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「なし崩し」という言葉が使われることがありますが、みなさんはどのように捉えているでしょう。
「崩し」という漢字のせいで「物事がぐずぐずになって崩れていき駄目になること」という意味で使われる事が多いように思います。
正しくは「済し崩し」と書き、「済」とあるように「返済、それも少しずつ返済していく事を意味する」言葉です。
つまり、現在使われている「物事が崩れて少しずつ無くなっていく」というような否定的な言葉ではなく、「少しずつでもでも物事を片付けていく」という肯定的な言葉だったのです。
ましてや、「積み上げた梨が腐って崩れる」などと言う意味ではありません。
なし‐くずし【済し崩し】
物事を少しずつかたづけていくこと。徐々に物事を行うこと。「企画が―に変更される」
大辞泉
ある一部の乱れ・破れ目が広がって全体が壊れることを意味する言葉としては、「瓦解(がかい)」があります。これは一部の瓦(かわら)が崩れ落ちると屋根全体に及ぶところから生じたことばです。
「鳩が去り 管が詰まって 野が残り」(満夫)
なお、現政権の公約は「なし崩しになっている」ではなく「瓦解している」が正しい使い方です。
したっけ。