中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

晩秋のメダイ釣り

2021-11-27 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 時間がないので…。

 晩秋になると、恋しくなるのがメダイで、そのパワー溢れる引きと、釣行後の鍋が食いたくなって、京都府、経ヶ岬周辺を目指した。

 11時からしか白石グリには入れないので、道中の漁礁で天秤仕掛を投入し、チェックしながら北上したが、どこも思わしく無く、得る物無く現着した。

●当初は天秤仕掛●


 白石グリでは久し振りの完全フカセ釣りになったが、これで掛けた方がメダイ釣りの魅力は倍増するので期待が膨らんだ。

●50mあたり3分10秒ほど●


 だが、意に反し、一投目で、フグもしくはウスバハギにラインに着いた蛍光マーカー部をかじられ、50mもロストして、意気消沈。以後も好転する気配が無いままに辛い時間を過ごしている最中に、僚船からの「メダイらしき魚のバラシが連発している。」との報に、一路そちらを目指した。

 移動先では、再び天秤仕掛の投入になったが、マキエサが効き出すと共にアタリが続き出した。しがし、レンコダイばかりで、隣の船で掛けるメダイを始めとする豪華ラインナップを指を咥えて眺める他は無かった。

 暫く経つと、レンコダイに変わって小型のマダイが掛かった。「あれ?、状況が変わったのかな?。」と思った矢先、次の一投で、穂先が揺れたかと思った瞬間にズドンッ!と竿が胴まで絞り込まれていった。

●初期の引きは、まずまずだが…●


 直後の重量感から「待望のメダイか?。」と、思わなくも無かったが、走る距離が短く、底から15mほど巻き上げるとパワーが尽きたのか、重量感のみとなった。
 これで正体に見当がついたが、その実上がって来たのは大型のマダイだった。

●大型のメス●


 計測すると、86cmあったが、これで同寸は6枚目。「自慢する程大きくはなく、食べるのには大き過ぎる」一番困ったサイズだけに感動は薄かった。

 その後は暫くの間が空いたが、15時から納竿まで途切れる事無くアタリが続いた。但し、小型のマダイ、レンコダイ、イサギといった全くドラマが始まらない魚ばかりでこの日の釣りが終わった。

 経ヶ岬周辺では、日ムラはあるものの、メダイのアタリは出ているようだ。但し、バラシがあまりにも多いそうだ。
 当日ボクが使ったハリスは8号。メーター級のメダイを相手に天秤仕掛で狙うには、これ以上の太さがないとキビシイという判断からだ。それでいて船内でアタリを出した数はボクがダントツに多かった。
 「余程の食い渋りでもない限り、ハリスの太さは関係ない。」というのがボクの持論だ。それよりも、タナ調整をマメに行い、手返しを多くする事が魚に出会うチャンスを増やす近道だ。天秤仕掛の釣りは決して得意では無く、好みでは無いが、その2点は常に心掛けている。具体的には、投入直後にマキエサを降り出し、2分後に再度振り出して更に2分経過したら回収するといった、周りの人達よりも短いサイクルで回転させていた。
 当日は、運なく(腕なく?)メダイはゲット出来なかったが、現状のバラシ連発に、少し思いを巡らせる今日この頃だ。

 
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秋の落とし込み ~2回目

2021-11-20 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 あまり時間がないので…。

 「イイ時なら一船でヒラマサ20本越えが当たり前!」の柴山沖の落とし込みだが、今年はそれがごく僅かに激減している。個人的には数釣りに興味は少ないので、「できればメータークラスを一本でも多く…。」とばかりに今季2回目のチャレンジだ。

 いつものように、この柴山地区でお世話になっている、第三豊洋丸さんに乗船してポイントを目指した。

●当日のタックル●


 前日に「型の良いヒラマサが出た。」というポイントに入り、一流し。これにはベイトフィッシュが付かず、直ぐに二流し目に入ったが、この流しではウマくベイトが乗った為、ゆっくりとそこまで仕掛けを落とし込んだ。
 そして、「イワシが逃げ回り…」の、お決まりのパターンが始まり、前アタリに追従して竿先を送り込むと、やがてズドンッと竿が胴まで曲がっていった。

 アワセを入れた後の走る方向と、パワー感から良型のヒラマサと判断し、極力ラインを送らない事を心掛けてやり取りを開始する。だが、落とし込み仕掛はハリスが短く、結び目が多いので、無理は出来ない。このスリルが落とし込みの、ヒラマサ釣りのタマラナイ点だ。

●相手もコッチもシツコク粘る●

 中間距離での何度かの、ラインの出し入れの末、やがて根負けしたヒラマサが浮上して無事にネットイン。上げた瞬間はそんなにあるとは思わなかったが、計測すると93cm。今期、出会いが少なかったヒラマサとの〝御対面”に安堵した瞬間だった。

●朝日を浴びる、ヒラマサ(93cm)●


 早々のゲットに気を良くし、続いてを狙ったが、「が・しかし!」である…。この後はベイトを乗せる事すらままならず、やっと乗せたとしても使用していたロッドが硬すぎたのか、底に落とすと数秒で外れてしまうという状況が続き、スッポ抜けが1回あっただけで、やがて吹き出した西からの強風の影響で早めの撤収となってしまった。

