に面倒に感じる釣りだが、この仕掛が240mに達した瞬間に見事にアタリを捉えてくれた。僅か一投目で答えが出たことに横で見ていた船長共々、目を丸くしたが、見とれているヒマはないので、すかさずアワせを入れて戦闘開始。と思った瞬間に悲劇が始まった。
 ボクは、リールのパワーアップのために、鉛バッテリーの通常電圧12Vを15Vに昇圧させる、レギュレターを取り付けているのだが、久しぶりに出たアタリがあまりに嬉しくて小躍りをしてしまったのか、電源コードを踏んづけてしまい、ワニグチクリップがズレて回線がショート。その拍子に30Aのヒューズが飛んで巻き上げが停止してしまったのだ。慌てて手巻きで引き寄せようとしたが、電動巻きのハイスピードでやっとのところなのに、これでは全く追いつかず、アッという間に根ズレでハリスが吹き飛んでしまった。仕掛を回収してみると、ハリスがザラザラになっていたのは勿論のこと、ナイロンカゴまでが破れてボロボロになったのを見て呆然と立ち尽くすボクであった…。

 以降の流しでもカゴを着けたり外したり、様々なアプローチを試みたが、この日つきまとった不運を解消する出来事は全く怒らず、失意のままに納竿時間を迎えた。
 結局、今シーズン最多であり、この日の船内でも最多の6回もヒラマサのアタリをとっており、その部分では何となく「自身の工夫で食わせた感」を得たものの、船内の釣果では最小から1~2番の、レギュラーサイズが1本、チビマサが1本(その他少々)という貧果に終わった。当然、獲れなければ充実感はなく、悔しさだけが残った。この悔しさは相当先まで、もしかすると来年まで引きずっているかも知れない…。

●3人分の釣果●



■今後の展開■
 
「今年こそは130cm!」と息巻いて望んだシーズンだったが、130cmはおろか、メーターは勿論のこと、90cm台にも届かず、夢は来年に持ち越しとなった。
 今後は鷹巣沖(福井県)や舞鶴沖(京都府)に場所を移して晩夏~初秋の居着きヒラマサ狙い、秋本番の回遊ヒラマサ狙いに移行してゆくが、ベストを尽くしてその日に出る可能性のある最大魚を狙って釣行を重ねていきたいと思う。
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’15 玄達釣行 ~4回目

2015-08-08 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■終盤戦に突入■

 今年は例年よりも気合いを入れて釣行を重ねた玄達瀬も、8月16日の禁漁まで僅かな日数を残すだけとなった。今年は70~80cm台の、アベレージサイズのヒラマサが少なくて釣果数は伸びていない反面、獲れる、獲れないは別として、巨マサと呼ばれる超大型らしきアタリの数は絶好調だった昨年と、そんなに変わらないように思える。
 一応は超大型狙いのボクにとっては有り難いことだが、実際の現場ではそれらしきアタリがないままに一日マダイを釣り続ける中で、ようやく良型クラスを1本ゲットできるかできない状況が続いている。果たして今回こそはそんなアタリに遭遇できるのだろうか…。不安と期待とが相半ばとなりつつ、今回も、いつもの晴海丸さんに乗って玄達瀬へと向かった。


■期待感あふれる潮流■

 超大型に会えないままに、気合いだけが先走っているためか、タックルの入れ替わりが激しく、シーズン当初とは全て違っているが、このあたりで理想型に近付いたような気がする。その辺の解説は後日に回すとして、筆おろしした竿が悲鳴を上げて曲がることを期待して第一投。潮流は5~6分で100mまで到達する、理想に近い流速だった。

●ニューロッドを導入●

 釣行前、毎日のように覗いていた、日本海洋気象センター「http://www.jma-net.go.jp/jsmarine/」の海流図でも、7月23日辺りから対馬暖流が玄達瀬を直撃する様子がうかがえたが、この目で確認できた本潮が差す現地の様子は、これまでの釣行とは違う何かを期待させた。

 開始早々から、右隣では道糸が走り始め、マダイとヒラマサらしきバラシを含めると、一人で4回もアタリをキャッチし、「この日は違う。」と思うには充分なスタートだったが、ボクと左隣では全くアタリはなく、エサが盗られるのみだった。

