中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

ベタですが、秋の京都

2015-11-28 12:30:00 | 旅行
■紅葉を探して■

 いつもの釣りレポートではなく、紅葉散策を。

 「紅葉のピークは、京都観光のピーク」と言われるだけあって、混雑は必至。特に訪問時は連休中だけにそれを覚悟しつつも、京都市内へと車を走らせた。しかし、意外や意外、9時過ぎに京都南インターから出る際も、大した停滞に遭わず、すんなりと入洛できた。後は裏道を使って北上すると、目的地の大徳寺まで何のストレスもなくアプローチでき、境内内にある各塔頭(たっちゅう)の開門時間である10時前に余裕を持って到着することができた。

 今回の第一目的地は大徳寺。以前に一度訪問したが、今回は秋の特別公開があるとの情報を得ての訪問だった。ボクにとっての、ここの魅力は千利休の影響を色濃く受けた戦国武将達が建てた塔頭が建ち並ぶところだ。
 到着後は利休切腹の一因となる木像が置かれていた三門、「金毛閣(きんもうかく)」を右手に見ながら、境内へと入ってゆく。

●金毛閣●

 そして、お目当ての特別拝観先である、黄梅院(おうばいいん)へ。

●黄梅院(おうばいいん)●

 黄梅院に関わる著名人、これが凄い。最初に創建を命じた織田信長は勿論のこと、千利休とその師匠である武野紹鴎(たけのじょうおう)、豊臣秀吉、毛利家と小早川隆景、そして加藤清正等々と数多く、戦国時代のオールスター級が揃い踏みしているのだ。
 その内部も、わびさびの世界の中に正反対の権力者でしか成し得ないの豪華さがちらりと垣間見られ、まさしく武家好みの塔頭だった。

 続いて特別公開の一つである、興臨院(こうりんいん)

●興臨院(こうりんいん)●

を経て、豊臣秀吉が織田信長の菩提のために建立した総見院(そうけんいん)に向かう。

●総見院●

 この塔頭でのお目当ては、織田信長木像だった。生前に信長本人と何度も対面している仏師の康清が制作し、秀吉もその出来に納得したというのだから、現代に生きる者が織田信長に一番近付くことができるのが、この木像とのご対面だ。ボクもそれを楽しみにしていたのだが、眼光鋭く座するその様には威圧されるばかりだった。

 続いて、利休の高弟の一人である、細川忠興(ほそかわただおき)創建の、高桐院(こうとういん)へと向かう。ここは2回目の訪問になる。

●高桐院(こうとういん)●

 ここでのお目当ては本堂前庭だ。以前の訪問時は、雪が降り止んだ後のタイミングだったので、紅葉期を期待していた。しかし、今秋は11月に入っての冷え込みが弱く、「真っ赤」という状態ではなかったのは残念だった。

●本堂前庭●


 その後は、一乗寺まで進んで車を降り、曼殊院(まんしゅいん)、

●曼殊院●

詩仙堂(しせんどう)あたり歩いて廻った。しかしながら、各ガイド上では「見頃」と表されているにも関わらず、残念なことに何処にも「真っ赤」はなかった。

●詩仙堂●


 そんなこんなで、釣りをせず、妻と二人でブラブラと散策した週末だった。
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出漁はしたものの…

2015-11-21 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 先週末は舞鶴沖に釣行した。しかしながら釣行はできたものの、当日の朝、天気が急変し、前夜の予報では波高1mだったのが、1.5m、実際に沖に出てみればそれ以上の状態だった。従って、一定のラインから沖へは出られず、しかも、船が強風にあおられてアンカーが効かなくなるという有様だった。そして結果は…。
 一日粘って、最大魚がチダイの35cm、極小マダイと、レンコダイが少々という惨憺たる釣果だった。よって「写真無し」「記事無し」となった…。
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舞鶴沖のマダイ

