ある外国人の指摘で、このところの円安から日本が貧しくなったのが低い労働賃金であるという。それでも高齢者は金をため込み、消費しないでいる。アリのような生活をして、老後の経済的な不安を心配している。100歳の時の金さん銀さん姉妹がインタビュ-でなぜ今でも働くのかと問われ老後を心配していると話したのを記憶している。今の日本の高齢者は大卒の金融関係人の煽りで高齢でも貯金をため込んでいる。政府も何とか貯金を引き出そうとして孫等に生前贈与などの制度を拡充しているが、財務省の役人が制度を度々改悪して、相続税を減らないように仕向けている。それゆえ納税者の不信感があって貯めこみ消費に金を回さない。明治までは医学が進歩していなく、若いうちに亡くなることが目立っていた。今は100歳まで生きるのが普通になりつつあって、70代から80までに亡くなる方は無理した青壮年時に働きすぎと思われる。
今の老後の経済分析で変わりつつある。高齢リタイアした人たちの金銭消費が激減するのだが、団塊の世代から政府が年金収入の人たちから天引き(隠れた税金)を増やしている。すでに後期高齢者の健康保険が政治家のやる気感の演出で2割負担となる制度が10月から始まる。この制度はますます複雑となっていくが政治家と官僚の操作とマスコミ(高給取り)の支援で法案が通過する。彼らが80歳を過ぎた時に自分たちがいかに酷い制度を作ったか自覚するだろう。
高齢者が少ない年金から介護保険料、介護の自己負担金、後期高齢者保険料が今後も天引きが増える。GHQの関与で給与の天引きが始まったと記憶があるが年金も同様の天引きで支払われる。
75歳まで年金支給を遅らせる制度が始まったが65歳から支給されるより2倍弱の支給が増えるが、実際は75歳まで後らしても天引きが1割負担が3割負担となりさらに高収入となり所得税が累進となり、実際に年金支給を遅らした効果が15年近く長生きしないと効果がない気がする。つまり男性では90歳まで生きる自信がある人だけ年金支給を遅らせた効果が出ない。よほどの良い血筋の家系か老後でも生き生き生活の出来る農業関係しか薦められない。男性の平均寿命の80歳では65歳から年金支給でトントンとなる計算。
生命保険業者の介護保険の不備を補う保険を見ているとこれは消費者をだます保険になりそうだ。財務省の官僚は消費者に有利な制度と見るや法律をいじくり税収確保に走る。人生の胴元ともいえる役人の下で日本人は賭博人生を過ごしている。従って賭博に参加しないのが安全策と知っているようだ。大原幽学が真面目にした農民を博徒が罪を作り上げ、元の不真面目な農民にした。貯めこむ農民は支配者には邪魔な存在となる。
昨年に入院した時、差額ベット代を補填する入院保険金を受け取った。10年以上継続していたがいざ保険金を受け取ると、確定申告の医療費控除から給付金を差し引いて申告すると書いてあって、無駄な保険を支払っていたことを知り、解約した。10万円を超える医療費は確定申告すると少し戻ってくる。
2006年出版の本 家田荘子のアリとキリギリス 家田 荘子著
風俗関係で稼いだ女性が多くの収入があっても貯蓄が少ない事の本だった。日本女性が金銭的犯罪には稼いだ金を簡単に手に入るから浪費するという。
知識のない女性は若いうちしか稼げないが、稼ぎが簡単なことから浪費が始まる。でも40歳が賞味期限で過ぎれば技術・知識がないので落ちぶれる。今は100歳まで生かされる。残りの60年をどう過ごすか問われる。