■最良の潮?■
これで三度目の玄達瀬釣行。今回も信頼する晴海丸さんに乗って、一路玄達瀬へ。
到着すると5分で100mほど糸が出る、流速的には最良の潮が流れていた。そうであっても底潮が動いていなければ難しい展開になることもあるが、割と素直な感じがあって、スタート時点では乗船者全員が意識の中で「今日は行けるかも。」と安堵していたと思う。ただし、方向が南東から来ていたことだけが気になっていたが…。
しかし、そんな不安が吹き飛ぶかのように、船位を少し修正した後の2投目、早くもボクのラインが走った。
そこそこの引きを味わいながらマダイをゲットする。
幸先良いスタートから、「今日こそはイケルかも?」と思い、次の流し以降も期待を込めていたのだが、不思議なことに船上の全員の仕掛からエサがほとんど盗られなくなった。その様子から、「さては大ヒラマサの来襲でエサ盗り達が散ったのか?。」とぬか喜びしたのも束の間、期待に反してミヨシで大型のマダイが1枚上がったのみで、その後はヒラマサの来襲は勿論のこと、船上の全員に何事も起こらない展開になった。
■そしてアンカー潮に■
何も得られないままに時間が過ぎ、気付けば潮が緩んで海からの生命感すらあまり感じられなくなっていったが、潮に乗っていた船が風に負けて、船首方向に流れる“アンカー潮”になってしまった。それを受けてついに船長が移動を決意した。
この日、ジャンケンに勝ったボクは運良くトモに座っていたが、この潮では逆の潮上になってオマツリすることも多くなったため、久しぶりに長竿を出して対応した。
こういった長い竿を持っているとオマツリ回避に役立つが、ボク以外に持参している釣り人を見かけることは殆ど無い。乗合船では誰もが潮上になる可能性があるため、持っておいた方が良いのだが、今やこのタイプの竿は絶版になっいていることが惜しまれる。
移動した後の数投目、左隣で大きく竿が曲がった。
引きからして青物に間違いなく、それも船下に来てからのツッ込みから、ヒラマサだと想像できた。
上がってきたのは、中型のヒラマサ+メジロのダブルだった。
ダブル食いから、時合いが期待されたが、これまた1チャンスのみで、後に続く魚は無かった。
■ようやく…■
あまりにアタらないので、船長はまたもや移動を決意する。
移動した先ではアンカー潮が解消されていたので、釣り易くはなったが、ここまでの傾向から、「1ポイント1チャンス」という展開になることは想像できた。
「次にアタるのは誰なのか?」と、くじ引きを待つような心境で待っていたが、運良く次はボクの番だった。
久しぶりに見る、「ブシューッ!」と音を立てて逆転するリールのスプールを指で押さえた瞬間は、いつもながらにドキドキとする。そしてアワセを入れて、やり取りに入ってゆく。
引き具合からして、超大型ではなさそうだが、油断は禁物。特に足下に来てからは注意深く対処する。しかし、期待された足下でのバトルでも大化けはなく、エクストラ・ヘビータックルの敵ではなかった。そして、無事にネットイン!。
やっとのヒラマサは、この上ない喜びを招いてくれたが、またもや予想通りだった。散々期待を裏切った“時合い到来”は、この魚の後にもなく、ポッと灯ったと思われた火はボヤ的にすぐに消えてしまった。
■ダレる展開■
そして、最後の移動。これまで移動直後の数投目以内で食ってきた傾向から期待されたが、最後のポイントでは全くその気配はなく、迫り来るタイムリミットとの関係から、正直言ってボクの心はダレていた。
そんな中、とうとうラスト一投になってしまったが、ついに左隣の釣り人がアタリを捉えることに成功した。ボクは自身の釣りに反映させるため、時折周りの仕掛や釣り方をチラ見するのだが、この最後の流しで左隣は、道糸の送りを時々止めて流していたようだ。
そういった作戦が当たってゲットする感覚はタマラナイものだが、ボクにはもうそれを味わう時間もなく、お手上げのままでこの日の釣りが終わってしまった。
■残り僅か■
翌日は一転して3人で78~93cmを13本という釣果が出ているので、ボクは今シーズン、「ヒラマサの活性が上がらず、目の前に落ちてきたエサだけに口を使う」ような日ばかりに当たっているようだ。
今後の展開に関しては、もう神頼みの領域に入っていて、目標だった「1m30cmをゲット!」は遙か彼方に遠退いてしまったが、残りの釣行では、せめて自分の意図した作戦が当たるという、気持ちのイイ展開を望むばかりだ。
これで三度目の玄達瀬釣行。今回も信頼する晴海丸さんに乗って、一路玄達瀬へ。
