都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「ネコ」の古名は「ネコマ」だったようだ。平安中期の辞書である『和名類聚抄(931年 - 938年:源順(みなもとのしたごう)が編纂)』に「禰古万」とある。「ネコマ」の「マ」が落ちて「ネコ」となったと考えられているが、その「ネコマ」、「ネコ」にもいろいろな字や意味が当てられ、さまざまな語源説が生まれている。
ネコの元の呼び名はネコマ、ネコマはネコの寐子で、「よく寝るもの」の意。マはムと通ずるので「好む」のムであるという。つまり、ネコマとは「寝るのを好むもの」という意。
『日本釈名(1700年 貝原益軒著)』には、「ネコのネはネズミ也、コはコノム(好む)也、ネコとは鼠を好むけものの意也。一説にネコはよく寝るもの也、寝るを好む意ともいう」と記されているそうです。
また、ネコマは寐高麗(ねごま)で韓国渡来の言葉という説もあります。
江戸時代には、相模国金沢称名寺の書物をかじる鼠をとらせていたことから、金沢猫と呼ばれ略して「カナ」とも呼ばれていたそうです。
その他諸説ありますが、「鼠」と「寝ること」に由来したものが多いですね。
1.「ネ」+「コ」+「マ」
①「寝」+「子」+「マ」(「マ」は助語)
②「寝」+「子」+「獣」
③「鼠」+「子」+「待」
④「ネ」+「猪」+「マ」(「ネ」は「ネウネウ」という鳴き声から)
⑤「似」+「虎」+「マ」
⑥「寝」+「毛」+「物」
2.「ネ」+「コマ」
①「寝」+「高麗」(猫は仏教の渡来の際、貴重な仏典を鼠から守るために 教典と一緒に唐から連れてこられたという説があり、むかしは「ネコ」を「唐ネコ」、「高麗ネコ」とも呼んでいた)
②「寝」+「好む」
③「鼠」+「好む」
④「寝」+「コマ」(「コマ」は「ネコ」の古名「クマ」が転じたもの)
⑤「鼠」+「コマ」(「コマ」は「神」が転じたもの)
⑥「鼠」+「軽(カロ)」(鼠に出会うと軽々と働くことから)
⑦「ネ」+「コマ」(「ネ」は「ネウネウ」という鳴き声、「コマ」は「ケ モノ」の意)
三毛猫の雄(染色体の関係から殆ど生まれないし、生まれても育たない)は船乗りの守り神と言われています。三毛猫の99%はメスだそうです。
三毛猫のオスは古来より船の守り神とされてきました。猫の状態いかんで天候が予知できたり、大時化でも方向が判断できたりすると考えられたからです。無論船荷を鼠の害から守るという実利も猫にはあったようです。
① 猫が騒げば時化(しけ)、眠れば好天と予知できる
② 猫は船中で必ず北を向くといわれる
長年共に暮らしても新たな発見の楽しみを常に残してくれている我らが神秘の友、猫たちは、その名の語源もベールに包まれたままなのです。
そこがまた、ニャンズを愛してやまない人々の心をくすぐるのではないでしょうか。
したっけ。