■恒例の夏キャンプ■
毎年恒例になっている、数家族集まっての夏キャンプ。子供たちの成長や諸事情も手伝って、一人欠け、二人欠け、参加人数が減ってきたのはチト寂しいが、今年も予定通りに執り行うことになった。
毎年のように襲い来る猛暑を避けて楽しむには、「高原のキャンプが一番」ということで、さんざん迷った結果、向かうは八ヶ岳の北、長野県南佐久郡小海町にある、松原湖高原オートキャンプ場と相成ったわけである。
このキャンプ場を選んだ理由は、「予約無しのフリーサイト(=満杯にならないからこのシステムが組める)」、「標高が1300m付近(=標高が100m高くなるごとに、気温は0.65℃下がり、自宅付近よりも8℃以上低い)」という、「人混み嫌い、暑さ嫌い」であるボクの条件を満たしていたからだ。
■買い出し■
キャンプ場の麓には「ナナーズ」という、小規模のスーパーがあって、そこでの買い出しが便利だが、規模が規模だけに思うような食材が揃わないことも考えられるので、関越道からのアプローチであれば、佐久付近の大型スーパーを利用するのが得策のように思う。
また、中央道からのアプローチであれば大型店舗は少ないので、長坂、須玉インターからの国道や幹線道路沿いのスーパーをチェックしながら先へ進む方が安心だろう。しかし、こと野菜関連については、そう心配することはない。なぜなら両インターからのアプローチ道沿いは、日本では有数の高原野菜の産地であり、直売所の数も多いからだ。
中央道経由で現地に向かった我ら家族は、国道141号線沿いに数ある直売所の中でも有名店である、ヤマホ青果に立ち寄ることにした。
特に付近で豊富に栽培されている、キャベツ、レタスといった基本中の基本である野菜は一玉¥100以下であり、かなりお買い得だ。
また、夏季限定にはなるが、採れたてのトウモロコシの味は格別であり、勿論、今回のキャンプのために購入した。
■キャンプ場内■
八ヶ岳を左に見て回り込んで小海町内へ、国道141号線から松原湖方面に入り、8kmほど山間を走れば現地に到着する。
サイトに着くと、ビックリ、敷地は思った以上に広大だ。いくつかのエリアに分かれていて、それぞれに特徴はあるが、全体に直接日差しが届くようなところはなく、ウマく考えられている。人気があるのは便利な管理棟近く、逆に空きスペースが多いのは管理棟から遠い位置のエリアになる。
我々グループは当然のように管理棟から一番遠いエリアに入る。
運良く撤収中の家族があり、入れ替わることで無事にスペースを確保することができた。
そして、ここから2泊3日のキャンプがスタートした。
■場内施設■
広大なキャンプ場と言っても、付近は一帯開発によって様々な施設が造られていて、来訪者を飽きさせない。
中でも秀逸なのが、車で5分とかからない位置にある温泉施設「八峰の湯(やっほーのゆ)」と、マレットゴルフ場だと思う。
八峰の湯は、露天と屋内のかけ湯流しの浴槽があり、サウナ等、浴内施設も充実している。ただし、露天風呂のみ、やや塩素臭があったのは残念であったが、これも「お上の指導」の結果なので、致し方ない。
そして、マレットゴルフ場は3コース、計54ホールもあって、ほぼ一日中遊ぶことが可能だ。
マレットゴルフとは、ハンマーのようなクラブでボールを打ち、自然地形を利用したコース上で打数の少なさを競うルールで、よく似たグランドゴルフとは違って、ちゃんと掘られた穴にボールを入れなければならない。だから穴に落とす快感?もあるので個人的にはこちらの方が好みだ。また、芝の上を転がすパターゴルフよりも自然の障害物や地形のウネリも大きいので、運、不運の要素も大きく、大人と子供の差が出にくいところがある。従って、家族全員が楽しむことができると思う。