到着すると5分で100mほど糸が出る、流速的には最良の潮が流れていた。そうであっても底潮が動いていなければ難しい展開になることもあるが、割と素直な感じがあって、スタート時点では乗船者全員が意識の中で「今日は行けるかも。」と安堵していたと思う。ただし、方向が南東から来ていたことだけが気になっていたが…。
しかし、そんな不安が吹き飛ぶかのように、船位を少し修正した後の2投目、早くもボクのラインが走った。
●朝陽を浴びて曲がる竿●
そこそこの引きを味わいながらマダイをゲットする。
●60cmチョイのマダイ●
幸先良いスタートから、「今日こそはイケルかも?」と思い、次の流し以降も期待を込めていたのだが、不思議なことに船上の全員の仕掛からエサがほとんど盗られなくなった。その様子から、「さては大ヒラマサの来襲でエサ盗り達が散ったのか?。」とぬか喜びしたのも束の間、期待に反してミヨシで大型のマダイが1枚上がったのみで、その後はヒラマサの来襲は勿論のこと、船上の全員に何事も起こらない展開になった。
■そしてアンカー潮に■
何も得られないままに時間が過ぎ、気付けば潮が緩んで海からの生命感すらあまり感じられなくなっていったが、潮に乗っていた船が風に負けて、船首方向に流れる“アンカー潮”になってしまった。それを受けてついに船長が移動を決意した。
この日、ジャンケンに勝ったボクは運良くトモに座っていたが、この潮では逆の潮上になってオマツリすることも多くなったため、久しぶりに長竿を出して対応した。
●久しぶりの長竿(3.9m)●
こういった長い竿を持っているとオマツリ回避に役立つが、ボク以外に持参している釣り人を見かけることは殆ど無い。乗合船では誰もが潮上になる可能性があるため、持っておいた方が良いのだが、今やこのタイプの竿は絶版になっいていることが惜しまれる。
移動した後の数投目、左隣で大きく竿が曲がった。
引きからして青物に間違いなく、それも船下に来てからのツッ込みから、ヒラマサだと想像できた。
●真下へ突っ込む様子は…●
上がってきたのは、中型のヒラマサ+メジロのダブルだった。
●無事にネットイン●
ダブル食いから、時合いが期待されたが、これまた1チャンスのみで、後に続く魚は無かった。
■ようやく…■
あまりにアタらないので、船長はまたもや移動を決意する。
移動した先ではアンカー潮が解消されていたので、釣り易くはなったが、ここまでの傾向から、「1ポイント1チャンス」という展開になることは想像できた。
「次にアタるのは誰なのか?」と、くじ引きを待つような心境で待っていたが、運良く次はボクの番だった。
久しぶりに見る、「ブシューッ!」と音を立てて逆転するリールのスプールを指で押さえた瞬間は、いつもながらにドキドキとする。そしてアワセを入れて、やり取りに入ってゆく。
●「長竿が曲がる」の図●
引き具合からして、超大型ではなさそうだが、油断は禁物。特に足下に来てからは注意深く対処する。しかし、期待された足下でのバトルでも大化けはなく、エクストラ・ヘビータックルの敵ではなかった。そして、無事にネットイン!。
●88cmのヒラマサ●
やっとのヒラマサは、この上ない喜びを招いてくれたが、またもや予想通りだった。散々期待を裏切った“時合い到来”は、この魚の後にもなく、ポッと灯ったと思われた火はボヤ的にすぐに消えてしまった。
■ダレる展開■
そして、最後の移動。これまで移動直後の数投目以内で食ってきた傾向から期待されたが、最後のポイントでは全くその気配はなく、迫り来るタイムリミットとの関係から、正直言ってボクの心はダレていた。
そんな中、とうとうラスト一投になってしまったが、ついに左隣の釣り人がアタリを捉えることに成功した。ボクは自身の釣りに反映させるため、時折周りの仕掛や釣り方をチラ見するのだが、この最後の流しで左隣は、道糸の送りを時々止めて流していたようだ。
●92cmのヒラマサが竿を曲げる●
そういった作戦が当たってゲットする感覚はタマラナイものだが、ボクにはもうそれを味わう時間もなく、お手上げのままでこの日の釣りが終わってしまった。
■残り僅か■
翌日は一転して3人で78~93cmを13本という釣果が出ているので、ボクは今シーズン、「ヒラマサの活性が上がらず、目の前に落ちてきたエサだけに口を使う」ような日ばかりに当たっているようだ。
今後の展開に関しては、もう神頼みの領域に入っていて、目標だった「1m30cmをゲット!」は遙か彼方に遠退いてしまったが、残りの釣行では、せめて自分の意図した作戦が当たるという、気持ちのイイ展開を望むばかりだ。