中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

再び舞鶴沖へ

2013-01-26 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■消化不良■

 前週に初釣りが済んだのだが、何となく消化不良気味だった。特に本命のメダイは1匹のみで、アフターに「メダイ三昧」を当て込んでいた我が家では少量の刺身と鍋物を食したのみで、西京漬けその他までには至らず、その意味でも消化不良だった。普段のボクであれば食いたいが為に狙う魚はほとんど無いが、このメダイは別であり、「なんとか数匹を」と、早速再挑戦することになった。

 今回乗船したのは滝ヶ浦遊船という船で、東舞鶴から出港している。

●滝ヶ浦遊船の日本海41●

 以前にどこかの記述で「サービスも良い船」と読んだが、そのとおりであり、船長は気さくなタイプの人柄だから初めての場合でも安心して乗船できると思う。また、今回、乗合希望者は少人数だったが、それでも出船に応じてもらえたことも有り難い点だ。


■魚礁周り■

 同船したもう一人の釣り人も「メダイが欲しい」とのことだったので、まずは魚礁周りで天秤ズボ仕掛を用いてそれを狙うことになった。
 ところで、今シーズンのメダイは出遅れなのか、個体数が少ないのか判らないが、釣果は伸びていないようだ。つい数年前までは専門に狙うと一船30本なんて釣果はザラにあったそうなのだが、昨シーズンは二桁がやっと、今シーズンに至っては良くて数匹という釣果が若狭湾一帯で続いているそうだ。
 ボクがメダイに興味を持ったのは昨シーズン、つまり一昨年の10月だったから、言わば全体に下降線をたどっている釣果をトレースしながら釣行を繰り返していたことになる。欲しくなればなるほど遠退く釣果だが、それでこそ意地になるわけであり、簡単に釣れるのならもう飽きていたのかも知れない。同船したベテラン釣り師も同意見で、昔は近所にお裾分けしても食い飽きて「もう要らない。」と言われるほど釣れていたのが、ここ近年では「メダイの西京漬けが食べたい」と、逆にリクエストを受けるほどに変化しているそうだ。

 で、そのメダイ狙いだが、一つ目の魚礁でそれらしき反応が魚探に出たのだが、仕掛を投入しても一向にアタらず、エサの取られ具合から判断しても反応の鈍さが感じられる中、ハリに掛かるのは少量の外道のみだった。結局ここを諦めて移動をすることになった。

 船は途実績のあるポイントで魚探をかけつつも、経ヶ岬沖方面へと向かったが、途中の魚礁ではほとんど良い反応はなかった。

●どこも感度が鈍い●


■白石グリへ■

 良い感度を得られないまま、結局、通常の航程では最西端になる白石グリに到達した。聞けばこの近辺は前週に漁船団が網を入れたことから、全般に食いは落ちているようで、その実、途中の魚礁と同様に魚探に写る感度は低く、魚の気配を強く感じるところは少なかった。

●経ヶ岬付近の様子●

 それでも船長は丹念に魚探を掛け続け、瀬の落ち込み部分にある小さな反応を見つけ出した。そしてアンカリング。そこを完全フカセで狙い、ダメだったらまた他を探すつもりのようだった。

●完全フカセ仕掛で再チャレンジ●

 2~3投目だったであろうか、マキエサが効き始めた途端に同船者の竿が大きく曲がった。何とそれは本命のメダイだった。しかし、仕掛は完全フカセではなく、カゴと小型のオモリを使った“カゴフカセ”仕掛だった。
 それでも最初のうちは「マキエサがもっと効けば魚のタナが上がってボクにアタるだろう。」と、高を括っていた。
 しかし、続いてのアタリは、船長の竿だった。それは中型のマダイだったが、続いてダブルと船長の釣果は順調に伸びてゆく。「今度はボクの番」と思ったら、右側の同船者にアタリと、ボク一人が蚊帳の外だった。
 

