中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

奈良見物

2015-04-25 12:30:00 | 旅行
 先週は釣りには行かず、奈良見物。

 春日大社の特別拝観



を終えた後、興福寺へ。



 ここでも再建中の中金堂が組まれた足場の上から見られる、特別公開?を体験する。



 手前のブースでは“鑓かんな”を使って削る実演をしており、



先人たちから受け継がれる、ワザを目の当たりにする。



 ここも薬師寺などと同じく、現代の建築法に照らし合わせて、基礎部分を鉄筋コンクリートにしているようだったが、例えばよくある再建城郭のように“まるでビル”にはならないように様々な工夫が凝らされているようであったので、完成後が楽しみだ。

 最後に宝物庫で、八部衆、特に有名な阿修羅像とご対面した。これらの像は脱乾漆像であることは息子の、日本史の試験を手伝って知ってはいたが、割れた五部浄像の断面を見ていて、今で言うところの樹脂&グラスファイバーの組み合わせと同じだということに改めて気付かされた。1300年近く前に“軽くて強い”工法を知っていた事に驚くと共に、先人達に敬意を表す瞬間だった。

 まぁ、先週は釣りには行けず、レポートはこんなところです。

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片目が開いた!

2015-04-18 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■二週連続で■

 先週の出来事で心中に沸いたモヤモヤを解消すべく、二週連続で京都府経ヶ岬沖の白石グリへと向かった。
 今回は、いつもの日本海41は予約で埋まっていたため、同じ京都府内でも宮津市の獅子(ちし)港から出船している、栄航丸さんにお世話になった。と言っても初めてではなく、かれこれ3年ぶりの乗船だった。


●栄航丸さん●


■寒~い釣果■

 少し早めに出船して、途中の魚礁でメダイの残り物を狙ったが、天秤ズボ用の道具を汚しただけの、全くの不発状態ですぐに白石グリの入漁時間の11時を迎えたので移動開始。
 白石グリに到着後に魚探で探った結果、船長は船団から少し南に離れた位置でアンカーを入れ、ここで完全フカセ釣りを開始した。
 当初の状況は、この地域では厄介な、北東からの風がそこそこ吹いていたが、西からの本潮かやや速めのスピードで流れているので船位は安定しており、仕掛も右舷方向にウマく流れてくれたため、障害があるような感じはなかった。

 久しぶりの“食いがよいとされる本潮”に期待を込めて仕掛を流し始めたが、200m流しても250mと、何度流してもエサが盗られない。その様子を見た船長が「魚探で確認すると根回りに魚が浮上せず、べったり気味に着いており、こういう傾向は、2枚潮の際の起こる」との見解を下す。
 その実、上潮の層をオモリを使って突破させてみると、エサが盗られ始めた。
 しかし、オモリの重さを変えたり、リールのメカニカルブレーキの調整を繰り返しても“ウマくいかない感”がずっと漂い、な~にも起こらない時間が刻々と過ぎていった。
 そして目に入るのは潜水艦

●大物?の潜水艦●


と、手に入るのは、小さなガシラ

●小物のガシラ●

という、先週に引き続いての悲惨な時間が過ぎていった。
 それでも孤軍奮闘し、諦め気味の同船者が寝込んでいる間も懸命にマキエサを撒きながら釣り続けていたが、全く傾向は変わらなかった。

■好転■

 そうこうしているうちに早、午後3時を過ぎ、この日最後の移動を決意した船長は北側の船団方向に船を走らせた。ここにははいつもの日本海41がアンカーを降ろしていて、どうやら釣り客が竿を曲げているようだった。その様子から潮の変化を察知し、お裾分けをいただこうと、我が栄航丸も、この南側にアンカーを降ろすことになった。

●隣の日本海41●


 ボクは船上から、日本海41の船長に挨拶。情報を聞くと、たった今食い始めたそうで、70cm台のヒラマサを仕留めたそうだ。こちらも早速準備し、実釣を開始するが、こちら側からは200mほど流してもエサが盗られる様子はなかった。
 そんな中、、またもや隣の日本海41で大きく竿を曲げているシーンが目に入った。それは船首で助っ人として竿出していた船長だった。かなりの大物のようであり、しかも手巻きのタックルを使用していたため、やり取りにかなり時間がかかっていた。結果、残念ながら取り込みには至らなかったようだが、大声を掛け、情報収集のために魚が食った距離を聞いてみると、「230m!」との返答があった。
 その情報から、隣との30~40mほどのズレとリールの違いによる誤差を考慮して、とりあえず次の投入では280mまで道糸とハリスの間に小型のサルカン1個のみのを装着した仕掛を流すことにした。
 潮通しが良い状況だったが、280mまではそれなりの時間がかかる。この距離の間でエサが残っているというあてもなく、不安が募る中、イラチな性格を押さえて耐えていると、読み?通り、ものの見事に280mでリールのラインが急速逆転を始めた。そして待ちに待った魚とのやりとりが始まった。

