梅雨に入り、釣行のペースが落ちている。まぁ、これから先も暑くなる一方なので、ネタ薄になって行くだろう。だから、ここは安直にも、過去の栄光にすがって記事を書いていこう。
で、今回はヒラマサ編。
写真は舞鶴の大栄丸の船長が撮ったモノなので、後ろが欠けているけど、サイズは堂々の1m3cm!もある。釣った日時は2005年の4月で、場所は日本海の丹後半島、経ヶ岬沖にある「白石グリ」という、この地域では超有名な自然の魚礁だ。
釣ったのはいわゆる「完全ふかせ」というシステムだ。これは80号クラスの外ガイド仕様の船竿に、回転のスムーズな両軸受けリール(フリー時の回転さえ良ければ、電動でも可)のタックルを組み、道糸はフロロ・カーボンが必須になるが、それの6号(近場の標準用)~8号(大型や潮流が速いポイント用)をリールに300m巻いておく。仕掛は3本バリ以上にして全長20mくらいのバカ長いモノにする人もいるが、これは多分、道糸にナイロン糸を使用していた頃の名残だろう。だから私の場合は短めの6m、2本バリが標準だ。この仕掛と道糸をローリング・スナップ・サルカンの5号で連結するのだが、連結する部分は長目のチチワにしておいてスナップに掛けるようにする。
この仕掛の最大のポイントはタナとりで、これは2つをリンクさせつつ、組み合わせていく。
1つ目は「送り出し」という作業で、これは道糸を出していく最初の段階で、あらかじめ、手でたぐるか、リールから引き出しつつ竿をフリップさせるかして、無抵抗でドバッと出すことを指す。この無抵抗で出す量を10mとるのか、20mとるのかで仕掛の初期段階での沈み具合を調節する。
2つ目は水中ウキと、オモリの使い分けになる。これは何も着けずにサルカン1個のみの状態が標準仕掛だとすると、それに加えて前述した連結部のチチワに結んだところにラグビーボール型の「発泡シモリウキ」を通し、その大小(サイズは5~8号)で仕掛の浮き具合を調節し、オモリの大小(B1こから丸玉オモリの2号まで)で沈み具合を調節して仕掛全体のタナとりを行う。
この2つを組み合わせ、タナがバッチリ決まると、潮流に大きな変化がない限りアタリが続くのだ。この日も写真のヒラマサ以外に90cm台を4本釣ったが、時合いは2時間ほどの間だった。
で、そのアタリはクラッチを切り、潮流に合わせて逆転し糸を送り出していたリールの回転が、ブースト・アップしたターボ・エンジンのように急回転で回りだすのだが、この瞬間がタマラナイのだ。そしてやり取りはその暴力的な引きに対応すべく「必死のパッチ(古~!)」でリールを巻くのだが、ヒラマサはブリと違って海中にある沈み瀬に向かって全パワーを出して突進してゆく。これが根ズレで糸を飛ばす原因になるのだけど、このスリルがまたタマラナイのだ。
私がやっている「完全ふかせ」のスタイルは、福井県沖にある「玄達瀬」で地元の漁師兼、釣り船の船頭に教えてもらったものだ。このスタイルをそのまま、前述の経ヶ岬の他、山口県の萩沖にある見島周辺に持ち込んでも大成功しているので、何処でも通用するのは間違いないだろう。
しかし、私は長らく船釣りをやっていない。何故ならココ近年、日本海のヒラマサの回遊量がかなり減っているからだ。例年なら、秋~初冬は萩沖、4~5月は経ヶ岬沖、そして夏には福井沖の玄達瀬に行けば高確率に出会えていたのであるが…。やはり、温暖化のせいなのだろうか?いずれにせよ、早く回復してほしいものだ。
で、今回はヒラマサ編。
写真は舞鶴の大栄丸の船長が撮ったモノなので、後ろが欠けているけど、サイズは堂々の1m3cm!もある。釣った日時は2005年の4月で、場所は日本海の丹後半島、経ヶ岬沖にある「白石グリ」という、この地域では超有名な自然の魚礁だ。
釣ったのはいわゆる「完全ふかせ」というシステムだ。これは80号クラスの外ガイド仕様の船竿に、回転のスムーズな両軸受けリール(フリー時の回転さえ良ければ、電動でも可)のタックルを組み、道糸はフロロ・カーボンが必須になるが、それの6号(近場の標準用)~8号(大型や潮流が速いポイント用)をリールに300m巻いておく。仕掛は3本バリ以上にして全長20mくらいのバカ長いモノにする人もいるが、これは多分、道糸にナイロン糸を使用していた頃の名残だろう。だから私の場合は短めの6m、2本バリが標準だ。この仕掛と道糸をローリング・スナップ・サルカンの5号で連結するのだが、連結する部分は長目のチチワにしておいてスナップに掛けるようにする。
この仕掛の最大のポイントはタナとりで、これは2つをリンクさせつつ、組み合わせていく。
1つ目は「送り出し」という作業で、これは道糸を出していく最初の段階で、あらかじめ、手でたぐるか、リールから引き出しつつ竿をフリップさせるかして、無抵抗でドバッと出すことを指す。この無抵抗で出す量を10mとるのか、20mとるのかで仕掛の初期段階での沈み具合を調節する。
2つ目は水中ウキと、オモリの使い分けになる。これは何も着けずにサルカン1個のみの状態が標準仕掛だとすると、それに加えて前述した連結部のチチワに結んだところにラグビーボール型の「発泡シモリウキ」を通し、その大小(サイズは5~8号)で仕掛の浮き具合を調節し、オモリの大小(B1こから丸玉オモリの2号まで)で沈み具合を調節して仕掛全体のタナとりを行う。
この2つを組み合わせ、タナがバッチリ決まると、潮流に大きな変化がない限りアタリが続くのだ。この日も写真のヒラマサ以外に90cm台を4本釣ったが、時合いは2時間ほどの間だった。
で、そのアタリはクラッチを切り、潮流に合わせて逆転し糸を送り出していたリールの回転が、ブースト・アップしたターボ・エンジンのように急回転で回りだすのだが、この瞬間がタマラナイのだ。そしてやり取りはその暴力的な引きに対応すべく「必死のパッチ(古~!)」でリールを巻くのだが、ヒラマサはブリと違って海中にある沈み瀬に向かって全パワーを出して突進してゆく。これが根ズレで糸を飛ばす原因になるのだけど、このスリルがまたタマラナイのだ。
私がやっている「完全ふかせ」のスタイルは、福井県沖にある「玄達瀬」で地元の漁師兼、釣り船の船頭に教えてもらったものだ。このスタイルをそのまま、前述の経ヶ岬の他、山口県の萩沖にある見島周辺に持ち込んでも大成功しているので、何処でも通用するのは間違いないだろう。
しかし、私は長らく船釣りをやっていない。何故ならココ近年、日本海のヒラマサの回遊量がかなり減っているからだ。例年なら、秋~初冬は萩沖、4~5月は経ヶ岬沖、そして夏には福井沖の玄達瀬に行けば高確率に出会えていたのであるが…。やはり、温暖化のせいなのだろうか?いずれにせよ、早く回復してほしいものだ。