中島ブラザーズ ”弟”の「外で遊ぼう!」

近頃は日本海で、ヒラマサを追ってばかり。よって磯釣りや渓流釣りは休止状態ですが…。

過去の栄光 その1

2008-06-28 11:39:49 | 釣り一般
 梅雨に入り、釣行のペースが落ちている。まぁ、これから先も暑くなる一方なので、ネタ薄になって行くだろう。だから、ここは安直にも、過去の栄光にすがって記事を書いていこう。

 で、今回はヒラマサ編。

 写真は舞鶴の大栄丸の船長が撮ったモノなので、後ろが欠けているけど、サイズは堂々の1m3cm!もある。釣った日時は2005年の4月で、場所は日本海の丹後半島、経ヶ岬沖にある「白石グリ」という、この地域では超有名な自然の魚礁だ。

 釣ったのはいわゆる「完全ふかせ」というシステムだ。これは80号クラスの外ガイド仕様の船竿に、回転のスムーズな両軸受けリール(フリー時の回転さえ良ければ、電動でも可)のタックルを組み、道糸はフロロ・カーボンが必須になるが、それの6号(近場の標準用)~8号(大型や潮流が速いポイント用)をリールに300m巻いておく。仕掛は3本バリ以上にして全長20mくらいのバカ長いモノにする人もいるが、これは多分、道糸にナイロン糸を使用していた頃の名残だろう。だから私の場合は短めの6m、2本バリが標準だ。この仕掛と道糸をローリング・スナップ・サルカンの5号で連結するのだが、連結する部分は長目のチチワにしておいてスナップに掛けるようにする。
 この仕掛の最大のポイントはタナとりで、これは2つをリンクさせつつ、組み合わせていく。
 1つ目は「送り出し」という作業で、これは道糸を出していく最初の段階で、あらかじめ、手でたぐるか、リールから引き出しつつ竿をフリップさせるかして、無抵抗でドバッと出すことを指す。この無抵抗で出す量を10mとるのか、20mとるのかで仕掛の初期段階での沈み具合を調節する。
 2つ目は水中ウキと、オモリの使い分けになる。これは何も着けずにサルカン1個のみの状態が標準仕掛だとすると、それに加えて前述した連結部のチチワに結んだところにラグビーボール型の「発泡シモリウキ」を通し、その大小(サイズは5~8号)で仕掛の浮き具合を調節し、オモリの大小(B1こから丸玉オモリの2号まで)で沈み具合を調節して仕掛全体のタナとりを行う。
 この2つを組み合わせ、タナがバッチリ決まると、潮流に大きな変化がない限りアタリが続くのだ。この日も写真のヒラマサ以外に90cm台を4本釣ったが、時合いは2時間ほどの間だった。
 で、そのアタリはクラッチを切り、潮流に合わせて逆転し糸を送り出していたリールの回転が、ブースト・アップしたターボ・エンジンのように急回転で回りだすのだが、この瞬間がタマラナイのだ。そしてやり取りはその暴力的な引きに対応すべく「必死のパッチ(古~!)」でリールを巻くのだが、ヒラマサはブリと違って海中にある沈み瀬に向かって全パワーを出して突進してゆく。これが根ズレで糸を飛ばす原因になるのだけど、このスリルがまたタマラナイのだ。

 私がやっている「完全ふかせ」のスタイルは、福井県沖にある「玄達瀬」で地元の漁師兼、釣り船の船頭に教えてもらったものだ。このスタイルをそのまま、前述の経ヶ岬の他、山口県の萩沖にある見島周辺に持ち込んでも大成功しているので、何処でも通用するのは間違いないだろう。
 
 しかし、私は長らく船釣りをやっていない。何故ならココ近年、日本海のヒラマサの回遊量がかなり減っているからだ。例年なら、秋~初冬は萩沖、4~5月は経ヶ岬沖、そして夏には福井沖の玄達瀬に行けば高確率に出会えていたのであるが…。やはり、温暖化のせいなのだろうか?いずれにせよ、早く回復してほしいものだ。
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三室渓谷

2008-06-21 10:55:30 | 渓流&管理釣り場での釣り
 来年の解禁時の「(本物の)渓流釣りデビュー」に備えて、管理釣り場に向かう日が増えているが、いつもの篭坊から、もう1ランク難易度を上げて「ウマくいけば天然もしくは半天然魚が混じる釣り場」を探していた。