■蚊帳の外からの一匹■

 不調は、自分の仕掛のどこかが周囲と違ってサシエサの流れるタナが合っていないことが原因だ。そしてこういった場合は周囲に「どんな仕掛を使っているか?」を素直に聞くことが釣果を得る近道だ。
 聞けば、基本のタックルからして違いがあった。それはボクの道糸だけが7号で、他の二人は6号だったことだ。完全フカセでは比重の重いフロロカーボン製の道糸を使うが、当然号数が大きいとそれだけ沈みが早くなる。だから気付いて以降は発泡ウキをサルカン部に入れて浮力を上げたのだが、それだけの工夫ではアタリが出る気配はなかった。
 「となれば、仕掛の本体だろう。」ということで確認すると、船長は3本バリで全長が12mの仕掛を使っているそうだ。ボクの使っていたのは2本バリ、6mの仕掛だったが、船長の仕掛の方がハリ数が多い分だけ潮流の抵抗をより多く受けて潮乗りが良くなる。ハリ数については一概に「多いほど良い」とは言えない部分があるのだが、少なくとも釣果が出ている以上は当日の潮に合っていたということだろう。
 また、送り出しという、流し始めに手たぐりで無抵抗に繰り出す道糸の量が船長の30mに対してボクが20mと、随分少なかったので、その分初期段階での馴染みが悪く潮乗りも減殺されていた。そこで、これらの違いを元に頭の中で以降の展開を組み立て直すことにした。
 「沈み具合は発泡ウキで調整済みだが、船長の仕掛に対してこちらの仕掛は短い。」ということは、「送り出しで船長よりも更に多く繰り出せば、馴染みの悪さが挽回できるかも?」と思い、思い切って送り出しの量を40mとしてみることにした。
 そして、そうやって流した仕掛に魚が応えてくれ、船長達が掛けた140mあたりで一気にスプールが急速回転し、ラインがはじけ飛んでいった。

●ようやくのアタリを捉えた●

 引き具合からして中型のマダイと判断できたが、時間を掛けてようやく掛けた魚だけに緊張しながらのやり取りを繰り返す。そして無事に玉網へと導き、ようやくこの日の一匹目をゲットした。

●65cmのマダイ●


■続く魚は…■

 完全フカセの場合は「一度仕掛けが合えば釣果が続く」と言われているので、慌てて次の魚を得るべく仕掛の投入を再開する。
 しかし、ようやくの一匹を釣った時からイヤな予感があった。それは船が風に振られて大きく移動し、やり取りの途中から、魚が船首の方向からやって来ることに気付いたからだ。そしていつものようにボクの場合は、イヤな予感がどうにもこうにも当たってしまうのだ。
 次の流しからは船首方向、つまりは釣り人が言うところの”アンカー潮”になっていた。勿論、完全フカセ釣りでは最悪の潮だ。
 状況改善のため船長はアンカーロープの取り回しを変えたり、アンカーそのものを打ち替えてて何とか修正を試みるが、ハリに刺したエサが残ることが多くなり、明らかに食いが落ちた状態になっていった。
 しかし、船長やボクの努力の甲斐もなく、以後は灯が消えたようにこの日の釣りが終わってしまった。勿論、目当てのメダイはボクにはゼロで、惨憺たる結果となった。

■この日を振り返って…■

 魚のタナを探すには、例えば磯のグレ釣りの場合だと、サシエサが取られるまでウキ下を1ヒロ(約1.5m)単位で深くしてゆき、取られたら30cmずつ上げてゆくという方法がある。しかし、沖釣りの場合は水深が深いだけに、そんなチビチビとした単位でやっていると時間がいくらあっても足りない。
 後悔先に立たずではあるが、思い返せば「早い段階で、思い切って送り出し量を40mにしていれば展開が変わっていたかも?。」であり、失敗の原因は、その前にチビチビをやってしまったが為の時間切れだった。
 今ある状態から大きく変える方が正解なのか、少しずつ変える方が正解なのかは、その日その日の条件次第であり、判断が難しいが、「その辺の勘所が早く掴めるようにならねば。」と今更ながらに再確認した釣行だった。
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初釣り

2013-01-19 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■初めての乗船■

 年が明け、初釣りとなった。
 近頃すっかり磯釣りには縁遠くなって、専ら沖釣りへ向かっているが、初釣りもその例に漏れず、乗船したのは大海丸(たいかいまる)という、西舞鶴の和田地区というところから出港している釣り船だ。
 以前、この大海丸と同じ桟橋から出船する僚船によく乗船していた。二船は帰港した際にお互いの船の釣果を確認しあったりしていたのだが、その際、大海丸を「よく釣らせる船だ」と感じていたし、一般に評価も高いようだった。時は流れ、その僚船は廃業してしまったが、縁あって今回はその大海丸に初乗船となった次第だ。