●好スタートを切った右隣●

 「何が違うのか?」が気になって、様子を見ていると、発泡ウキは仕掛の重さを意識していたボクの方がやや浮き気味のセッティングだったが、大きな違いはある一定の距離で道糸の送りを止めているところだった。乗合船とは言え、今回はよく顔を合わせるメンバーだったので、素直に確認してみると、「190mで20秒間、止めている。」とのこと。そこで簡単な計算をしてみた。
 「右隣の仕掛は道糸10号&ハリス10号に、13号のハリ。」「それに対してボクの仕掛は道糸10号&ハリス12号に、14号のハリ。」「ということは、こちらは190mラインでもっと深く仕掛が入っているハズ。」「それならば、手前でもっと長く仕掛けを止めなくては…。」と、導き出したのが、「180mで30秒間止める」というパターンで、これが正解だったのか、ボクにもアタリが出始めた。

●当日、一回目の曲がり●

 しかし、引きは大したことはなく、すぐに、そこそこサイズのマダイと判断できた。そしてその通りの魚をゲットする。

●50cm後半サイズのマダイ●

 そこから先、右隣のあたりは途絶え、何故かボクにばかりアタリが集中し始めた。しかしながら、ハリ外れが多く、それが2回続いた。
 何故か今年の玄達瀬ではマダイらしき魚のハリ外れが多く、かなりの数をロストしているが、この日も例外ではないようだった。
 そして、次のアタリではようやくアワセが決まって、竿が絞り込まれていった。

●1枚目よりはマシな引きかな?●

 しかし、これまたヒラマサではないようだった。

●マシなサイズの65cm級●

 アタリがボクに集中していることに、気を良くしていたが、程なく“個人的時合い”は過ぎてしまい、結局この日の前半はヒラマサの姿は拝めないままだった。


■ガマンの時間帯から■

 ここから先は忘れた頃に、誰かにマダイが来る程度で、ガマンの時間帯になっていった。それでも、マダイが食っている以上、そこの周囲をうろつくヒラマサが居ると判断するしか無く、乗船者全員がそれに賭けていたのだが、そのアテが外れたままに時間が経ってガマンの限界に近付いた頃、船長が小移動を決意した。
 移動したエリアは先程のエリアよりも、水深が浅く、従って仕掛のセッティングをやり直す必要があった。当日の傾向として、発泡ウキのセッティングは8番+4~5番程度にしておいて、想定ポイント手前で一旦、道糸の送りを止めて浮かせる方法が好成績だった。ついては「何処で一旦、止めるか」を考えた。船長に想定ポイントを確認すると、「一番手前の瀬が、直線距離で160mほど先」ということであった。得意の数学を駆使して「水深を考慮して、サイン・コサイン・タンジェントの“三角比”から斜辺を計算して…。」というのはウソで、「160mで止めれば最初の瀬の前になるだろう」との、適当な考えで最初は流して、エサの盗られ具合で調整していこうと、まずは様子伺いで流し始めた。
 ラッキーにも一投目からこれに反応する魚があって、45cm級の口太グレをゲットする。「グレがゲットできれば、近くのヒラマサの反応を待つだけ。」と言う、船長のウレシイ判断があったが、その実、口太グレは、瀬の近く、それも流れてくるマキエサの筋から離れて食う魚ではない。しかも右隣はメジロをゲットしたため、青物到来の前触れとして期待だけは膨らんでいった。

●メジロは前触れか…●

 以降の流しでも、ボクには同級の口太グレがアタってきたため、「まだか、まだかとドキドキの時間帯」が続いていたが、意に反してそのドキドキが本物の興奮に変わったのは左隣だった。

●ヒラマサの引き!●

●85cm!●

 うらやましさで一杯の中、ボクにも大きめのアタリがあったが、これまたガックリのマダイだった。しかし、マダイのがエサを拾うのを遠巻きに見ていたヒラマサが、急に食い出すのは今年のパターンなので、諦めずに同じタナを攻めていった。
 しばらく経つと、一旦は緩んでいた潮が流速を上げて行き、段々とポイントが遠くなりそうな気配があった。事実、それまでアタリがなければ200mを過ぎたところで盗られていたサシエサが残るようになっていたので、以降は250mまで流すように切り替えた。そしてこの日、ボク一人だけが一度も青物のアタリをとっていなかったことから、「12号ハリス&14号のハリでは馴染みに違いが出ているのか?」という考えと、「青物とは言え、少しでも細くした方が食いがイイかも?」というスケベ根性が沸き始め、ついにここでハリス10号&13号のハリにサイズダウンさせ、仕掛が軽くなった分を考慮して発泡ウキのセッティングは8号を1個だけにすることを決意した。
 そして数投目。これまでの工夫と粘りが通じたのか、210mでようやくブ~ンッ!とスプールが逆転し、勢いよく道糸が飛び出ていった。