 いつものようにネットで調べていくうちに見付けたのが「三室渓谷フイッシングセンター」

だった。

 電話で問い合わせてみると、料金は3000円と割安なうえに放流量も多そうだったので釣行を決意。早速現地へ向かった。

 場所は兵庫県西部を流れる千種川の上流にあり、私の自宅がある西宮市からだと2時間弱で到達できる距離にあり、最寄りの高速道路インターは中国道の山崎インターになる。

 現地に着くと、センター側の都合で朝一からの放流となった。本当はある程度,前日までの他人が釣り残した分を釣ってからにしたかったが、それもままならず、管理人のおじいさんがお薦めするポイント

に入った。

 ここ全体の管理釣り場としての構造は段差がついている部分もあるけど、その数は少なく、しばらく通った篭坊に比べると、川に石を入れて作った仕切りがハッキリしていないので、その分だけ魚が行き来し易そうになっていた。

 おじいさんが来るまでに、やや時間があったので「居残りが居るかも?」と、ブドウ虫のエサで第一投。一流しする間ですぐにアタリがあり、1匹目をゲット。

まずまず、コンディションの良いアマゴだった。

 やがて放流の時間を迎え、ポンポンと食い気のある魚を釣っていく。その数が10を超えた頃、食いが止まったのでエサのローテーション

を開始する。すると、食いが少し回復していくが、19匹になったところで完全に食いが止まってしまった。
そこで、他の釣り人の入っていない下流のエリア

へ移動し、ポツポツと拾いながら釣り上がっていった。

 これで4匹を追加したが、以降は沈黙したので、元の放流ポイントへ戻ることにした。

 元の位置に戻ると瀬尻に1匹定位しているのが見えたので、エサを流してみるが、無反応。ココでもしや?と思って少し川を下って川虫を捕ることにした。捕れたのは

ヒラタとクロカワムシだった。
 これを刺して投入すると、ツンと大きくアタって居残り組であろう23cm

をゲットできた。
 その後3匹を追加したところで、しばらくの沈黙があったが、また瀬尻に1匹出てきているのが見えた。これがなかなか反応しない。そこでオモリを全てハズし、ノーシンカー状態で流すとようやく目印が反応し、この日最後にあたるアマゴをゲットした。

 ココまで約6時間。その間で合計28匹はマズマズの成績だとは思うが、途中でこんなサイズ(勿論リリースしたヨ!)

もゲットした。ココでは稚魚放流はしていないそうなので、生き残りが産卵したものが成長したのだろうか?。そう言えば、釣った中にもサイズの割にはよく引く個体があったような?。また、家に帰って捌いた時にも綺麗すぎる魚体を持つ物もあったので、知らず知らずのうちに天然や半天然魚を釣ったいたようだ。

 何はともあれ、一段ステップアップした釣り場で成績が残せたので、少し自信がついた。今年はこのまましばらく管理釣り場で鍛えていくが、この調子だと来年のデビュー時には少しの自信を持って望むことが出来るだろう。(アマイかな?)
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初志貫徹

2008-06-14 16:34:05 | その他
 今回は、最近少し思うことがあって、チョッとまじめな話を……。

 私の周囲には若い頃から目標を持ち、それに向かって邁進している友人や親戚が居る。

 例えばこのブログのブックマーク(リンク先)に登録している、「東京プリン」の”牧野隆志”もその一人だ。
 彼は私と高校時代からしばらくの間、バンドを組んだりしていたが、その頃から今で言うボーカリスト?を目指していた。そのために大学に入っても軽音楽部に入り、その卒業後も就職すらせずに、アルバイトで食いつなぎながら努力を続け、チャンスを待った。その甲斐あって、本来とは少しだけ形が変わったものの、エイベックスに所属するタレントになった。

 もう一人、これもブックマークに登録している「ルーム・ヘアデザイン」の店長(というか、経営者)だ。
 彼も高校時代から美容師を目指し、その目標はブレなかった。美容学校卒業後は丁稚(でっち=見習い)入りし、大阪南の美容室にて店長(雇われ)を経た後、独立。その後は店を拡張しつつ現在に至っている。

 最後はウチの親戚筋にあたり、これまたブックマークに登録している「ノーザンロッジ・カント」の経営者夫妻だ。
 親戚なのは奥さんの方だが、実際にはマメな親戚付き合いをしていた訳ではないく、子供の頃にオヤジの故郷である、和歌山で毎年1週間程度遊んでいただけに過ぎない。だから多くは語れないけど、漏れ聞いた話によると、夫婦で若い頃から北海道に移住しての”小さなホテル経営”の夢を語り合い、それを実行するために都会での安定した仕事を辞め、早くから現地に移住して地元に溶け込んだ後に、地元の大工さんの協力の下、自らの手も使ってロッジ兼自宅を建てたそうだ。

