都月満夫の絵手紙ひろば💖一語一絵💖
都月満夫の短編小説集
「出雲の神様の縁結び」
「ケンちゃんが惚れた女」
「惚れた女が死んだ夜」
「羆撃ち(くまうち)・私の爺さんの話」
「郭公の家」
「クラスメイト」
「白い女」
「逢縁機縁」
「人殺し」
「春の大雪」
「人魚を食った女」
「叫夢 -SCREAM-」
「ヤメ検弁護士」
「十八年目の恋」
「特別失踪者殺人事件」(退屈刑事2)
「ママは外国人」
「タクシーで…」(ドーナツ屋3)
「寿司屋で…」(ドーナツ屋2)
「退屈刑事(たいくつでか)」
「愛が牙を剥く」
「恋愛詐欺師」
「ドーナツ屋で…」>
「桜の木」
「潤子のパンツ」
「出産請負会社」
「闇の中」
「桜・咲爛(さくら・さくらん)」
「しあわせと云う名の猫」
「蜃気楼の時計」
「鰯雲が流れる午後」
「イヴが微笑んだ日」
「桜の花が咲いた夜」
「紅葉のように燃えた夜」
「草原の対決」【児童】
「おとうさんのただいま」【児童】
「七夕・隣の客」(第一部)
「七夕・隣の客」(第二部)
「桜の花が散った夜」
やま‐あらし【山荒/豪=猪】
齧歯(げっし)目ヤマアラシ科の哺乳類の総称。頭胴長35~90センチ、尾長17~23センチ。体の上面に針状の中空の剛毛が生えている。敵が近づくと体を震わせて音をたてたり、毛を逆立てたりして身を守る。夜行性。東南アジア・インドからアフリカ、ヨーロッパ南西部まで分布。広くはキノボリヤマアラシ科も含めていい、南北アメリカに分布。
大辞泉
「ヤマアラシ」は日本に生息してはいませんが、どなたでも、その姿を想像することは容易だと思います。あの奇抜な容姿と、強烈な印象の名前。
ユーラシアとアフリカ(旧世界)に分布する地上生のヤマアラシ科と、南北アメリカ(新世界)に分布する樹上生のアメリカヤマアラシ科という2つのグループが存在します。これらは齧歯類という大グループの中で、別々に進化したまったく独立の系統で、互いに近縁な関係にあるわけではありません。
2群の動物が、現在に至るまでヤマアラシという共通の名前で呼ばれているのは、ヨーロッパから新大陸に渡った開拓者たちが、この地で新たに出会ったアメリカヤマアラシ類を、まったくの別系統である旧知のヤマアラシ類と混同して、呼称上の区別をつけなかった名残だそうです。
天敵から身を守るための針毛(トゲ)は共通しています。
「山荒(ヤマアラシ)」の英名は「porcupine(ポーキュパイン)」は、古期フランス語「とげだらけの豚」の意。「とげ(spine)」を持った「豚(pork)」から来ているそうです。「porcu(豚)」には、「たらふく食べる」という意味もあるそうです。
そこで、「ヤマアラシの語源ですが、小さな体に似合わず、その食欲は桁はずれで、体重10kg前後と小柄ですが、休みなくバリバリと木をかじり、大きな森林被害をもたらすそうです。
ヤマアラシは夜行性で、日が沈むと、穴蔵から出てきて、周囲の木の皮や小枝を食べまくります。葉や根まで食い尽くし、たった一匹で、半年間で100本の木を枯らしたという報告もあるそうです。
本当に「山を荒らす、暴れん坊」なのです。要するに、「山の木を枯らしてしまうから、ヤマアラシ」という名前がついたのです。
『ヤマアラシのジレンマ』という言葉があります。「自己の自立」と「相手との一体感」という2つの欲求によるジレンマということです。寒空にいる2匹のヤマアラシがお互いに身を寄せ合って暖め合いたいが、針が刺さるので近づけないという、ドイツの哲学者、ショーペンハウアーの寓話による言葉です。
但し、心理学的には、上述の否定的な意味と「紆余曲折の末、両者にとってちょうど良い距離に気付く」という肯定的な意味として使われることもあり、両義的な用例が許されている点に注意が必要です。
なお、実際のヤマアラシは針のない頭部を寄せ合って体温を保ったり、睡眠をとったりしているということです。
スキンシップは取れているようです。人間の心配は「余計なお世話」ということです。
したっけ。
ヤマアラシ 楊枝立て
価格:(税込)
発売日:
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