2015-11-14 12:30:00 | 船釣り・釣行記
■東舞鶴から■

 11月に入り、本業が繁忙期になっている。そのため、この時期からは自宅で寝起きしてから出漁できる舞鶴沖へと転進するようになる。とは言っても、釣り物が面白くなければ行く価値はないが、丁度良いタイミングで“ウマい、よく引く”のメダイが射程圏内に入ってくるため、その面でも好都合となる。実際、今期も10月末から90cm級の大型が姿を見せ始めたのだが、残念なことに、何故か2週間程で消えてしまったようだ。射程圏内に入るのは勿論、乗っ込み(産卵)がらみなので、第2弾、第3弾も入ってくるが、今回の釣行時はまだ狭間だったため、期待薄。「年内の釣行チャンスは数回だし、そうであるのならマダイにでも遊んでもらおうか?。」と、気楽な気持ちでの釣行だった。

 乗船したのは時折この海域でお世話になっている、瑞翔(ずいしょう)さん。東舞鶴が母港の船だ。

●出港準備中の瑞翔さん●

 実は、この船に乗る際には別の楽しみがあるのだが、それは北吸埠頭に停泊している、自衛艦を眺めることだ。嬉しいことに今回はずっと見たかった、イージス艦「あたご」と、ヘリ空母「ひゅうが」が揃って停泊しており、「今日はここで幸運にめぐまれたから、この後は続かないかも?。」と、暗に思っていたのだが…。

●イージス艦「あたご」と、ヘリ空母「ひゅうが」●

 幸運と言えば、この日は釣り座の抽選でも1番クジが当たっていて、その面でもボク的には行く末が危ぶまれていた。


■運の尽き■

 「運の尽き」の予感は本当だった。
 冠島の西側にある魚礁脇にアンカーを降ろした瑞翔さんだったが、風は強めに南東から吹き、潮は逆の西北西からやって来る状態だったので、釣り始めからいわゆる“アンカー潮気味になっていた。釣り座選びではボクに優先権があったため、好きな右舷のトモに陣取っていたのだが、この潮では最も潮上になって完全フカセ釣りでは最悪な位置になってしまったのだ。
 「このツキの無さは何やねん、ホンマに…。」と、ぼやきながら仕掛の投入を開始したのだが、何と一投目からアタリが…。と思ったら、仕掛がオマツリし、ハリに付いていた小さなマダイが目の前で外れてしまった。
 「あんな小物は要らん!。」と、気を取り直したのだが、オマツリを解いている間に船首から「キ~タ~ッ!。」の声が上がった。見れば結構なサイズのマダイが竿を曲げているようで、その実、70cmオーバーをゲットしたようだった。そして、船首の釣り人は次の流しでもアタったようで、マダイを連続ゲットをしている。
 潮流はかなり緩く、僅かながらにボクの位置から対角線方向に流れているため、ボクは完全にみんなのマキエサ係になっているようだった。打開策としてオマツリ回避のために左舷のトモに座っている人が胴の間に移動した後に、そこに移動する手はあった。しかし、絡みを避けるために退いた位置に入るのは、何となく“大人げない”ような感じがしたので、そのままの位置でマキエサを入れる位置をもっと潮上に修正して対処することにした。
 但し、マキエサの流れるラインは変わらないため、修正後も、レンコダイやチダイといった外道がポツポツとアタった後にようやく食べ頃(45cm級)のマダイがアタったのみだった。その間、船首方向では順調に竿が曲がっていたというのに…。

