年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

2年前の騒動

2010年02月16日 | 築地市場にて
2年前の騒動
農薬ギョウザ事件からもう2年ほど経っている。一年一年の過ぎ去る早さは年をとったせいだろうか。昨年暮から今年にかけて関東近辺のスーパーで異物混入事件が続いているが天洋食品の工場の映像を見た時、これは農薬混入事件でなく意図的に入れたこと感じてどちらかといえば労働問題の見地から捜査するべきと思った。しかし両国の司法当局はそれぞれのメンツのことから違う展開となってしまった。今関東地方に起きている異物混入事件は食品にも一部問題はあるが多くは店舗の問題である。すべての売り場をビデオ録画していることを明示しておけば少なくすることができる。犯罪は抑えることととともに誘発させることを避けねばならない。不当な商品を購入させられた消費者は復讐する衝動もある。価格に対して誠実な表示、つまり安さには理由を示さないと、傷んだ商品を提供すると「安物買いのゼニ失い」となって復讐する気持ちが現れる。説明責任のある販売方法をとらないと後で反撃にあうだろう。安さだけで飛びついて、発展途上国の過酷な労働を誘発してはいけないという考えもある。EUの新しい水産物の規制は正当な方法で漁獲したか書類を添付する必要がある。漬物も色々な国に輸出しているが各国の税関の書類攻撃は激しい。まあ漬物なんか誰も知らないからね!日本での輸入の書類が増えているが入国してから色々な問題が出る。いわゆる産地偽装ということ。
 多くの誠実な食品企業は何も語らず消えてゆく。そしてそれなりの企業だけが生き残る。漬物ってそんな商材なのである。
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