■本年第一号■

 掛けた距離が距離だけに道糸の伸びが多い分だけ感触がダイレクトではなく、相手が何だか判断が付かないままに徐々に距離を詰めてゆく。竿を叩く様子がないだけにマダイではなくて青物のようだが、重量感があるが、強烈な引きがないので、「ブリ系だったら嫌だな。」なんて、ここまでの釣果を考えれば贅沢なことを思いながら、足下の水深分近くまで引き寄せるに至った。
 だが、ここから相手が本領発揮し、その強烈な引きから大型のヒラマサとの確信を得た。

●手前に来てからの締め込み●


 ドラグの調整を駆使して、一旦は、サルカンの見える距離まで詰めたが、ここでまたもや強烈な走りが始まった。
 道糸が短くなってショック吸収性が減っている、こんな時に船影や玉網に驚いたヒラマサが疾走することが多く、ハリスを切られる可能性が高まるので注意が必要だ。
 その対策としてボクは、船際まで寄せた時点で、右手に竿を持ち替えてリール前の、竿のフォアグリップを握り、“チヌ釣りのタイコリール”の操作法と同じく、リールのクラッチをオフにし、左手の親指でスプールを押さえて急な走りに備えている。そして、相手が潜り始めたら、竿を前に付き出すか、走る方向によっては海中に突っ込んでまで舵やスクリューに道糸が絡まないようにかわしつつ、左手親指の押さえの強弱で道糸の出し具合を調整して、相手の走りをコントロールするようにしている。
 この方法はドラグを調整するよりも瞬時に細かく対応できるため、船際の攻防では欠かせないと思い、ボクは常に実行していて、今回も、それが決まって何とか玉網までの誘導に成功した。
 網にハリが引っ掛かって、ウマく入らずヒヤリとしたが、頭が入ったのと同時に手を伸ばして尾ビレを掴んで無事にゲット。正体はこの地域では大型と言って良いサイズのヒラマサだった。

●94cm!●

 ヒラマサゲットの後も、続きそうな雰囲気はあったが、実際は小型のマダイが来たのみで、同船者が79cmのヒラマサを釣ったのを最後に火が消えたようになった。
 そして、最後の最後まで粘ってみたが、それに応えてくれる魚がないままにこの日の釣りが終わった。


■本格化■

 一日を振り返って痛感したことは、他船からの情報を得ることの重要性だ。
 普段であれば、隣で食わせた仕掛を横目で見て観察したり、「何mで食いましたか?。」などと、実際に確認するといった、自船内の情報収集は当たり前のようにしているが、今回のように全員が頭を抱えている状況下では、ままならない。まさにそれは「にっちもさっちも行かない」状況だが、そんな時でもふと回りに目をやると、他船で竿を曲げるシーンに出くわすことがある。いつもであれば、それでも「うらやまし~な~。」なんて思いがするだけであったが、今回は隣でよく知る船長が実際に魚を掛けていたことが幸運だった。「今度会ったら冷やかしてやろう。」との思い?から、自然と注視できたのだ。そして、たまたまやり取りの時間がかかっていることから「あれっ、遠くで掛けたのかな?。」と気付くことができ、実際に声を掛けることで正確な距離を把握した。その甲斐あって、ようやく1本モノにできた次第である。
 「もし、あの時、流した距離を聞いていなければ…。」と考えるとゾッとするが、これを教訓に、これからは違った目で他船を見ることができるだろう。たとえそれが知り合いでなくても、やり取りの時間や竿の角度から、食わせた距離を推測できる他、得られる情報は多いと思う。

 そんなこんなで、なんとか1本ゲットしたが、アレコレ考えると片目が開いた状態程度の喜びで、決して全開の雰囲気ではない。先週あたりからぼつぼつ顔を見せ始めた白石グリの春ヒラマサは、どうやら本格的なシーズンに入った模様だ。今後もボクのチャレンジは続くが、チャンスはあと1~2回だろう。その短い間に納得のゆく釣りが展開できて、心の全開に至るのだろうか?。
 
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やってしまった…

2015-04-11 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 先日の日曜は天候が思わしい状況ではなかったが、何とか乗船し、白石グリに向かうことができた。
 現地の状況は、風が西から強めに吹き、潮が南東方向から来ていて、少し複雑な中でのスタートだった。

●何とか完全フカセ釣りをスタート●


 開始直後はサルカン1個のみで接続した仕掛を流していたが、殆どエサが盗られないという、思わしくない状況が続いていた。
 小一時間を経ても状況が変わらず、船長から「あと2投してダメだったら、移動するよ。」との声が掛かる。
 一旦仕掛を回収するとエサが盗られており、「何か状況が変わった。」と直感し、7番の発泡ウキを装着し、仕掛を浮かせてエサ盗りの上層を流して様子を伺うことにした。
 すると、隣の釣り人が何か大型の魚を掛けた。引きの質から始めは「メダイか?。」との声も上がっていたが、これが何と何と80cmチョイのヒラマサだった。