また、施設内にはニジマスの釣り堀、MTBのレンタルと専用コース、パターゴルフ、簡易的なフィールド・アスレチック等もあるので、長期滞在しても”遊びネタ”には困らない。
■夜の楽しみ■
訪問期間中の夜は薄曇りがかかって視界が広がらなかったが、天文観測所も多い八ヶ岳一帯は、晴天時の夜空に浮かぶ星々の多さでも有名だ。ここ松原湖周辺も、その例に漏れず、他者のホームページ等で確認する限り、「素晴らしい」の一言だ。
樹木が覆うサイトではそれは難しいが、見晴台もあるので、いずれ機会があればそこからの眺めを見てみたいものだ。
まぁ、それが無くとも、キャンプの夜は楽しくふける。焚き火を囲んで友と酒を飲みながら、ぐだぐだと話す時間は貴重な時間だ。
■周辺観光■
キャンプ中は場内近辺での遊びが優先されるが、現地と中央道の行き帰りには日本有数の高原観光地である「清里(きよさと)」があるので、そこに立ち寄るとイイだろう。
知っている人も多いとは思うが、付近には有名牧場が多数有り、そこで販売される、チーズ、牛乳、ソフトクリーム等の乳製品は高品質でウマイ物が多いとされている。上述した野菜の直売所と合わせて牧場関連の施設を巡ると楽しいと思う。
しかし、それが無くとも、何と言ってもこの辺りの風景は格別なのだ。従ってそれを眺めるだけでもここに来た甲斐があると思う。
自宅のある西宮からだと、アプローチに5時間程度かかるキャンプ場だったが、長時間かけてやって来るだけの値打ちがあり、既に来年夏のキャンプの筆頭候補となっている。今までに何カ所か巡った中で、ボクにとっては最高点に近いキャンプ場だったことは間違いのないところだ。
毎年恒例になっている、数家族集まっての夏キャンプ。子供たちの成長や諸事情も手伝って、一人欠け、二人欠け、参加人数が減ってきたのはチト寂しいが、今年も予定通りに執り行うことになった。
毎年のように襲い来る猛暑を避けて楽しむには、「高原のキャンプが一番」ということで、さんざん迷った結果、向かうは八ヶ岳の北、長野県南佐久郡小海町にある、松原湖高原オートキャンプ場と相成ったわけである。
このキャンプ場を選んだ理由は、「予約無しのフリーサイト(=満杯にならないからこのシステムが組める)」、「標高が1300m付近(=標高が100m高くなるごとに、気温は0.65℃下がり、自宅付近よりも8℃以上低い)」という、「人混み嫌い、暑さ嫌い」であるボクの条件を満たしていたからだ。
■買い出し■
キャンプ場の麓には「ナナーズ」という、小規模のスーパーがあって、そこでの買い出しが便利だが、規模が規模だけに思うような食材が揃わないことも考えられるので、関越道からのアプローチであれば、佐久付近の大型スーパーを利用するのが得策のように思う。
また、中央道からのアプローチであれば大型店舗は少ないので、長坂、須玉インターからの国道や幹線道路沿いのスーパーをチェックしながら先へ進む方が安心だろう。しかし、こと野菜関連については、そう心配することはない。なぜなら両インターからのアプローチ道沿いは、日本では有数の高原野菜の産地であり、直売所の数も多いからだ。
中央道経由で現地に向かった我ら家族は、国道141号線沿いに数ある直売所の中でも有名店である、ヤマホ青果に立ち寄ることにした。
●ヤマホ青果●
特に付近で豊富に栽培されている、キャベツ、レタスといった基本中の基本である野菜は一玉¥100以下であり、かなりお買い得だ。
●レタス&キャベツ●
また、夏季限定にはなるが、採れたてのトウモロコシの味は格別であり、勿論、今回のキャンプのために購入した。
■キャンプ場内■
