シルバ-パスの利用で白金台駅へ行くとしたら、パスが使えそうにないので使える都営浅草線高輪台駅から歩いて向かうことにした.
前に畠山記念館へ行ったことがあって、高輪台駅を降りて、歩いて国道1号線に出るコ-スを取った。高輪台駅では出口が一つしかなく、改札口までは超長い登りのエスカレ-タ-がある。エスカレ-タ-の所に盗撮とあって(あいまいな記憶)、不思議な思いがエスカレ-タ-を乗っている時に気になった。低い位置に掲示があって、この位置だと注意に役に立たないと思っていた。駅を降りて女子高の前を通過する。この名前を検索すると頌栄女子学院中学校・高等学校 という。どうやら都内の女子中学校制服人気ランキングの一位のようで狙われているかもしれない。高輪台駅出口よりダラダラ下ってどんどん狭くなった道の途中に白い大きな建物がある。暇そうなテラスの警備員がいる。ここは噂で有名な白いテラスという。この消防自動車も大型が入らない狭い所にいわくつきの建物が建っている。
畠山記念館という美術館はポンプのエバラの美術館で今は長期休業中でカレンダ-のみ販売しているようだ。創業者畠山一清は東大を出て、日本醤油醸造という今の感覚だと食品のベンチャ―企業に技師として就職した。日本の古来の醤油醸造を機械化して在庫回転率を上げ、安価に醤油を販売する会社だった。しかし技術と味とが整う前にサッカリン使用の告発があり、さらに工場で醤油を絞った後の布を放置したため、出火し会社が破綻した。その後畠山は恩師の手配でポンプの開発に向かい成功した。福神漬を調べるうちにこの記念館へ行った。茶道具のコレクションで千宗旦の道具をここで見た。
警備員のいるところから西へ歩き遠方を見ると階段があって、行きどまりなのでまた阿弥陀くじのように歩いて広い道路に出た。出るとドンキホーテの店で白金台駅だった。この店は外苑西通りの行きどまりの店でいずれ都道が高輪の街を貫く予定のようだ。
白金台駅から港区立郷土歴史館で鉄道開業150年の特別展があって、400円支払った。領収書がQRコードで入館券となっていた。第二節の日本人の鉄道利用と鉄道知識の広がりで西洋新書初編之二と西洋見聞図解で瓜生政和(梅亭金駕)の紹介があって、ついでに福神漬の命名者として書いてあった。予期せぬことで驚く。鉄道錦絵の所で井上安治と小林清親が紹介されていた。
今回の展示で佐賀藩の鉄道知識、明治天皇が10月14日鉄道開業時に初めて鉄道に乗車したのではなく、荒天で東京に戻れなく仮開業していた横浜から品川まで乗車していたという。
ロシアとアメリカから提供されていた鉄道模型の本物は今どこにあるのだろうか。
港区の施設を出て国立博物館の自然教育園に行く。高齢者は無料なので園内は高齢者ばかり。自然教育園の様子はつくばの実験植物園と同じ作りと感じた。出た後に都バスのバス停を見ると大井競馬場行きのバス便があって不思議な時刻表と感じ乘る。土日のバス便が増えているように見えた。多分目黒駅から大井競馬場に行くのだろう。大井競馬場に着いたとき、水曜日でギャンブルホリデーでお休みだった。仕方なく品川区の公園を突き抜け、鈴ヶ森の刑場を見て、八百屋お七が敷石に建った柱に縛られ火刑となった石があった。生きていて火を点けられた。
刑場の後にすぐそばの品川水族館のバス停からJR大森駅へ向かう。交通費は無料だった。最初の予定では目黒区の林業試験場の後の公園を予定していたがまだ紅葉には早い。