都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
「旅」の語源は諸説あって正確には分かっていないそうです。
「たどる日」「他日(たび)」「外日(とぶ)」「外辺(たび)」「飛(とび)」「発日(たつび)」「他火(たび)」「給(たべ)」のほか数多くの説があり正確な語源は未詳である。
古くは、遠い土地に限らず、住居を離れることすべて「たび」と言った。
語源由来辞典
今、私たちは「旅」といえば「旅行」を思います。「旅行」は、「住む土地を離れて、一時他の土地へ行くこと」ですが、古い解釈では「住居を離れること」をすべて「たび」といったと『語源由来辞典』にはあります。
つまり、40km先に歩いていっても、ご近所で寝泊りさせていただいても「たび」となるのです。江戸時代の旅人は「一日十里(40km)」が普通だったようです。
「他火(たび)」であれば、他所の家庭の火で生活するといった意味となります。
よその火で調理したものをいただけば、「給(たべ)」となるのです。
「他日(たび)」「外日(たび)」「外辺(たび)」は、家以外の場所で一日を過ごすという解釈になります。
旅立つ日を前もって決めていたなら「発日(たつび)」かもしれません。
また、帰ってきて思い出にふけったならば「たどる日」ということになります。
『語源由来辞典』は、「飛(とび)」は、飛行機のない時代なので、遠くへいったと言う意味からですが、「たび」が遠い場所とは限られていないので、「飛(とび)」が「たび」の語源とは考えがたいとしています。
というように「たび」の語源はその多様さ同様、どれも「近からず遠からず」ということなのです。
距離に関係ないという曖昧さがと一緒で「たび」の語源も一つに限る必要もないのかもしれません。
旅をする先々で食べ物を貰いながら歩いた「給(たべ)」。
現代旅の楽しみの一つが、その土地の美味しいものをいただくことであるならば、旅行者は「食べ人」なのかもしれません。
「旅人」は、常に帰るべき家があると言うことです。定住の地を持たないものは旅人ではなく「放浪者」なのです。
したっけ。