中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

惨敗

2020-08-29 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 例年の、この時期と同様に、居着きのヒラマサを狙って鷹巣沖に出たが、ハマチが5本、35cm級のマダイが3枚という貧果に終わってしまった。恐らく水温が高すぎるのだと思うが、魚の活性感が伝わらない一日だった…。
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’20 玄達瀬釣行 ~最終回

2020-08-22 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 タイトルで「最終回」と記したが、実のところ、それは荒天で飛んでしまって釣行していない。よって今年の玄達瀬での釣りを振り返ってみようかと思う。

 とにかく今年は初期から潮流がブッ飛ぶ事が多く、いつも参考にしている「リアルタイム急潮予測システム」(http://kyucho.dc.affrc.go.jp/kyucho/#tab1)では常に真っ赤っ赤の状態になっていた。とは言え、これは上層の流れがメインであって、実際の、現地の潮流は中層以下との間で流速差が出ている事が多く、そのせいで2枚潮以上の多枚潮になっている事が殆どだった。
 そんな時は、浅場へ向かえば各層の流速差が少なくなって釣り易いのだが、ボクらのグループ&船長は数釣りには興味がないので、中~小マサに占領されているそこへ向かう事は無かった。
 従って多枚潮にずっと悩まされ続けていたのだが、そんな潮流時の攻めとして、これまでちょくちょく記してきた、「仕掛の張り」の重要性を痛切に感じ続けていた。我々のような10号道糸は多数派の7号道糸の人たちよりも上層の潮流の影響を受けやすいのだが、それでも張り時間や巻き戻し量の調整や送り出しの量の調整で、その日の最初の一投や、大きく調整量を変えた直後の一投以外で喰った、と言うか気付かず掛かっていた場合を除いて、結果的に大型からのモノではなかったが、明確にアタリを捉え続けていた。
 困った事に、こういった多枚潮傾向は玄逹瀬のみならず、京都~福井沖で竿を出す際の時々で感じている。近年では水温が夏場に上がり過ぎるのか、はたまた冬場に水温が下がり切らないのか、原因は定かではないが、性質の違う潮流が複雑に交差する事が多く、一昔前とは違って素直な潮流が差す日が減っているように思える。そんな中、特に中~深場ポイントでは発砲ウキの大小のみの調整では攻め切れなくなっている。ついては、どこに行っても「止め」や「巻き戻し」を用いて仕掛を張らなければ良型クラス以上のヒラマサとの遭遇チャンスは減る一方になっている実感がボクにはあるのだ。
 で、その方法については、もう少し理論(と言うほど大袈裟な話ではないが…)が固まってから改めて記したいと思っている。

 というワケで、近頃同じような事を書いてばかりいて申し訳ないが、とにかく今年の玄達瀬釣行は94cmを頭にヒラマサを2本と、中~小マサ69本という「(ほぼ)弱い者イジメ」のまま終わりを迎えた。惜しむらくは年に極僅かしかない大型との遭遇チャンスを逃した事だ。実は、その対策を思い付いたつもりになっているのだが、それを試そうにも10か月待たなくてはならないので、悶々とした日々は続く。
 ここから先は同じ福井の鷹巣沖~京都の白石グリへと転戦するが、「その日の状況下で最大のヒラマサ」を狙うべくチャレンジしてゆくつもりだ。
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’20 玄達瀬釣行 ~6回目

2020-08-15 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 時間がないので…。

 これで6回目。今年の玄達釣行中、一番ひどい3枚潮になっていた。

●何もせずに流せば100mあたり4分と少々●

 
 上層は丁度良い速さだが、中層はやや速め、底潮は僅かに動くか、ほとんど止まっているかの状態だった。よって3枚潮攻略の練習にはなったが、全体の活性は低かったので、「レギュラー・クラスからハズした位置」では魚が喰わず、「レギュラー・クラスを釣った延長」でも良型以上のクラスは喰ってくれなかった。
 最終段階でハズした位置でマダイが喰った以外は全てが75cm前後のヒラマサに終始してしまった。

