年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

連続の大病で

2022年06月22日 | 宅老のグチ
70歳を過ぎるとずっと健康と思っていたのが、単なる勘違いで時間というもで日々劣化が進んでいることを知る。一番初めに表面化した病は帯状疱疹というもので気が付いて皮膚科に行った時はほぼ治癒に近く、赤くただれていて薬を塗ったら終わった。病名をネットで調べると老化で免疫力が衰え、隠れていた病原菌が活躍した様だ。その間に腸閉塞(イレウス)に罹り、高圧酸素室の治療を数回経験した。鼻に胃液と腸内液を吸い出す管が入っていたので、ベッドから動くとトイレに行くのも鼻と管がこすれて痛かった。それで数日はトイレと食事以外は鼻に挿してある管の摩擦を避けるため動くことを抑えた。寝ていて思ったのは根岸の子規庵で臥せっていた正岡子規が結核という病気の死の床にあって、それでも西の方にあると思える上野の山や隣地の北の根岸町百二十五番地に大原幽学八石教会東京出張所.から聞こえる音から俳句を作っていた。人はいつかは死ぬ。そして時間が経てば記憶が薄れ、何事もなく世間が運営されてゆく。歴史を学べば終わりの無い戦争はない。どこかで終わりそして終わり方からまた新しい戦争が始まる。輪廻のヤミは果てしなく続く。

 1ドルが136円になった。激安のPB商品の一部値上げを悔しそうにTVで放送していたが、多分その商品を売っている所の従業員と値上げを抑えて作っている人たちは激安の給与だろう。貧者はますます貧しくなり、心も貧しくなり、怒りを他者に向ける。そして豊者を妬む。アリとキリギリスの童話の解釈が日本と西欧が異なるという。日本は貯蓄しないといけないという発想だが西欧は生活を楽しめと思うようだ。日本の江戸時代の庶民はいつあるか判らない天災や火事で財産を無くすので宵越しの金を残さない気風が伝えられる。これを江戸っ子という。今は災害が保険でまかなわれるが貯蓄の多いのは病気が怖いからである。死ねない怖さを実母の死で理解した。100歳は介護の人を疲れさせる。自分も迷惑かけそうで貯蓄して施設に入るしかない。
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