八ヶ岳を左に見て回り込んで小海町内へ、国道141号線から松原湖方面に入り、8kmほど山間を走れば現地に到着する。
●幹線道路沿いの案内板●
サイトに着くと、ビックリ、敷地は思った以上に広大だ。いくつかのエリアに分かれていて、それぞれに特徴はあるが、全体に直接日差しが届くようなところはなく、ウマく考えられている。人気があるのは便利な管理棟近く、逆に空きスペースが多いのは管理棟から遠い位置のエリアになる。
我々グループは当然のように管理棟から一番遠いエリアに入る。
●周囲の様子●
運良く撤収中の家族があり、入れ替わることで無事にスペースを確保することができた。
●我がグループのサイト●
●「森のキッチン」も完成●
そして、ここから2泊3日のキャンプがスタートした。
■場内施設■
広大なキャンプ場と言っても、付近は一帯開発によって様々な施設が造られていて、来訪者を飽きさせない。
中でも秀逸なのが、車で5分とかからない位置にある温泉施設「八峰の湯(やっほーのゆ)」と、マレットゴルフ場だと思う。
●八峰の湯(やっほーのゆ)●
八峰の湯は、露天と屋内のかけ湯流しの浴槽があり、サウナ等、浴内施設も充実している。ただし、露天風呂のみ、やや塩素臭があったのは残念であったが、これも「お上の指導」の結果なので、致し方ない。
そして、マレットゴルフ場は3コース、計54ホールもあって、ほぼ一日中遊ぶことが可能だ。
マレットゴルフとは、ハンマーのようなクラブでボールを打ち、自然地形を利用したコース上で打数の少なさを競うルールで、よく似たグランドゴルフとは違って、ちゃんと掘られた穴にボールを入れなければならない。だから穴に落とす快感?もあるので個人的にはこちらの方が好みだ。また、芝の上を転がすパターゴルフよりも自然の障害物や地形のウネリも大きいので、運、不運の要素も大きく、大人と子供の差が出にくいところがある。従って、家族全員が楽しむことができると思う。
また、施設内にはニジマスの釣り堀、MTBのレンタルと専用コース、パターゴルフ、簡易的なフィールド・アスレチック等もあるので、長期滞在しても”遊びネタ”には困らない。
■夜の楽しみ■
訪問期間中の夜は薄曇りがかかって視界が広がらなかったが、天文観測所も多い八ヶ岳一帯は、晴天時の夜空に浮かぶ星々の多さでも有名だ。ここ松原湖周辺も、その例に漏れず、他者のホームページ等で確認する限り、「素晴らしい」の一言だ。
樹木が覆うサイトではそれは難しいが、見晴台もあるので、いずれ機会があればそこからの眺めを見てみたいものだ。
まぁ、それが無くとも、キャンプの夜は楽しくふける。焚き火を囲んで友と酒を飲みながら、ぐだぐだと話す時間は貴重な時間だ。
●焚き火●
■周辺観光■
キャンプ中は場内近辺での遊びが優先されるが、現地と中央道の行き帰りには日本有数の高原観光地である「清里(きよさと)」があるので、そこに立ち寄るとイイだろう。
知っている人も多いとは思うが、付近には有名牧場が多数有り、そこで販売される、チーズ、牛乳、ソフトクリーム等の乳製品は高品質でウマイ物が多いとされている。上述した野菜の直売所と合わせて牧場関連の施設を巡ると楽しいと思う。
しかし、それが無くとも、何と言ってもこの辺りの風景は格別なのだ。従ってそれを眺めるだけでもここに来た甲斐があると思う。
●八ヶ岳●
●南西方向には富士山が顔を出す●
自宅のある西宮からだと、アプローチに5時間程度かかるキャンプ場だったが、長時間かけてやって来るだけの値打ちがあり、既に来年夏のキャンプの筆頭候補となっている。今までに何カ所か巡った中で、ボクにとっては最高点に近いキャンプ場だったことは間違いのないところだ。