●退屈しない程度に曲がる竿●


 結果から言うと、今年の「いつもと同じ釣果」で一日を終えてしまった。

●15本とマダイ1枚が私の釣果●

 残るチャンスはあと一回。有終の美は飾れるのだろうか?
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’20 玄達瀬釣行 ~5回目

2020-08-08 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 今年の玄達釣行もこれで5回目。いつもの晴海丸さんに乗船しての現地入り。朝一としては今季ボクが体験した中で最速の潮流がそこに差していた。

●100mあたり2分●

 ただ速いだけならまだしも、上層がブッ飛び、中層はそれよりもやや遅く、底潮が動きの悪い3枚潮になっていた。但し救われたのはほぼ同一方向に流れていたので、「何とかなるだろう。」と、当初は思っていた。
 しかし、良~大型ヒラマサの動きは底潮に左右されるので、結果から言うと、惨敗。またもや中マサ止まりだった。

●いつものクラス●

 底潮に馴染ませるため、4Bガン玉の2段打ちや3号丸玉オモリまで使ってみたが、仕掛を手前の深みに入れてみても、それに反応する魚はエサ取り以外に無かった。
 狙ってはいなかったが、それでもポツリポツリとアタリを拾い、気付けば中マサは11本になっていた。 帰宅後、当日の釣果欄を確認してみたが、二桁に届かなかった船や中には小マサが数本という船もあった中、これだけの釣果が出たのは、船長の、ポイントセレクトのお陰だと痛感した。

●二人分の釣果(全てが中マサ)●


 で、釣行レポートはここまで。

 当日の、他船の釣果欄を見ていると気になる事が記されていた。それは口々(?)に「アタリが判らない」「それにより根ズレが多発していた。」とボヤいていた事だ。
 この日の様に底潮の動きが悪く、上潮が速い日は、仕掛がひらがなの「つの字状」になって流れ、ヒラマサが喰って走っても、糸フケの部分で相殺されてしまう。そのため、リールの回転を見ていても明確な急速逆転が起こらないので、「巻いたら付いていた」になり、テンションが増した瞬間にヒラマサが驚き、「走られて根ズレを起こした」に至ってしまうのだ。
 それを解決するには、流しっ放しにせず、糸フケを解消させる事が重要だ。そのために必要なのが「道糸を張る事」なのだが、未経験の人にとっては、「どの距離で張ればイイのか?」が判断し辛いと思う。
 闇雲に張ればいいワケではないので、張りを行うための基準点が必要になるのだが、その一つとして、「船長が想定する最短のポイント=海底のカケ上りや沈み根までの距離を基準点にする事」をオススメする。
 そしてそれを確認したら、「その10~20m手前で道糸の送りを止めて糸フケを取ってしまう。」というパターンをまずは組んでみるとイイ。そんな船長はいないとは思うが、仮に教えてくれなかった場合は足下の水深を基準とし、その1.5~2倍の距離を基準点とすればイイ。
 止める際は、数秒といった中途半端な時間ではなく、潮の遅速に合わせて速ければ短く、遅ければ長く、20秒から1分と、経験した事の無い者にとって「大丈夫か?」と、思うほど大胆に止めてみる事が重要だ。そして、もしその流しでエサが盗られたのなら、その次は「止める時間を更に長くする」、「止める距離を更に手前にする」「発砲ウキを装着し、浮力を上げる」等のうより浮かせる方法で対処し、逆にエサが残った場合は「止める時間を更に短くする」、「止める距離を更に奥(遠く)にする」「発砲ウキの浮力を下げる、または外す」、「ガン玉オモリ等を打つ」等のより沈める方向で対処する。
 また、一旦止めた後も完全フリーでは流さず、「リールのメカニカルブレーキを絞る」、「20~50mおきに回転を10秒程度止める」といった方法で、再び大きな糸フケが出ないよう気遣う事も重要だ。これらに加えて「20~50mおきに5~10m程度、手巻きで巻き戻す」も有効な方法で、「おかしいな?。」と思ったら、これをやってみる事をオススメする。巻取りの抵抗感や竿先の曲がり具合で「どれほど糸フケが出ているか」が理解出来るからだ。
 こう言うと、「仕掛けが浮き上がってしまわないか?」と思うかも知れない。実際に見たワケではないので、あくまでも船上での実感になるが、一旦底潮に入った仕掛は相当引っ張てもズレないように感じている。逆に言えば、簡単にズレてしまうのなら、そ二枚潮や、それ以上の多枚潮になると一番速い潮から出られなくなくなるハズで、「底層で喰ってアタリが判らない」事にはならないと思うのだが…。