●この引きは…●

 アタリからすると、ヒラマサであろうと思ったが、潮の速い時の常として頭をこっちに向けてさえいれば、割にすんなりと寄って来る。一時は「ホンマモンかいな?」と疑う程に、素直に引き寄せられたが、船下に来てから本領を発揮して執拗にツッ込みを繰り返す。「オ~ッ、これこれ!」と、待ちに待ったヒラマサの引きを味わいつつも、タックルバランスから言えばこちらがかなり有利なままに無事ネットイン。玄達瀬のヒラマサとしてはレギュラーサイズだが、ようやくの1本に安堵した瞬間だった。

●これまた85cmのヒラマサ!●

 連続という感じではないが、一箇所のポイントでヒラマサを2本ゲットできたことから、「続く魚は誰に…」と、船上の皆が色めき立った。各自が連発を根期待しつつ以後も気合いを入れての投入を繰り返したが、それに反してヒラマサの気配はすぐに無くなって、マダイや口太グレがポロッと釣れるだけの、元の状態に戻っていった。
 それでも「夕マヅメには…」という僅かな期待もあったが、最後の一投も右隣がマダイをゲットしただけで納竿の時間を迎えた。

●み~んなの釣果●


■次回はラスト釣行■

 今期の釣行では、良型クラス以上のヒラマサは単発で食うことが多く、ボク自身は連続でアタることがないままに1本獲るのがやっとの日々が続いている。ホームページの釣果欄で調べてみても、ごく僅かなピンポイント的な場所に入れた船が二桁釣果を出すことはあっても、それ以外の船は一人1~2本が精一杯のようで、中にはヒラマサは無しの船もあるようだ。恐らく、長期間にわたって本潮が差さなかったことがヒラマサの回遊量を減らし、大きな供給がほとんどないままに居着きの小さな群れの個体が食っているだけだからこの結果になっているのだと思う。
 そんな玄達瀬だが、明るい話題もある。それは上段で記したように7/23あたりから西からの本潮が差し始めたことで、その結果、チビマサと呼ばれる50cmクラスが大きな群れで回遊を始めている。勿論、こんなサイズを釣っても弱い者イジメになるだけなのでボクは狙わないが、このチビマサの一部が恐らく居着いて、来年、再来年の居着きの良~大型クラスになるハズだから、その面では期待できる状態に回復してきたようだ。

 残るチャンスは一回を残すのみ。ラストの釣行においては、これまでの“胃の痛くなるような展開”ではなく、せめて「良型クラスを自分の思い描いたアプローチがハマって連発!」となって気持ちよく締めくくりたい。巨マサ願望は萎えてしまって、こんな弱気な願いが今の本音だ。


来週は、お盆休みのため休刊します。
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完全フカセ色々 ~タナとりの話 その2

2015-08-01 12:30:00 | 船釣りタックル&仕掛、戦略他
■仕掛を浮かせる■

 前回でも触れたように完全フカセ釣りでは、エサが盗られると、次の流しでは仕掛を上層に通してゆくのがセオリーなのは誰もが知る話で、これを行う場合に幾つかの方法がある。
 サルカンが1個だけ付いた基本状態で流し、エサを盗られた場合、舞鶴辺りの乗合船で見かけるのは、サルカンを外してハリスと道糸を直結したり、最初に手で道糸をたぐり出す“送り出し”の量を減らすという方法だ。ただし、ただそれだけでは、探れる層に限界があるので、ある程度のテク?を持つ人の場合は、リールのサイドにあるスプール軸を押さえる働きをするメカニカルブレーキを絞って遅く出す、あるいは時折スプール指で押さえるなどして道糸が潮流から受ける抵抗で仕掛が浮き上がることを狙っているようだ。
 しかし、こういった糸の出具合を制御する方法は、それを行う切っ掛け自体が個人の感覚に頼る部分が多いので、次の流し以降での再現性が難しいように思える。更には、その方式で狙う釣り人にアタリがあったとしても、リールを始めとするタックルの違いや、道糸の出を止めたり、メカニカルブレーキを絞るタイミングによって、それぞれに道糸の出具合が違ってくるため、横に並ぶ他の釣り人が同じように流すことも難しい。
 この「仕掛を上層に通す」ということが誰にでも簡単に行えるのが、発泡ウキを使った福井方式だどボクは思っている。「発泡ウキ」と言うと、水中で帆の役割をする“水中ウキ”と勘違いする人が居るが、発泡ウキとは文字通り浮力体なので、水に浮く。従って中性浮力あるいはマイナス浮力設定の水中ウキとは別物だ。釣具店で「発泡シモリウキ」等の名称で一般的に売られているが、サヨリ釣り用連ウキのラグビーボール型を想像してもらうと判り易いのかも知れない。