●隣のヒラマサ●


 「今年も居るヤン。」と喜び、横で期待を膨らませて流していたが、ボクは不発。回収した仕掛はエサが盗られていたのだが、ここで一考するため、隣の釣り人の仕掛と比較してみた。
 隣とは、道糸の太さは同じ6号で、最初の手たぐりの送り出し量も同じ20m。違いはボクのBB入りサルカン1個に対して大きめのスナップサルカンを2個装着している点と、仕掛はボクの7号6mに対して6号12mだったが、一番の違いは、リールの回転の軽さだった。隣はボクの半分くらいのスピードしか回っていなかったのだ。
 そこで対策として、仕掛の違いは初期の馴染みの問題なので、送り出し量を増やし、回転の遅いリールはそのテンションで仕掛全体が浮き気味になるハズなので、発泡ウキのサイズを7から8に上げて更に上層を流すことを想定した。
 「これで食うかも?。」と、上記のセッティングで流してみたが、意に反してアタたらず、次の1本も隣の釣り人が連続ゲットしたのだった。

●隣の2本目●


 その横を流していた、ボクの仕掛はエサが盗られるだけだったというのに…。


 その後はピタリと食いが止み、忘れた頃にマダイがボク以外の同船者全員にポツンとアタる状況に陥っていた。
 アレコレと試したが、結局は「隣と同様にはならない」と判断し、「だったら、自分の釣りを貫き通すのみ(カッコイイ!)」と、ボクは仕掛の調整を懸命に繰り返していた。それこそオモリBを打ったモノから発泡ウキ8番+7番のW装着まで…。

 その努力が実ったのは午後5時頃の出来事だった。その時点でのエサの盗られ具合から、発泡ウキ8番を1個装着していた仕掛が180mラインを通過した辺りでリールが急速回転し、この日初のアタリを捉えたのだ。
 引きは強烈とは言えないまでも結構なモノで、途中でリールが巻けずに止まるほどだった。しかし喜びも束の間、130mを切ったところで「クチュッ」とした感触があって、生命感が伝わらなくなった。ハリ外れである…。


 その後も状況が好転しなかったが、特に最後の一流しは印象的だった。またもや隣の釣り人がマダイ+ツバスをWでゲットしたのだが、ボクの仕掛は280mまで流して回収したにも関わらず、エサが残っていたのだ。
 そして、ついにこの日、ボクの船釣り史上初めて「外道や小魚すら触っていない、完全ボーズ」を記録したのであった。まさにタイトル通りの「やってしまった…」である。

 振り返ると、この日は「活性が高くない本命魚達が同じところを回遊し、たまたまエサが目の前を通りかかった時だけ口を使う」といった状況だったように思う。これは終始、仕掛のセッティングをほとんど変えずに流し続けていた隣の釣り人に釣果が集中し、130m前後という距離で殆どの魚が食ってきたことからも想像できる。
 結果論的になるが、リールのメカニカルブレーキを絞ってスプールの回転を遅くし、もう少し重くした仕掛をエサの盗られ具合に応じて流す距離だけを変える、“隣の完コピスタイルで粘る”という手があったかも知れない。しかし、実質ヒラマサの時合いはたった2流しの間しかなかったため、状況上は探り続ける他無かったし、ボクの性格上からも、ずっと同じセッティングで流し続けることはできない。ましてや、隣とは違って1本も獲っていない状況下では、粘りを支える信念を持てなかった。
 そして仕掛を終始いじくりまくって「裏目裏目の完敗」を招いてしまったのだ。(まぁ、全てボーズの言い訳だけどね…。)

 とは言え、今年も80cm台のヒラマサが白石グリを回遊し始めたことを確認できてホッとしている。「『初回でコケたから、後は上昇あるのみ。』として通い続けよう。」と、思ったら、今後の日曜日は満船状態で予約が困難な状況に陥っている。焦燥感は募るばかりだ。

 
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続いてのハズが…

2015-04-04 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 先週の日曜も出漁予定で準備を進めていたのだが、全日夕刻になって、船長から「貧果が続いているからヤメた方がイイ。」と、まさかの連絡が入った。船長の正直な意見を無視して強行してもロクな事がないので、取りやめになった。そして、明日に予約を入れ直して再チャレンジの予定だが、どうなる事やら…。
インターネット情報によれば、3月31日に94cmのヒラマサが仕留められているということなので、これから白石グリ方面での釣果は上向くに違いない。個人的にも、そろそろ苦悩のトンネルから抜け出しても良い頃なのだが、その日は、いつになるのだろうか…。
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