三遊亭円朝 新版 永井啓夫著2011.7
三遊亭円朝の終焉の地は最近の調査で日本キリスト教団下谷教会(台東区東上野3丁目37番地)である。円朝没後しばらく無住の屋敷で幽霊屋敷との噂も立っていた。明治36年に至って教会が土地と家を買収して新築したという。
この頃山中笑牧師は下谷のどこにいたのだろうか。明治33年5月まで山中牧師は下谷教会で活動していた。円朝は明治33年8月死去している。ということは今の下谷教会のところの前の下谷教会はどこにあったのだろうか。この本によると円朝は死去するまえに根岸の笹の雪付近に一時住んでいたという。でもそこは下谷万年町ではない。
山中牧師は下谷教会から離れた頃から徐々に民俗学者へ向い、明治45年牧師を辞めた。