年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

YASUJI東京から

2012年12月09日 | 宅老のグチ

井上安治という絵師を最近知った。小林清親を調べていたのに記憶にない人だった。彼は明治22年に26歳という若さで死去したので残された絵は少ない。明治の初めの東京となった都市を井上は清親を師としつつ、町人の子孫という感性で描いていたように見える。
 さて福神漬との関係は今のところなさそう。しかし鶯亭金升が小林清親の仲人で結婚したのが明治22年頃である。鶯亭金升の著書『明治のおもかげ』にも出てくる知り合いだった。井上探景(安治)について六本指という随筆を書いている。風景画は良かったが人物画が雑で指が6本ある絵があったという。何か気になる人になったのはETVで録画した番組からで杉浦日向子さんの江戸知識の入門絵だったというのも気になる。YASUJI東京で焼け跡という言葉があった。戦後を少し知っている身としては気になる。
井上安治が探景と名乗ったのは明治17年頃からで鶯亭金升と知り合った頃はすでに探景として絵を描いていたと思われる。出展(幕末明治の浮世絵集成 樋口弘編)
 
コメント
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