木曽町三岳(旧三岳村) 撮影日170617
旧三岳村のマンホール蓋には村の花・ササユリと村の鳥・ライチョウがデザインされている。大町市の蓋もライチョウだった。
(再)木祖村小木曽の火の見櫓 撮影日170612
■ 昨年(2016年)の5月、木祖村から旧奈川村に向かって県道26号を走っていてこの火の見櫓を見つけた。脇道に入り狭い生活道路を上っていき近くまで行ってきた。(過去ログ) その時、いつか再訪して下に見えていた県道から丘の上に立つ様子を撮りたいと思っていたが、先日その機会があった。
火の見櫓の立地条件として集落を一望できることが挙げられるが、その一方でいち早く火の見櫓に駆けつけることができることも挙げられる。このふたつの条件は相反する場合が多く、後者の条件を優先している場合が多い。従ってこのような小高い丘に火の見櫓が立っていることは少ない。木祖村のこの辺りは民家がまとまって集落を形成しているわけではなく、分散している。このような状況を踏まえて遠くまで半鐘の音が伝わるように、と丘の上を選んだのかも知れない。
いや、このような明確な理由で選んだわけではなくて、たまたま丘の上に敷地が見つかった、という単純なことなのかも知れない。世の中、案外このようなことが多いのではないかと思う。
833 筑北村坂井 撮影日170611
■ 松本から上田へは三才山トンネルを抜けて行く国道254号のルートが一般的だが、麻績村から旧坂井村(現筑北村坂井)を通って青木村へ抜ける県道12号のルートもある。このルートは多少距離は伸びるが、三才山経由より交通量が少なく、途中きついカーブが何ヶ所かあるが走りやすい。今月11日に上田へ出かけた時はこのルートで往復した。
帰路、筑北村坂井でこの火の見櫓を見つけ、狭い坂道を上って近くまで行ってみた。
この様なこげ茶色の火の見櫓は緑豊かなこの季節には風景に同化していて目立たない。
空き家もある小さな集落に立つこの火の見櫓、存在すら忘れられてしまっているのではないか、しばらく眺めていて感じた。こげ茶色から錆を連想してしまうこともそう感じてしまう一因だろう。やはり火の見櫓はシルバーに輝く、凛とした姿の方が好ましい。