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「十勝の地名、読めますか」について考える

2014-08-11 07:03:51 | 似顔絵

本州の人にとって北海道の地名は読めないものや面白い音読みのものが多いと思います。北海道に来たことがある人は、読めない地名が多かったと思います。

それは北海道の地名が、そのほとんどがそこで生活してきたアイヌ民族がつけた地名で、後から入ってきた和人がその発音に漢字を当てはめたからです。

ここでは、ほんの一部ですが十勝地方の地名を紹介し、その地の意味を解説します。読めますか?

①足寄町

②牛首別川

③浦幌町

④音更町

⑤帯広市

⑥温根沼湖

⑦喜登牛川

⑧鹿追町

⑨然別川・湖

⑩士幌町

⑪清水町

⑫瀬多来川

⑬大樹町

⑭忠類

⑮広尾町

⑯幕別町

⑰芽室町

⑱陸別町

①足寄(アショロ)町

町名の由来は利別川支流の足寄川から出たもので「エショロ・ペッ」沿って下る川は釧路方面からこの川を伝わって十勝へ出たからと思う。

(ウシシュペツ)川            

牛首別地区から流れ、十勝川右に入る小川。

「ウシシュペッ」はアイヌ語で鹿の足跡多い川という意味だが、うるしの多い川ともとれる。

③浦幌(ウラホロ)町

浦幌川に名付けられたもの。

アイヌ語「オラプ・ポロ」の急言で山シャクヤクの群生地の意味か。

④音更(オトフケ)町

アイヌ語の「オトプケ」で髪の毛の所という意味。

河原に髪の毛のように柳が密生していたから名付けたというが疑問である。

⑤帯広(オビヒロ)市

帯広川「オ・ペリ・ペリ・ケプ」川口が幾筋にも裂けている川からきたもの。

⑥温根沼(オンネトー)湖

雌阿寒岳山麓の標高610メートルの地点にある湖。

歳老いた湖の意味。湖水は青く澄んで美しく「五色沼」とも呼ばれる。根室にも同名の湖があるので、通常はオンネトーと記される。

⑦喜登牛(キトウシ)川

喜登牛山の南東山麓から流れる美里別川の左小支流。

キトウシは行者大蒜(アイヌ葱)の多い意。

⑧鹿追(しかおい)町

アイヌ語の「クテクウシ」(鹿を狩るための柵がある土地)を日本語にあてはめた。

⑨然別(シカリベツ)川・湖

鹿追町北方山中に水源を発し十勝川に入る中川。曲がりくねっている川の意味。

湖に生息する典型的な陸封型いわなの「おしょろこま」は北海道の天然記念物

⑩士幌(シホロ)町

士幌川から出た名で、「シュオルペッ」鍋をうるかしている(うるかす→浸す)に発していると言うが頷きがたい。「シ・ホルカ・ペッ」後戻りする川の本流か「シ・ポロ・ペッ」本当に大事な川かと思う。

⑪清水(シミズ)町

由来は清水市街の南を流れている佐幌川の支流ペケレベツ川「ペ・ペケル・ペッ」を訳したもので

水の清い川の意味なので、清水町とした。

⑫瀬多来(セタライ)川

浦幌川中流左支流。アイヌ語「セタライタ」ダイコン草と関係あると思われる。

⑬大樹(タイキ)町

「タイキ」はノミのことで、「タイキウシ」ノミの多いところの上部に当て字したもの。

⑭忠類(チュウルイ)

当縁川の支流「チュルイトプッ」波の強い沼口の上部だけに当て字をしたものである。現在は幕別町と合併して、幕別町忠類。

⑮広尾(ヒロオ)町

広尾川支流の東西広尾川のコイカクシュピロロ川とコイポクピロロ川の下段のピロロから出たもの。

ピロロとは「ピラ・オロ」で崖の所の意味。

⑯幕別(マクベツ)町

幕別川から出たもので、アイヌ語「マク・ウン・ペッ」山陰にある川の意味の訛ったもの。昔、駅名は「止若(やむわっか)」といっていました。

⑰芽室(メムロ)町

芽室川の名から出たもので「メムオロ」→「メム・オロ・ペッ」清水の湧壺の所の川の訛ったものである。

⑱陸別(リクベツ)町

「ユク・ウン・ペッ」鹿のいる川から出たと言われている。

北海道のアイヌ語地名解説

どうですか、読めましたか?

過去記事2010.05.15

十勝の「アイヌ語の地名」について考える

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倉内佐知子

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