●桟橋に係留中の大海丸●


■まずはメダイ狙いのハズが…■

 当日は「冬の日本海側としては、少しはマシ」な状態ではあったが、そうはいっても空は鉛色に近く、波高も1.5m近かった。そんな冬型の気圧配置が少し緩んだ天候の中、舞鶴湾を出た大海丸は冠島と経ヶ岬の中間あたりへ向かった。

●鉛色の空と、冠雪する丹後半島●

 これは、予め船長に「まずはメダイを」との希望を伝えていたためで、まずはその辺りの魚礁に回遊するであろう、そのメダイを狙ってのことだ。

 実釣開始。天秤ズボ仕掛をセットし、まずは水深100mからハリス分5mを切ったタナを攻めた。勿論ここでエサ取り達にエサを取られれば5mずつタナを上げてゆくつもりだった。
 普段のマダイ狙いで8mから長くて20mを使っている人からすれば、「ハリスが5m」というと、短く感じるかも知れないが、マキエサの周囲でエサを拾うマダイと違ってメダイはマキエサに突っ込んで来る習性があるので、短めにしないとアタリが遠退くからだ。
 サシエサには当初、2本バリの両方にオキアミを装餌し、取られ具合によって、イカの短冊、ホタルイカ、サンマの切り身と交換して様子を伺うことにした。

 仕掛を狙ったタナの3m下まで降ろし、そこで大きく竿をしゃくって一度カゴのマキエサを振り出す。次に、3m巻き上げて狙ったタナで二度目の振り出しを行ったら竿受けにセットしてアタリを待つ。ここから6分のインターバルで仕掛を回収するつもりなのだが、その中間の3分でもう一度マキエサの振り出しを行う。そして再びアタリを待つのだが、二度目の振り出しを行った直後に竿先から絞り込まれていった。

 最初の一投からのアタりに胸が一瞬高鳴ったが、引き自体は大したことはなく、すぐにメダイではないと判断できた。案の定、上がってきたのは中小型のマダイだった。

●40cmほどのマダイ●

 続いて兄の竿も舞い込んで、ボクの釣ったサイズよりも一回り大きなマダイを仕留めた。

●マダイを巻き上げ中の兄●

 出来過ぎのスタートに驚くが、こういった場合は野球のスコアで言うところの「隅一(すみいち)」になることが多く、いつものようにイヤな予感が漂っていた。そしてその予感が現実のモノとなってゆく…。それ以降、少しエサ取りが増えたかと思ったが、それが収まるとエサが残りっぱなしの状態が続くようになってしまったのだ。

■今年初のメダイ■

 不調になった原因は色々とあろうが、風と潮流と野向が互いに真逆に近い状態であることが一番であると考えられた。その影響で船の左右へのブレが激しく、見た感じでは風の強弱によって30m近くもポイントからズレてしまうのだ。
 しかし、自然現象なので致し方なく、こちらとしては黙って仕掛を打ち返すしか手立てがないのだが、これが2時間近くも続いた。辛い時間を過ごす中、丁度沖合の冠島の二島の中心に船が収まる辺りで、ようやく竿先がふわっと動いた後に大きく舞い込んでいった。
 「このアタリはメダイに違いない。」と思った矢先、強烈なファーストランが始まった。それをいなしてこちらが逆襲体制を取った途端、道糸から伝わる生命感が無くなった。不運にもハリ外れだった。
 食ってきたのは上バリに装餌していたイカの短冊だったから、メダイの回遊を確信した以後は、それのみを装餌して次のアタリを待ち構えていたが、そこから1時間、またもや沈黙の時間が続いた。
 そして再び先ほどと同じ位置に船が落ち着いた途端に同様のアタリがボクの竿を襲った。
 サイズ的には特大ではないものの、何度も繰り返すしつこい締め込みはメダイに違いなく、慎重にやりとりを繰り返す。

●間違いなくメダイの締め込みだ!●

 貴重な魚の引きを味わいつつ、無事にゲットできたのは紛れもない待望のメダイだった。

●今年初のメダイ=70cm弱●

 しかし、続くアタリは皆無だった。隣で頑張る兄も同様だったが、メダイの味を知っているだけに、また、家で野菜のみを買って鍋を構えている家族のためにも諦めるわけにはいかない。
 なんとか粘ってみるものの、あまりのアタリの無さにとうとうギブアップの時間がやってきた。
 

