撫子ジャパン、ワールドカップで世界一。
本当に凄いですね。
もしかして、この先二度とメダルなんか取れないかもしれない。
なんせ、勝ったとはいえドイツやアメリカには今までずっと
勝つことすら出来なかったんだから・・・・
かつてのバレーボールや、体操競技、スキージャンプのように
頂点に立って『お家芸』などと言って胡坐をかいていると
あっという間に世界から取り残されるからね・・・・
しかし、澤選手って言う人は本当に凄い。
釜本の記録なんかと比べるなよ・・・レベルが違うんだから。
男女ともに、世界のサッカーはこの一年で変わった気がする。
パワーや個人技で押し切るスタイルのサッカーから、
スペインや今回の日本のサッカーが象徴している
パススピードがものを言うスタイルに変わったって言うのかな?
澤選手はスペインのイニエスタやビジャに匹敵する。
パスセンス、ゲーム全体を見る洞察力などは卓越したものがある。
テレビを見ていて、必ず画面に澤選手が映っているのを観て
この人の運動量が他の選手に比べて、非常に高いのがわかる。
それと他の選手を見ても、個人技の高さは目を見張る。
決勝戦で同点弾を叩き込んだ澤選手に、コーナーキックで
ピンポイントのパスを出した宮間選手。
その前の同点弾だって、普通なら右足でそのまま押し込もうとする。
ところが彼女は左足のアウトサイドで、キーパーの逆にボールを流し込んだ。
簡単そうで、簡単じゃないんだよな・・・・あのプレイ。
スウェーデン戦の川澄選手のロングシュートは圧巻だった。
あの距離のシュートを入れた事だけでも凄いのだけれど
その直前のこぼれ球を拾って、ワントラップした浮き球を
次のタッチであのコースへ放り込む技術は、男子でも早々出来ない。
多分、彼女自身も二度と同じシチュエーションで決められるとは限らない。
澤選手とボランチを組んだ坂口選手も、目立たないけれど
個人技の高さを十二分に発揮して見せてくれた。
今回の優勝は、決してまぐれじゃないなぁ・・・って思う。
でも、一番選手のモチベーションを上げたのは被災地の応援じゃないかな?
普段以上に『頑張る』『諦めない』という気持ちを持ち続けたのは
選手の中にも地元が被災地の選手が居たからだと思う。
『火事場のくそ力』なのかも知れないが、人間諦めた瞬間に全てが終わる。
お袋が最後まで頑張っていき続けたのも、諦めない気持ちだった。
人を動かす力って、凄いなぁって思う。
日本中が笑顔になることを成し遂げた『撫子』たち。
本当におめでとうと言ってあげたい。