●順調に竿が曲がる船首方向●


■巻き返し■

 いくらマキエサを入れる位置の修正を行っても仕掛が良型マダイがエサを拾う位置に入らないことにストレスが溜まる一方の中、気付けば残り時間は3時間程になっていた。
 ボクのマキエサ効果は充分に皆さんの釣果に繋がって役目は果たしたであろうから、「チョっとくらいイイ目を…。」と思いつつも、少しずつ竿の角度や仕掛の投入点をズラしながらオマツリしないかどうか、慎重に探ってみたが、その気配がないことが確認できた。
 「こんなことなら、早くこちらに移動しておけば良かった…。」なんてことを思いながら、ここでとうとう左舷トモへ釣り座の移動を決意した。これで左舷に釣り人全員がズラリと並ぶことになった次第だ。
 現金なモノで、移動した後の数投目でアタリが出た。コレは結構マシなサイズのマダイのようであったが、残念ながら途中でハリが外れてしまった。
 気を取り直し、その後も流し続けて懸命に挽回を図っていた。そして投入を繰り返すこと数回で綺麗なアタリを捉えることに成功した。今度はバッチリとハリ掛かりしたようで、引きからして、マダイと確信する。

●この日なじめてのマトモな引きを味わう●

 とは言っても、ハリス6号の敵になるサイズではなく、難なくゲットに成功する。

●65cmほどのマダイ●

 面白いことに、ボクが釣り座を変えたためにマキエサの効き具合が変わって、船首方向に集中しがちだったアタリの出具合が変化して均等に近くなってきた。しかしながら、マダイが溜まっている位置から一番離れている釣り座のせいか、アタリの出る確率は他より少し低いようにも感じていた。
 それでも中盤までとは違って事態が好転しているため、期待を込めて仕掛を流していると、しばらく間を置いて貴重なアタリをキャッチることに成功する。

●引き具合は同じ●

 そして先程と殆ど同じサイズをゲットした。

 その後は、程なくして夕闇が迫り、「ここからが夕マヅメの本番!。」と、更なるサイズアップを期待したが、何故か逆にアタリが遠退いて「ボク的時合い」はすぐに遠ざかり、気付けば納竿時間がやってきた。


■振り返ってみると■

 この日のポイントは、深場に落ちる前のマダイが溜まる場所だったらしく、エサ盗りらしい小魚が殆どおらず、その対策をする必要はなかった。また、潮の動きも殆ど無く、前回の鷹巣沖での釣りと同じような状況だったように思う。つまりは上からシャワーのように降ってくるオキアミのマキエサの中にマダイが浮上するタイミングと仕掛が落ちてくるタイミングとが重なればアタリが出るといった感じで、それが終始続いていた。その証拠に、仕掛の浮力を変えてもサシエサの残り具合に変化はなかった。
 当初懸念していたオマツリも発生数が増えることはなかったから、「もう少し早く釣り座を変えていたら…。」と、悔やむ面もあるが、竿頭の9枚には到底及ばないものの、何とか3枚釣ってホッとしている。(30cm以下の小型やレンコダイ、チダイはノーカウント)
 これから先は荒れる日が増えるが、年内に、あと数回この方面を攻めるつもりである。出来ればこの時期大本命のメダイが出てくれれば有り難いのだが…。
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鷹巣沖、今期最終釣行(恐らく…)

2015-11-07 12:30:00 | 船釣り・釣行記
 玄達瀬から始まって鷹巣沖に転進し、約5ヶ月近く通ってきた福井県下の釣りは、恐らくこれで今期の最終釣行になる。果たして今回の鷹巣沖釣行で有終の美を飾ることはできるのだろうか?。

■今期最終釣行■

 いつものように晴海丸さんに乗り込み、晩夏から攻めている大マサ出現ポイントへと向かう。そして程なく現地に到着したが、殆ど潮が動いていないため、魚礁(とは言っても小さな物だが)に近づけばエサ盗りが沸き、離せばマキエサが届かない状況の中、船長はいつものように的確な判断で船を着けた。
 マキエサをセッセと撒き、それが効き始めた頃に速くもアタリがあった。だが、それは低活性時の「スルスルッ」と出ては止まるような弱々しいモノだった。 

●引きも大したことはない●

 すぐに中型のマダイと判断し、難なく引き寄せる。そして無事にゲット。


●45cm級●


 「まずは、ボーズ逃れ。」と安堵したが、「狙いはこんな魚ではない、あくまでも大マサだ。」と、気合いを入れ直した矢先、近くに着けていた僚船で歓声が上がった。電話連絡によると、上がったのは98cmの大マサだったようだ。
 「水温も下がったし、もう居ないかも?。」と思っていたため、諦め半分だった大マサが現認できたことで、気合いが入ったが、これ以降、全くアタリが途絶えてしまった。


