年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

年末の行事の始まり

2012年12月25日 | 築地市場にて

クリスマスのセールが終わるとケーキが処分され、正月用品の販売となる。昔といっても小売店が元気だった頃は地域の風習が残っていて、古来の食を用意し新年を祝う演出をしていた気がする。今は大量仕入れ大量販売のため、一定の品質を持ち、大量の製品を準備するメーカーが残った。
 漬物においても機械化できるものが残り、玉椿(万両巻き)のような手作業でしか作れない商品は再び家庭の味となってしまった。自作しなければ多分料亭のようなところで作るお節料理しか見ることは出来なくなっただろう。この話を若い社員に話すと見たこともないという。今は古いカタログの中にあるという記憶遺産となった。移転の時の引越しで多分処分され記憶からも消えるだろう。
コメント
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