■フカセ場へ■

 時間は午後二時半を過ぎていた。船長と相談の結果、冠島の周囲で完全フカセ釣りを行い、様子を見ることになった。

●完全フカセ仕掛に交換●

 この頃、北西からの風が少し強さを増していたため、風裏になる小島の東側の水深45mラインで竿を出すことになった。
 アンカーを入れ船が落ち着くと早速マキエサを巻き始めるが、最悪にも船首につながれたアンカーロープの方向に流れる潮だった。
それでも「島に沿って流れてくれれば大丈夫」という、船長の言葉を信じて仕掛の投入を開始する。
 潮流は遅く、一流しあたりにかかる時間は長く、イライラさせられたが、一投目は65mで回収した。餌が残ったので次は80mまで流す。今度は餌を取られたので、次はサルカン部に発泡ウキの6番を入れ、仕掛の浮力を上げて、やや上のタナを流れるようにする。
 そして、この仕掛を65m送り込んだ時、アラーム音と共にリールが急速逆転を始めた。指でスプールを押さえ、クラッチを入れてやり取りを開始する。しかし、アンカーロープの方向に魚が居るだけに、こういった場合は半ば強引なやり取りが必要になってくる。その締め込みから、青物の予感が始めから漂っていたから、巻き上げ速度を早めにしつつもドラグの調整を繰り返して相手との距離を詰めてゆく。
 やがて船縁まで来た魚を船長が確認し、
 「おめでとう、本命のヒラマサです。」という言葉が漏れた瞬間、嬉しさがこみ上げてきた。

●今年初ヒラマサ=65cm級●

 しかし、またもや後が続かなかった。
 流せども流せどもアタリが無いばかりか、エサすら取られないようになり、それどころかやがては流した仕掛が根掛かりしたり、アンカーロープに巻き付いたりのトラブルが続発し始めた。そして、釣りならない状態に嫌気が差して、またもやメダイ狙いの深場への移動が始まった。


■生命感ゼロ■

 移動したのは75mラインの魚礁だった。
 「さぁ、戦闘再開」と意気込んだものの、ボクの場合悪い方によく当たる天気予報通りに雨が降り始めた。しかも次第に雨脚は強くなっていった。

●降り注ぐ雨●

 一般の人であればこんな状況下で外に立つ、ましてや船に揺られながらなんてことはバカ以外に思えないだろうけど、その通りの我ら釣りバカ兄弟は懸命に釣り続けた。
 しかし、エサは取られず、それどころか海からの生命反応を全く感じない状況だった。そして雨音が変わったと思った途端、雨は雹(ひょうう)と変わって指先が凍えるようになり、「これ以上の継続は無理」と判断してこの日の釣りが終わった。


■振り返って■

 この日は逆潮が続き、終始釣り辛かったが、それに加えて水温低下でもあったのだろうか?、完全な食い渋りでアタリが続かず、朝一以外は全て単発であった。そんな状況下であっても、天秤ズボ釣りでの本命魚であるメダイと完全フカセ釣りでの本命魚であるヒラマサを各一ながらゲットできたことは「幸先良い」と判断しても良いのかも知れない。
 今年も沖釣りでスタートしたワケだが、昨年は、どの釣りにおいても思うような釣果を得ていなかったので、今回の釣果が小さいながらも発火点となって、やがては爆発する=爆釣に繋がるようになってもらいたいものだ。
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今年も志賀高原から

2013-01-12 12:30:00 | アウトドア・スポーツ
■今年もスキーでスタート■

 正月休暇は今年も長野県中野市内で過ごし、その内二日間は志賀高原のスキー場へと向かった。

 今回の訪問でも我ら家族は日帰りを二回繰り返したが、宿のある麓の中野市から30~40分で志賀高原へ到着するので、そんなに苦にはならない。しかし、標高の高さでは上位に入るスキー場だけに、アプローチ道の後半15kmは、よほどの暖冬でもない限り、ウインタースポーツ適期を通して全面凍結区間になるから注意が必要だ。そのため、ボクを含めてやって来るほとんどの車がスタッドレスタイヤを装着している。もし、ノーマルタイヤ+チェーンの組み合わせでここへと向かう場合は、かなり神経を使うことを覚悟しなければならない。