 当日、ボクは上記パターンを組み合わせて釣り続けていた。勿論、その流しの直前でのエサの盗られ具合や、アタリの出た距離で常に調整しながら一日を過ごしたが、他船よりも多枚潮の影響を受ける深場のポイントを攻めていても「アタリが判らず、巻いたら付いていた」なんて事は無かった。
 止めや張りについてはいずれもう少し詳しく書く事にするが、とりあえずこの日の釣りパターンの一つをyoutubeにアップしてみた。それを見れば、「急潮流の中にあっても、30秒の止めが有害にならない事」、その結果、「アタリをキチンと捉えられる事」を理解してもらえると思うので、参考にして欲しい。
youtubeアドレスは下記↓

https://www.youtube.com/watch?v=-9tkIA6Wu6c
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’20 玄達瀬釣行 ~4回目

2020-08-01 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 玄達瀬への釣行は今回が4回目。乗船したのは、この海域での釣りに関してボクが絶大な信頼を寄せる晴海丸さん。これまで速かった潮流が緩み、「攻められずにいたポイントが攻められる。」という事で、期待を込めて挑んだ。

●100mあたり8分弱●

 ボクの、今期のテーマは「中マサをかわして、いかに良~大型に喰わせるか」なので、中マサが一本掛かればセッティングをズラして、その手前か奥にサシエを落とす作戦で一日を通すつもりだった。
 まず一投目はBB入サルカン2号を一個装着したのみの仕掛で様子をみたが、すぐに道糸が走ったものの、結果はカラ振り。120mラインで出たアタリだったので、とりあえずそれを基準にパターンを組み立てていった。
 次の流しでは110mで45秒間(流速が遅いため)、スプールの回転を抑えてカラ振りの原因である道糸のフケを取ってみるが、サシエサが盗られていたので、抑える位置を100mに変更すると、アタリが鮮明に出て70cmほどのヒラマサをゲット。但し、これでは喜べないので、ここからズラしに入っていった。
 ズラす方法として「オモリ(ガン玉)を打ち、その大小もしくは数で沈みを調整する」、「発砲ウキをワザとサイズアップする」、「送り出しの量を増減させる」、「スプールの回転を抑える位置と時間を調整する」等のテクニック?を用い、それらを組み合わせていった。
 そして、そこから先は隣で僚船がダブルやトリプルヒットさせようが「我慢、我慢。」と言い聞かせ、

●ダブルヒット●

隣で釣友が連発しようが、「我慢、我慢。」と言い聞かせて、「信念?」を貫いた。

●連発!●

 「その甲斐あって!。」と言いたかったが、この日は全般に上層、低層の動きが悪く、そのせいか期待していたサイズのヒラマサは反応してくれなかった。今年大挙して玄達瀬を占拠している中マサは何度ポイントを変えても潮の動きが良い中層に反応し、その中て喰ってきたが、ズラしたボクの作戦に乗って相手をしてくれたのは、中途半端な外道ばかりだった。

●大きなカンダイ(トホホ…)●
 
●自慢するには小さく、食べるには大き過ぎる、82cmのマダイ●

 途中、雷雨による大雨で中断もあったが、傾向は一日を通して変わらないまま、この日の釣りが終わった。

●避けたつもりでも、ボクの中マサは12本になっていた●


 今期に残るチャンスは3回となった。「普通に釣るよりも良型が出る方法」かも知れない、ズラし作戦でのチャレンジは、これからも続けてゆくつもりだ。

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