年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

カラスの羽は白い

2022年10月25日 | 宅老のグチ
江戸時代の末期に比較的に景気の良い時期があった。文化文政期である学者はこの時期から今に至る経済成長の始まりという。出典 梅棹忠夫著作集 第13巻  
 今の学者は明治維新から考える人が多い様だがこれは明治期の薩長政権による歴史の正当性を形成するための論理であれほど急速に西洋文明を取り入れたアジアの国は日本以外では無理だった。識字率が高く、明治初期の投書新聞には今の小学生高学年位の男女が投書している内容を見ることが出来る。町田市の自由民権資料館には開架式の図書室で読むことが出来る。『穎才新誌』(えいさいしんし)は、近代日本ではじめての全国的子供向け雑誌 で明治10年の創刊、徐々に女子の投書が減ってゆく傾向が見える。一応明治維新で過去の秩序が破壊され、社会制度が再構成されるに従い女子の自由が消えていった。明治事物起源を著わした石井研堂は石井民司 という実名で18歳ころこの雑誌に投書しているのが読み取れる。
 香港の株が下がっていて、どうやら中国の金持ちが新しい習体制に不安があるようだ。カラスが白いと幹部がいえば白でないと部下は言えなくなるようだ。でも新しい仕事は評価が定まらず、色も決まっていないので物事は日本と同じように停滞する気がする。
コメント
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