アリとキリギリスの本を検索し、数冊借り出したのだがリ-マンショックのあと、アリ国から日本は脱落し、いつの間にキリギリス国になっていたことを知る。今のウクライナ戦争から為替の円安はキリギリス国になってしまったことを実感する。まだバブル時の記憶のある日本の指導者は金を稼げる国から脱落し、昔の日本人観光客が途上国を憐れみて金銭消費する姿と感じる。昔の日本人観光客がアジアの寺院等に行くと、物売りが付きまとっていたことを思い出す。今は浅草等で人力車へ乗せようとする若者が観光客をに付きまとっている。
グローバル化経済の転換点 -「アリとキリギリス」で読み解く世界・アジア・日本- 中井 浩之著
今度の円安でコロナによる鎖国が間も無く解除される。日本に入った異国人が不法滞在して生活することを予想されるがコロナ以前と違って日本国籍取得の目的は世界中に行けるパスポ-トがあるからであって、日本の賃金に魅力があることではないことを知るだろう。そこでは介護系の研修生の国籍の変化でわかる気がする。今はベトナム・フィッリピン等が中国より成長をしていて、持続しそうであるし、人口のボ-ナスもあってどんどん発展する。そこには華僑という情報網の欠けている日本の付け入るスキが中国よりかけている気がする。
アップルが中国から生産拠点を移そうとしているが中々移せないでいる。日本の漬物原料も台湾からタイへ行き、さらに中国に向かっていて、今はラオス・カンボジア・ベトナムへ向かいそも次はミャンマ-ということであった中断しているようだ。どこも華僑の人たちのネットワ-クで物事が進んだ。マイナ-な物資は他の産業の隙間に積み込むので日本の勢いが消えると産地も消える。
アナログ日本が途上国より勢いを取り戻すには危機感が必要である。若者の自動車免許取得が減っている。高校生の授業の中で免許所得もあってよい気がする。
また政府は補正予算で国民に給付して物価高をしのごうとするがその担保は国債のようだ。先に戦争で敗戦後に戦時国債が紙くずとなり、今でも骨董品となり苦い記憶となる。高齢者が働いているのはアリ的行動でなく、キリギリス政府を信じていないから働く人もある。家にじっとしているより、シルバ-パスを使って世間の風に当たる。