●全面凍結する志賀高原へのアプローチ道●

 そんなこんなで、スキー場の周囲に到達したが、一ノ瀬や高天ヶ原といったスキー場の駐車場は宿泊客専用のところが多く、日帰りの場合はどうしても駐車場の規模が大きい焼額山(やけびたいやま)スキー場が頼りになる存在になる。例年、我が家でも奇跡?が起きない限りここに駐めている。今年も例外ではなく、第一ゴンドラ付近の駐車場に入ったが、準備を進めてゴンドラ乗り場に向かうと、意外にも混雑していた。
 「スキー場人気回復か?」と思ったのも束の間、緊急点検のため第二ゴンドラが休止していたために集中していただけであった。

●20分待ちだった第一ゴンドラ●

 ゲレンデに出てみれば、いつもの志賀高原であり、ほとんどのリフト待ち時間は無し~数分以内の、昔の正月期では考えられないような状況だった。
 ストレスなく滑ることができるゲレンデは自ずと滑走数も増えてくるから、「昔に比べて初心者のレベルアップも早いんだろうな~。」と、昔を知るオジサンとしては、羨ましくも思えてくる。

●焼額山・パノラマコース●

 そんなこんなで二日間をスキー場で過ごし、もう伸びはしない自分のテクニックの、衰え具合をチェックするのみだったが、今年50歳を迎える身として「スキーヤーとしての寿命は、あと10年くらいだろうか?」「息子に子=孫ができて、その子と一緒に滑ることができるのだろうか?」なんて思考が自然と駆け巡るようになっていることに少々ヘコんでいた。

■ゲレ食■

 ゲレンデサイドで採る食事を「ゲレ食」ということを雑誌で知ったが、志賀高原内での「おすすめゲレ食」を紹介しておく。
 場所は一ノ瀬地区で、ファミリーゲレンデを上に望んで右手にあるゲレンデサイドのレストラン(と言うか、「食堂」と言うか…)群を右手に進んでいったところの「ジャパン志賀」というホテル内にあるのが「エスニック・カレー・バイキング」だ。
 ここのカレーは、ネパール系で、その実ネパールの方々が直々に調理している。価格は¥1500で、周りのゲレ食よりはやや高めになるが、都市部で食っても相場はその程度なので、エスニック・カレーとして特別なモノでもない。

●ホテル前に架かるカレー店の看板●

 メニューは“カレー・バイキング”なので、1種類しかなく、オプション設定でドリンクバーがプラスされるのみだ。
 カレーは「マトン(羊肉)」、「キーマ(挽肉)」、「チキン」、「野菜」の4種類で、これを「ご飯」もしくは「ナン」に着けて食べる。他に「ネパールの焼きそば」、「サラダ」、「漬け物その他」もあって、全てが食べ放題だ。

●カレーと特大の焼きたてのナン●

 肝心の味を「書き言葉」で表現するのは難しいが、都市部にあるネパール・カレーの店と同等かそれ以上であり、ここに通い始めて2年目になる我が家では、今ではスキーとセットで楽しみにしているくらいだから、その程を想像して欲しい。


■安値安定?■

 以前にも書いたが、スキーばかりかスノーボード人口もジリジリと減り続けている。よくよく考えてみると、スノー・スポーツは金がかかる。板&ブーツ、ウエアの他、交通費と燃料費、車とそれに装着するスタッドレス・タイヤもしくはタイヤ・チェーン等々、それらをトータルするとかなりの出費になる。だから、太平洋側にある都市部などからのスキーヤー&ボーダーが特に減っているようで、現状はスキー場に近い地元の人達がかろうじて支えているように思える。
 そんな状況だから、これまでに閉鎖されたスキー場が多数在り、たとえ存続していても懸かるリフトの数を減らしたり、コース自体の数を減らしてコストダウンをしているスキー場がかなりの数に上っている。そして、ここ志賀高原も例外ではなく、近年まであったコースやリフトが少しずつだが減っている。
 現況では何らかの理由で不人気になっているスキー場は淘汰され、残ったモノだけが「安値安定」といった感じで存続している。しかし正月でも混雑しない状況の中、それすらいつまで続くのかは予想できない。まさか、「ボクがスキーができなくなる前にスキー場が更に激減する」といった極端な話にはもうならないだろうが、確信はない。後輩達のためにもそんなことのないよう、祈るのみだ。
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あけましておめでとうございます

2013-01-05 12:30:00 | その他
 あけましておめでとうございます。

 只今充電中につき、更新は12日からになります。それまでの間しばらくお待ち下さい。
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