 年内にあと何回釣行チャンスがあるのか判らないが、もう少しスカッとした展開で今年を締めくくりたいモノだ。
 

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’21 経ヶ岬のクエ釣り 秋の陣 ~4回目

2021-11-13 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 6日間で、12~14kgのクエを2本も釣り、「あとはサイズアップするのみ!」とばかりに意気揚々と挑んだ4回目。結果は無残にもアタリはゼロ。後ろでバカでかいエイが掛かっていたのみで、残念ながら同船者全員がクエをゲット出来ずだった。

●何も伝えてくれなかったボクの竿●

 これからは天気との相談になるが、まだまだ攻めてみるつもりだ。
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秋の落とし込み ~1回目

2021-11-06 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 予約日が何度も荒天で流れたが、今回がようやく今秋初の落とし込み釣行。訪問した兵庫県北部の柴山では、10月に入った後、ウマくはまると一船で90cmオーバーを含むヒラマサの20本越え釣果が出ていたようだが…。


 柴山沖に来ていつも思うのが景観が素晴らしい事で、それもそのはずこの一帯は山陰海岸国立公園内にある。

●日の出杉の景観●


 お世話になったのは、いつもこの地区で利用している、第三豊洋丸さん。落とし込み釣りという事なので、ベイト・フィッシュたるところのイワシ類を求めてまずはひた走った。

 当日の状況は鳥取方面に向かう下り潮がかなり速く、オモリの指定が100号になった。
 100号を背負わせた仕掛は落下のコントロールが難しい。それでもイワシの活性が高ければ何とかなるが、日本海全般に京都方面に向かう上り潮の方が活性が上がり易いので、実釣スタート後は肝心のイワシの乗りが悪かった。

 ベイトがなかなか付かず苦労をする中、何度か船長がポイントを変えていったが、思うような展開にならなかった。
 こんな時は釣友と協力して素早くベイトのタナを見つけ出す事だが、「掛かったのは底付近。」との声が届いたので、海底近くで重点的に落とし込んでいるとウマく数匹乗ってくれたようだった。
 せっかく掛けたイワシが外れないよう、慎重に底まで落として、しばらくウエイティングタイム。するちとイワシが逃げ惑う動きが伝わった。次いで穂先は押さえ込まれて行くという、お決まりのドキドキ・パターンが始まって、穂先を送り込みながら本アタリを待った。
 やがて、ロッドの胴まで入り込む本アタリを捉えてアワセを入れると、「ズドンッ!」という衝撃と共にロッドがヒン曲がった。
 重量感と走りから大型のヒラマサと思い、ギリギリまで糸を出さずにやり取りをしていたが、中型ヒラマサを想定していたタックル・セッティングだったので、ヒヤヒヤ・モノだった。しかし、粘り腰でなんとかファーストランをしのぐ事が出来た。次いで巻取りに入るが、ここでもかなりの抵抗を見せ、一進一退の攻防が続いた。
 中間距離でも下方向に締め込んでいたので、「ヒラマサならメータークラス!」と思っていたが、やがて相手は失速し、おとなしくなってしまったので、「アレレ?」という思いが走った。だが、重い重い。
 そして正体が判明したとたん、ビックリ仰天。先週末に釣ったサイズと同クラスのクエが浮上してきたのだ。こうなると妙に焦ってしまう。何しろ14kgを釣ったのは63号のハリス。この日は14号ハリスときていた。おまけに短い枝バリに加え、仕掛け全体が結び目だらけなのだ。
 その為、最終段階はかなり焦ったが、船長と協力して何とか無事にネットインする事が出来た。

●1mジャスト・12kg●

 船に引き入れた後、確認すると、口に2本、顔に1本ハリ掛かりしており、多点掛けしていたのが幸いしたようだった。

 クエの後もベイトを求めて右往左往し、その都度落とし込んだが、イワシの乗りが悪く、掛かったとしても底まで落ちる間に外れてしまったりで、本命魚たちに届ける事が難しかった。

 最終段階で、ややイワシの付きの良いポイントに入り、やっとの事で良型ヒラマサらしき魚を掛けた。だが、イワシの掛かりを良くするためにハリスを12号に落としていた上に、根掛かりを外した際にドラグを強く締め込んだままにするという、初歩的なミスを犯して簡単にブチ切られてしまった。
 後はガシラやアコウといった根魚のみでこの日の釣りが終わった。

●根魚ばかり…●


 冒頭で述べたヒラマサ釣果の爆発こそ起こってはいないが、釣果は安定しているようだ。秋とは言え、まだ水温が高めでベイトの集まりにムラがあるようなので、「もう1~2週間すると爆発の気配が…。」と個人的に思っている。願わくば残り一回の釣行チャンスに、その爆発Dayが重なる事を願っている。

 それにしても、前週に続き6日間で12~14kgクラスのクエが2本も出るとは想像もつかなかった。振り返れば、初めて釣ったクエから後は「どうせ釣れない」と思って取り組まず、2本目までは約25年を要した。間に3本目を挟んだ後に今秋は小~中型ながら3本も釣っている。
 「なんだか自分が怖い」今日この頃なのだ。
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