年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

林試の森から松陰神社へ

2022年10月30日 | 宅老のグチ
目黒の自然教育公園に行ったとき、予定時間が過ぎて歩いて林試の森に行けなかったので晴天時に行く計画を実行した。一応始まりはJR五反田駅西口バス停から渋谷行きの東急バス渋72で出発。頭の中で考えていたコ-スは環状6号線を通ると思っていたら、大崎広小路・桐ケ谷・不動前の道に行った。桐ケ谷は都内屈指の葬祭場で何度か行っていのだがバス便で通過したのは初めてだった。目黒不動尊境内に東急渋72のバス停があってそこで下車。目という文字の下に色の名前が付く不動尊が東京にある。五色不動様。目黒が一番有名で東急目黒線に不動前という駅があるが解かりにくい。この駅の夕方は桐ケ谷へ行く喪服姿の人が多い。京成お花茶屋駅も同様だった。
 目黒不動尊前の掲示板で青木昆陽の碑があるようだ。なにか薩摩芋を手にした像が見える。不動尊を参拝後、境内の隅に226事件の北一輝がいた。顕彰碑で大川周明氏が建てたようだ。この辺りは説明不足でかなり昭和史を気にしている人しか関心ない。多分中国と韓国が騒げば有名になるだろう。日本人の戦友会の活動を見ていると60年で過去になり、百年過ぎてやっと歴史となりそうだ。節目で騒がないと忘れ去られる。今年は鉄道開業150年で見事に歴史の範疇に入った。
 不動尊を出て林試の森へ歩いてゆく。地図的には東急目黒線武蔵小山駅に近い様だが歩いて目黒通りに出る。地図無しで遠くを眺め、高層ビルがあるところが目黒通りと判断して、例によって阿弥陀くじ歩きをしたら、環状6号線からかなり離れたところに出た。ニトリの店があった。
 バス停を探しながら目黒駅方面を向かう。この通りに左側はどうやら古家具の店が多い。目黒通りはインテリアの通りなのだろうか。大鳥交差点で渋谷行きのバスに乗り、246号線大坂上バス停で三軒茶屋行きのバスに乗り換える。三軒茶屋駅で目青不動を探すが見つからない。後で調べると三軒茶屋駅に近い所にあるが掲示もなく人気もない。東急世田谷線三軒茶屋駅 で電車に乗る。パスモで147円。バスの乗り方と同じで電車の入り口で支払う。三軒茶屋駅はプラットフォームに入る前に払う。これは都電荒川線王子駅と同じ方式。
 松陰神社前駅で降りるがまた迷う。道の表示を見ていたら松陰神社通りとあって進む。神社で案内を見ると吉田松陰が処刑後に遺体をこの地に埋葬した様だ。神社参拝後に豪徳寺に向かうが地図の様子では歩いたほうがよさそうで世田谷区役所・世田谷城・豪徳寺の順に訪問する。駅名のある小田急線豪徳寺より世田谷線宮の坂駅の方が豪徳寺に近い。
 豪徳寺は今は招き猫が有名である。境内には井伊家の墓地があって安政の大獄の井伊直弼と吉田松陰の墓がやたらと近い。豪徳寺から世田谷線宮の坂駅より三軒茶屋駅に向かう。この電車はシルバ-パスの利用が出来ないので、休日の車内は若い人が多い。世田谷線の半分は歩いたが高い建物が少なく、若い上京した人の住むところを感じた。
 
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練馬大根いまむかしという特別展へ

2022年10月30日 | 宅老のグチ
またシルバ-パスの利用でコロナの静かなときに出貯め計画をしていて、港区の郷土歴史館で見た練馬区のダイコンで急遽行動計画を立てた。11月の6日までなので時間は少ない。早速石神井公園の側にあることは知っていたので、前回訪問時には大江戸線練馬駅で下車し、西武線で石神井公園駅へ行った。駅前はゴチャゴチャしていて、バス乗り場が無いと思っていたので、練馬駅でバス便を探したがネットでは見つからず、止む得ず現地で誰かに聞けばよいと思った。練馬駅で降りてバスの停留所が数か所あって、一周してみたところ無さそうだった。仕方なく、駅を見守っている3人の警察官、二人は女性に尋ねた。親切に聞きに行ってくれて、4番乗り場で大泉学園行きがあって、途中の近い所で降りるしかないと教えてくれた。4番乗り場へ行くと時刻表ではほぼ2時間後のバスなのでシルバ-パスの利用はあきらめ、パスモで西武線に乘った。190円出費。石神井公園駅は数回来ているので迷路の駅前に再開発反対とあった。西武線の駅前はどこも電車優先と思っていて、駅前は混み入っている。消費を池袋・新宿にもっていこうとしている。東急は途中の繁華街を育成しようと思っている感がある。
 先に石神井図書館まで行き、途中の三宝寺池の所にバス停があって、行き先を見ると阿佐ヶ谷・荻窪駅行きだった。帰りはこれに乘ろうと決め、図書館へ入って、昔の建て替え前の石神井図書館の地下というところに郷土資料の所があって、そこに小学校の教師らしい人と開架だった本を見ていたのを思い出した。今は石神井図書館から郷土資料は移され、近所に出来た練馬区立石神井公園・ふるさと文化会館の二階にある。
 石神井図書館から道の反対側へ移って、福祉の作業所の売店があった。梅干しの広告があって、石神井公園の梅かと思ったが良く見ると和歌山の梅干しを詰め替えているようだ。梅干の加工を福祉で行うという考えは良いと思う。

練馬区立石神井公園ふるさと文化館(ねりまくりつしゃくじいこうえんふるさとぶんかかん)は、練馬区の郷土資料館である。都立石神井公園に隣接する。
 高齢者の証明の免許証を掲示し、無料の入場。誰もいない。じっくり見るとどこか抜けていると感じる。それは戦前の練馬のタクワンが繁盛したのは軍隊需要でこの研究が誰もしていないので展示もない。さらに板橋区ではみの早生大根となっていたのに練馬区では美濃早生大根となっていた。これも練馬区独立運動の影響なのか?漬物業界人が美濃早生大根と書いていて、美濃の国大根と昔は思っていたが宮重大根というのが愛知岐阜にあって混同する人は少ない。
 最後に常設展の所をめぐり、練馬区独立運動の年表を見ると、練馬区の惜しさが感じる。中仙道から外れた練馬は蔬菜の供給地で帰りは下肥の車で賑わっていた。そこに西武線の黄色の電車は戦後は下肥の色と揶揄されていた。
 練馬地域の人は一度都心の池袋まで出て区役所に行って戻りも時間がかかった。そこで練馬に板橋区の支所が出来、さらに支所の分所ということで石神井に分所が出来た。この経緯から練馬区は練馬の名前が東京では有名で、タクワンで農業と加工産業発展していて、練馬区となったようだ。つまり練馬大根が無ければ石神井区という区名の可能性を排除できない。
 石神井公園に戻り、三宝池バス停で時間を確認すると5分待ちだったので阿佐ヶ谷行きに乗った。JR阿佐ヶ谷駅でまたバス停をめぐり新宿行きがあるかもしれないと思っていたら渋谷行きがあった。渋谷はバス停の位置を知っていたのでこれに乗って帰る。
 次は石神井公園へは渋谷・阿佐ヶ谷経由で行けば無料になる。ただ時間が3倍以上かかりそう。
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