●発泡ウキと、その各サイズ●

●こちらが水流抵抗を受けるための、水中ウキ(の一種)●



■発泡ウキの装着法■

 発泡ウキは道糸に通して使用するのだが、そのままではウキの中を道糸が何処までもすり抜けてゆくので、浮き止めを付ける必要がある。
 この釣りを教えてもらった当初は、下写真のように、道糸の先端を8の字結びを使ってチチワを作り、道糸がダブルになった部分に発泡ウキに通すことで、8の字結びの結び目が浮き止めの役割を果たす方式を採用していた。(ハリスはチチワにインターロックサルカンを介して連結。)

●発泡ウキ連結部の、当初のスタイル●

 しかし、この方式は道糸が6号あたり、無理すれば7号程度までならダブルになった道糸端を二つ折りにして発泡ウキの中に通すことができるが、半ば無理矢理に折った部分の強度低下が頭をよぎるし、8号以上の道糸では通すこと自体が難しくなってくる。そこでボクは、磯釣りでよく使われる、ウキ止め糸とウキ止めゴムをダブルで装着して、サルカンから1mほど上でウキが止まるようにしている。

●左がウキ止め糸、右がウキ止めゴム●

 2種類のウキ止めを装着するのは、「ウキ止め糸は固定力は強いが、結びコブが小さいために発泡ウキに食い込む」という長短所があり、「ウキ止めゴムは発泡ウキが食い込まないが、固定力は弱い」という長短所があるからだ。したがって装着する場合は、ズレと食い込みが同時に解決するように、リールに近い側にウキ止め糸を結び、ハリスに近い側にウキ止めゴムを通すことだ。但し、この方式では、浮力の設定を変える際にサルカンの連結部を切って毎回結び直す必要がある。もっとも、仕掛全体では一番力の掛かる部分の結び目を結び直すことは強度アップにも繋がるので、これを面倒に思ってはいけない。ただし、結び直しを続けていると、段々ウキ止めとの距離が詰まってくるので、その都度ウキ止めを上げてゆく必要がある。


■発泡ウキの活用法■

 実際に現場では、想定した浮力設定でエサが盗られると、発泡ウキを使って浮力設定を変えてゆく。例えばそれまでがサルカン1個だけだった場合は小さい5番あたりから装着を開始するし、予めエサ盗りが多いことを予想していて、最初からある程度の大きさの発泡ウキを使っているのなら、それ以上の大きさに換装する。

●最初は小さいサイズから●

 それ以降の流しでもエサが盗られた場合は、更に浮力を上げるためにサイズアップしてゆくが、単装なら、ボクの場合は最大サイズが8番(釣り人によっては10番)までで、

●ボクの場合は8番が最大●

 それ以上の浮力を得たい場合は8+5番といった連装になる。

●8+5番の連装●

 エサが盗られなくなるまで仕掛の浮力をドンドン上げてゆくのだが、連装以上になるとかなり沖まで仕掛が浮いていることがある。しかし心配は要らない。道糸の太さやハリの大きさによって沈む位置は変わるが、ある程度道糸が馴染めば必ず沈んでくれるからだ。
 そうやって、サシエサが落ちる地点が、より沖に、より浅くにすることでエサ盗りをかわすことができるようになるのだ。

 情報交換で得た情報を反映させやすいのも、福井方式の有利な点だ。
 例えば、自分は釣果ゼロの状態で、隣の釣り人がアタリを拾ったとしよう。その際、その釣り人の「発泡ウキのサイズ」、「道糸の号数」、「ハリスの号数、ハリ数と全長」、「アタリが出た距離」をボクは確認する。そして予め確認しておいた「リールの、回り具合の違い」を加味してそれらの情報を自分の仕掛に反映させてゆくのだが、その釣り人が、自分より「軽い仕掛を使っていた」、「回らないリールを使っていた」場合は、発泡ウキのセッティングが同じであっても自分の仕掛よりも上層を通過していたと判断する。したがって次の投入では、発泡ウキはアタリのあった釣り人よりも更に大きなサイズにして流し、エサの盗られ具合で更に微調整を行う。
 また、話が複雑になるのは道糸の太さの違いで、太い道糸は、潮流が速い場合は抵抗を受けて浮き上がり易く、潮流が緩い場合は「バランス上、繋がれたハリスとハリがヘビーになっている」、「道糸自らの重み」の2要素で、沈みが速くなることを頭に入れておかなければならない。