■修正後■

 僚船は全く何もない状況に早、諦めたらしくポイント付近から退散していった。周りに他船が居なくなったことに加えて風向きが変わったこともあって、船長はアンカー位置の修正を行った。
 これが功を奏してポツポツながらアタリが拾えるようになった。一枚目のマダイと同寸を釣った後にしばらく時間をおいてのアタリは、玄達瀬のヒラマサ並の、猛回転だったために「オッ!これは…。」と思えるモノだった。

●引きも結構強い●

 走る方向が違うため、途中で気付いてはいたものの、「何とか化けてくれないか。」とゆっくりとやり取りを繰り返したが、その願いは通じなかった。

●70cm弱のメジロ(若いブリ)●

 種明かしをすると、猛回転の原因は僅か30m先でアタったためで、たまたまメジロの群れが船下を通りかかったタイミングで食ってきたようだ。


■続かないアタリ■

 その後も間が開きながらもアタリは拾えたが、仕掛を同じセッティングにしたままで続くことはなかった。
 浮力調整用の発泡ウキはサイズを大きくしても、逆に全く無しにしても結局は殆どサシエサは船の真下付近に落ちて、最終的にある程度のタナまで沈むとエサ盗りの餌食になっていたので、「サシエサがなくなるまでにどう落ちるか?」が低調な中で釣果を伸ばすカギだった。
 イメージ的には、上から降ってくるオキアミのマキエサの中をマダイが時たま食い上がってくるのと、その中をメジロが通りかかるのにタイミングが合えば、アタリが出るといった感じだった。しかし、そのタイミングが一定ではないため、常に変化を付ける必要があって、一度アタリが出たタナ(浮力)であっても、次の流しでアタリが続かなければ浮力を上げる、あるいは下げる方向に調整していくことで、次のアタリがようやく拾えるといったことが繰り返されていた。仕掛を殆ど固定していた同船者は殆どアタリを捉えていなかったので、この日の状況下ではこのアプローチは正解だっようだ
 言わば「上から落ちてくるスピードを変化させて食わせていた」ということになるのだろうか…。

 後半になって、船の周りではメジロがエサとなる小魚を追いかけて海面が沸き立ったようになる、ボイルが始まった。頻繁に起こるその様子を船長と「潮が動かないから口を使わないというのは間違いやね…。」とか言いながら眺めていたが、その群れがオキアミに反応することはなかった。

●メジロのボイル●

 最終段階になっても傾向は変わらず、この日最大のマダイ、とは言っても中型をゲットした後に納竿時間を迎えた。

●最大で52cm…●

 大マサはまだ居るようだが、それをゲットするのは日に日に厳しくなっている。それが獲れなかったことは残念だが、それは初めから“ダメもと”だと理解した上での釣行だったので、一日退屈せずに楽しめたことで納得は出来ている。こんな状況下でも釣りを成立させてくれたことに関しては鷹巣の海と晴海丸の船長さんに感謝感謝である。

●中~小型マダイが4枚にメジロが2本●



■来年に向けて■

 今シーズンは玄達瀬が5回と鷹巣沖が4回、計9回の釣行で、ヒラマサボーズ(勿論、他魚は釣っているが、)は2回のみという結果だった。ただし、失敗を重ねたため、数は上がらず、「もう何本かは…。」と思うだけに悔しさが募るが、勉強になることも多かったし、少しだが試そうと思っていたことも実践できて、それが有効だということにも気付かされた。
 次シーズンまで7ヶ月以上もあるが、「鷹巣沖で1m5cm、玄達瀬で1m30cmの大マサ、巨マサをゲット!」を目指し、来年は更にスキルアップした状態でチャレンジを続けるつもりだ。
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