年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

生梅の季節で今年は2割安い

2023年06月24日 | 宅老のグチ
新聞の青果物相場の報道で生梅が安いという。この時期には料理番組等で生梅を利用したカリカリウメ、梅干し等があって青果売り場の中にセットされた梅仕事用売り場が作られる。今年は3年か4年ぶりで梅が豊作となりそうで、比較的小粒と感じる。まだ青果売り場には青梅が多いが徐々に熟した梅が出回るだろう。
 梅の売れる時期は、梅雨明けからで普通の夏なら8月20日ぐらいで売り場が縮小となり、9月に入れば隅になる。
食品の値上がりが続いているが梅の価格改定は10月なので今年は値上げ無しと見ている。
 ただ産地の人手不足と競合産業の人件費の増大は価格改定が来ると思う。不用意の値上げは駅弁等の需要が多かった時に弁当業者の梅干し外しで赤小梅の消費が激減し、衰退してしまった。今は日の丸弁当と言っても、絶滅用語となってしまった。小梅を植えていた農家は肥料の投入を惜しみ、手入れも怠りして、さらに放置梅林から病気等が移ったりして、小梅自体が実を取るより観光花見となった気がする。
 漬物の需要は意外と気まぐれ。激減があった後に復活したこともあった。
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