■底潮狙いの間人(たいざ)方式?■

 「マキエサとサシエサの同調」というと、磯のグレ釣りを思い出すが、例えば、足下からわずか20~30m先の距離であっても、上から撒いて自然に沈むマキエサとウキ下4ヒロ(6m)の先に付いたサシエサを同じコースに流すことが、いかに難しいかを、この釣り出身のボクは知っている。ましてや船からの完全フカセの場合は、200~300m先でもアタリをとるワケで、そうなると「同調とは言えない、かなりアバウトな状態」になっていることは間違いない。だから実際には少々ズレていても流れる層が近ければアタリが出るているのだが、マキエサが流れるコースには本命魚達も多く集まるハズなので、理想を言えば、サシエサが通る層をなるべく近付ける方がイイに決まっている。
 釣り場で時折起こる二枚潮(それ以上)では、マキエサとサシエサのズレが当然ながら通常よりも更に大きくなるが、そんな潮流に出くわすと福井方式は、どうしても上潮の影響を受け易くなって、マキエサの流れる筋から大きく離れてしまう傾向にある。そして、その逆に、二枚潮(それ以上)に強いと思われるのが、間人(たいざ)方式?だ。この名称は仮なのだが、そう現したのは、そこをホームグラウンドにしているグループがweb上でよく紹介しているためだ。しかし、舞鶴周辺や他地域でも時たま見かけるので、そこに限定される方式ではないことをことわっておく。
 二枚潮(それ以上)時の、間人方式の一つとして、「送り出し量を加減して初期の無抵抗で沈む量を調節したり、場合によっては軽めのオモリを打って強制的に沈めて早く底潮に到達させ、ここで一旦スプールの逆転を止めて道糸の弛みが取れるのを待つのが第一段階。次に仕掛けが底潮に馴染んだと判断したら、スプールの逆転で道糸を送り込んでゆくが、その際、底潮が上潮より遅いと感じればメカニカルブレーキを絞る、またはスプールを指で押さえるなどして、逆転をセーブする」というパターンがある。(他にも色々とパターンあるが、書ききれないので…。)
 逆に底潮が速い場合にはあまり手を加えないが、それでも常に仕掛全体の張りを意識していて、予め食うポイントを想定したうえで、その手前になるとリールの回転を落とす、または完全に止めるなどして仕掛を浮き上がらせ、そのことでエサ盗りを避けたり、本命に対して誘いをかけたりもしているようだ。
 完全フカセ釣りを行う上で、条件的にキビシイ、「二枚あるいはそれ以上の潮になっていて、底潮が遅い状態」で最も頼りになりそうなのが間人方式だが、馴れていないと肝心の“いつ底潮に入ったのか?”の判断が難しいのが欠点だ。「底潮が速くても遅くてもリールの回転が速まる」との解説を読んだことがあるのだが、ボクにはその実感が沸いてこないのだ。
 「これをマスターして福井方式と併用できれば最強かも?。」と思い、現場で何度もチャレンジして実際にアタリもとっているが、コツめいた「これだ!」という部分が掴めていないし、判断と操作の全てが個人の感覚頼みなることから、ボク的には確実性が感じられず、気付けば福井方式に戻っていることが多い。


■攻めの釣り■

 これまで2度にわたって“タナとり”について記してきたが、エサ盗りが多い状況の中で簡単にお手上げとなり、「船頭任せの移動」を待つ前に積極的に仕掛を浮かせる方法を試してみるべきだ。その際に一番簡単・確実なのが福井方式だとボクは考えている。発泡ウキは単価が低く、一通り揃えても大した負担にはならないので、タックルケースには常備して欲しい。
 ボクのように攻めすぎて空回りすることもあるが、完全フカセ釣りは本来、“攻めの釣り”だ。刻々と潮流が変化する中、一日中同じ状態で流して“潮待ち”していても釣果は期待できないのだ。
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