都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「たまご」を漢字でどうかきますか。「卵」ですか、「玉子」ですか。
これは「使い分けの迷う漢字」の代表格だそうです。
「たまご」は殻に入っているところから、昔は「殻の子(かひのこ)」、「殻子(かひご)」と呼ばれていたそうです。
かいご[かひ―] 【▽卵】
〔補説〕 殻(かい)子の意
[1]たまご。卵。
うぐひすの―の中にほととぎすひとり生まれて〔出典:万葉 1755〕
[2]卵などの殻(から)。
肉団(ししむら)の―開きて、女子を生めり〔出典: 霊異記(下訓注)〕
大辞泉
「かひご」と聞いて何か思い出しませんか。女性の大好きなシルクに関係があります。
そうです、「かひご」は「蚕(かいこ)」の語源なのです。
それが、室町時代になってから球状の形から「玉の子(たまのこ)」といわれるようになります。しかし、この時点では「俗語」であったそうです。
江戸時代になって、「玉の子」、「玉子」が広く使われるようになったそうです。
ここまで書いてくると、歴史的には「玉子」が正解のように思えてきました。
しかし、生物学的には「卵」しか使いません。
「カエルの卵」は「卵」であり、「カエルの玉子」とは書きません。
漢字としては「卵」、が正解なのです。学校では「玉子」という字は習わないはずです。
「たまご」は「大和言葉」で、「卵」の文字を当てたのです。「らん」が音読みで、「たまご」が訓読みというわけです。
「玉子」は「たまご」以外に使いませんが、「卵」のつき言葉はたくさんあります。「卵子」、「卵巣」、「卵黄」、「卵白」、「鶏卵」・・・。
ですから、どんなときでも「卵」と書けば間違いにはなりません。
たま‐ご【卵・玉子】
鳥・魚・虫などの雌が産む、殻や膜に包まれた胚ハイや栄養分。
卵ラン。
特に、食用にする鶏のたまご。けいらん。好色一代女2「弱れば 汁、―、山の芋を仕掛け」
修業中で、まだ一人前にならない人。まだ本格的にならないもの。「弁護士の―」「台風の―」
◇ 「玉子」は、鶏卵を使った料理、あるいは料理用鶏卵の場合に限って用いるのがふつう。
広辞苑
『広辞苑』にあるように、「玉子」はスーパーや外食メニューで見かけるように、調理する食材という前提で使うのがいいようです。
「玉子丼」、「卵丼」。どっちが美味しそうですか?
したっけ。