一般人には無縁の築地市場を含め、東京都の管轄している市場の条例集がある。豊洲移転後改訂されたかはもう現役で無いので知らないが、毎年新規の規則が増えていることは確かで、そのための月一回以上の会議がある。市場全体の規則は都議会の関与があるようで、後から市場協会から回覧が回る。そこに食品衛生の保健所からも回覧が回る。この時期は梅雨時で食中毒、年二回の交通安全運動は運転管理者が出席しないといけない。市場は私道扱いなので事故等の事件は警察以外に東京都の巡視詰所に届け出しないと、事故証明が発行されず、保険金請求がややこしくなる。ただ事故で反則金、罰金等は来なかった気がする。そのため市場内で警察が関与させないように日々努力している。昔の大学紛争時の大学構内に警察官を入れないようにしたことと同じで、市場のルールは市場人で決めるという気風がある。
このあたりのことが市場で業務を行い不祥事を起こした時に初めて認識する。豊洲移転時に築地に残っていた業者が年末の稼ぎ時に豊洲市場で営業停止処分があった。普通は衛生事故で処分が出るが強権発動となる。他の処分は殆ど交通関係が多い。何日間の市場への出入り禁止。