 また、初志貫徹とはいかなかったが、成り上がることを決意し、それこそ血の出るような努力の結果、大手宅配ピザチェーンの社長になっている友人や、自動車メーカーから転職し、大手広告代理店の最前線で大企業相手にバリバリ働いている友人もいる。

 対して、私は飽きっぽい性格だ。日頃はこうやって、グレ釣りの話題を中心に書いてはいるが、それだけ(グレ釣りばかり)続けていると、すぐに飽きて止めてしまうだろう。だから、釣りは釣りでも、それ以外の例えば、船から「完全ふかせ」で狙うマダイやヒラマサ釣りも好きでよくやっていたし、このブログでも最近よく触れている「渓流釣り」にこれから本格的にチャレンジしようかと思うのも、この性格のせいだ。また、釣り以外のキャンプやスキーに向かうのも同じ理由だ。
 仕事に関しても、家業の「昆布巻屋」を兄と二人で頑張って経営し、それなりの苦労はしているが、これはいわば「親の引いたレール」に乗っているだけに過ぎないのかも知れない。情けない話だが、彼らに比べると、私には夢に向かって突き進む勇気やパワーが不足しているのだと思う。だから、彼らの人生は尊敬に値し、賞賛しつつ「羨望の眼差し」で見るしかない。だから、みんなを応援していきたいし、見守っていきたいと思っている。そんな今日この頃なのだ。
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’08版 男女群島 番外編

2008-06-07 10:22:00 | 磯釣り
 釣りのカテゴリーで書いてはいるものの、釣り自体には関係のない話を……。

 以前にも書いたように、私が行った「男女群島ツアー」は全て日の出丸を使っている。この日の出丸、昔は平戸口から出港していたが、今では肥前名護屋港からの出船に変わっている。ソコまでの行程は飛行機or新幹線で福岡まで出た後に、唐津方面への地下鉄に乗り継いで福岡市西区の「九大学研都市」という駅に着いたら、地元の釣具店である「Fishing なかはら」さんにピッアップしてもらうパターンだ。
 釣具店に着いたら、あらかじめ送り込んでいた荷物の開梱&チェックをし、買い出しを済ませた後は釣具店のレンタ・カーで肥前名護屋まで向かうのだが、当然途中で食事をとることになる。その食事が今回のネタだ。

 ネタ元の店名は「牧のうどん」

といって、福岡県前原市を本拠に店舗展開している、一見普通のうどん屋だ。
 初めてココを訪れた際には、同行していた、この店の常連?の人達に、クスクス笑いながら「ココでうどんを頼んだら、人と話をしながら食ったらアカンで。」と言われたのだが、ソレを聞いた私はチンプンカンプンで「何のこっちゃ?」と思うばかりだった。続いて「初めてやったら『うどんは硬めに』って言うとき。」とも言われ、その通りにしたんだけど……。
 実はこの店の麺は特殊製法を用いて各店舗内で作っているため、麺はコシがなくて柔らかく、ダシ汁をどんどん吸い込んでしまうのだ。したがって、油断をしているとアッという間に麺ばかりになって、ダシ汁は見えなくなってしまう。その姿を見て唖然とするのはまだ早い。店側も心得たもので、やかんに入ったダシ汁の追加を無料で提供してくれるのだ。(店内ではダシ汁をスープと呼び、おかわりは自由。)
 そして、誰が言ったのか、その様子から「食べてもなくならない魔法のうどん」と称することもあるツワモノ?なのだ。

 で、今回私は肉と卵の入った

モノ(名前は忘れた。)を注文したのだが、今回は同行者全員が「硬め」を指定したので、店側が我々を「県外のシロートさん」と思ったのか、以前に比較すると更に固ゆで気味で、予想に反して、見た目では増えてはこなかった。
 しかし、油断は禁物だ。案の定、腹に入ってからは突然ブ~ッと膨れたようにも思えたが、コレは単なる気のせいで、自分のメタボ腹が原因だった。

 ともあれ、見た目にオモシロく?味も結構イケルので、この方面に行く機会があれば、皆さんにも是非立ち寄ってほしい店の一つだ。
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