『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

イッツフォーリーズ『ルドルフとイッパイアッテナ』

2011年07月26日 | Weblog

今日は午後から会社を休んで、劇団でずっと一緒にやってきている
若手の山中真吾君

が出演するミュージカルカンパニー イッツフォーリーズの
『ルドルフとイッパイアッテナ』
http://www.allstaff.co.jp/ticket2.html
を観劇して来ました。

ミュージカルカンパニー イッツフォーリーズは、ご存知の方も多いかも知れませんが
日本の創作ミュージカルの第一人者故いずみたくが、
ミュージカルを専門に上演する劇団として、昭和52(1977)年に創立し、
子ども、児童・青少年・学校向け、一般 と幅広い年齢層に向けたミュージカルを
全国で公演し、劇団公演以外にも外部作品の舞台やテレビ、CM、イベントなど
多彩な活動を行う劇団。メンバーは現在約50名。
ミュージカルの公演はもとより、市民ミュージカル、
ワークショップの講師・スタッフとしても全国で活動を続けている団体です。

山中君はフォーリーズの正規メンバーではなく、
オーディションで採用された出演者。
僕が『劇団ステージドア』に参加した時に一緒に加わった、いわば同期。
まだ20代で、今年大台に乗ろうといったプロの役者の道に進もうか
と言った微妙な立場。
親の反対、特にお父さんは『そろそろちゃんとした仕事に就け』と
言っているそうだが、今日お会いしたお母様は逆に
『やりたい道を進ませてやりたいが・・・』と、親の悩みを吐露していました。

芝居は子供対象の内容なのだけれど、台本はしっかりしていて
出演者の唄も、ダンスもミュージカルとしては質の高い物でした。
山中君は、端役なのかな?って、あまり期待しないで出かけたんだけど
蓋をあけてみれば、主役の二人のライバルで悪役の準主役。
唄もダンスも、しっかりとレベルの高いところで演じていました。

僕の参加している『劇団ステージドア』は年寄りのいわば学芸会。
お客さんも、出演者の身内ばかりで芝居の質はご愛嬌。
辛口の相方いわく、『出演者の誰かが居なくなったら、お客が来なくなる劇団』
まさにそのとおりで、劇団の運営方法やチケットの売り方も
将来的に広くリピーターを集めようなんて感覚は持ち合わせていない。
相方といつも言うのは『身内の前で演奏するのは、同窓会の余興と同じ』。
つまり、公演というより発表会の様相が強いのです。

今日の芝居は我々の『発表会』と料金が同じ3000円なので、
何だかフォーリーズに申し訳ないって思った。
正直、内容からみたら3000円じゃ安いっていう感じ。
でも、子供対象の芝居だからそんなに高い料金は取れない。
そんな事を考えると、我々の芝居は高いなぁ・・・・って思う。

さて、山中君。
堂々としたソロを唄い、ダンスも周りのダンサーと同じレベルで踊り、
悪役だった役柄もしっかり演じていて、『劇団ステージドア』での
好青年しか演じられない山中君とは別人のようでした。

きっと年寄りばかりの『劇団ステージドア』の中では
今日のような弾けた演技は出来ないんだな・・・・って、感じました。
まぁ、逆にリアルな年寄りとの芝居は、得るものがあるとは思うけど・・・・

正直な感想を言えば、そろそろ『劇団ステージドア』も卒業する時期・・・
そんな気がしました。
そうしないと、ご両親が心配する彼自身の将来も、開かれないんじゃないかと。
僕と25歳の年齢差があるけれど、子供というより弟みたいな存在。
彼が、舞台で活躍してくれて、僕の自慢話のネタになってくれるよう
応援してゆくつもりです。

コメント
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