今日は月次の経営会議。
僕は幹部でもなければ、正社員でもない。
今の会社には『総合アドバイザー』としている立場なので会議には出席義務はない。
おまけに、毎回報告の資料に不備があって、社長の小言が絶えない。
そんな訳で僕は4月の会議に出た後は、3か月間会議に出ていない。
でも4月末が決算なので、5~7月の1/4半期が終わったところ、
そう言う意味では今日の会議はその報告と、今後の計画を話し合う会議。
社長とも3か月会っていないので、たまには・・・・
という感じで、朝のリハビリが終わった後にその足で事務所に向かった。
10時から社長を迎えての会議。
ところが資料を見て、また小言を言われそうな雰囲気。
3か月の決算報告は良いのだけれど、今後の受注計画や売上見込みの資料が無い。
案の定、社長が『こんなのじゃ、今日の打ち合わせの意味が無い』
と爆弾を落とす。
やっぱり、そうだよなぁ‥…何をやってるんだよ。
仕方なく、その場を僕が取り繕って居る間に、所長が計画をホワイトボードに書く。
なぜか社長は僕が何かものを言うと、耳を傾けてくれるのです。
会議は何とか終了して、皆で昼食を食べに出かけた。
その時の社長との会話
僕:『暫く本社の会長に会っていないので、顔を出したいんですけれど・・・・』
社長:『うん、そうだね。顔を見せたら会長も喜ぶよ』
僕:『色々、話したいことがあるので・・・・』
この話したい事と言うのは、僕の引き時の相談。
ところが社長はそう思って居なくて、話がかみ合わない。
社長:『それじゃ、近いうちに山梨で会議を設定するから、それに出席すると言う名目で・・・・』
僕:『いや、ただ1年以上会っていないので、顔を見せるだけです』
社長:『だから、会議に出るために来たと言えば良いだろう』
僕:『会議なんて、僕はそういう立場じゃないです』
社長:『何の用もなく山梨に来るのもおかしいだろう?』
会議に出たついで・・・・
なんて言ったら、この先も仕事を続けるって会長に思われて、
僕の言いたい事も、言えないじゃないか・・・・!
ただでさえ、山梨の会長と話をすると会長のペースに巻き込まれて、
自分の考えている事と違う方向に進んじゃうんだから。
今の仕事も、なんだかんだ理由を付けて断ろうと思っていて、
僕:「就業時間だとか、他人の決めた時間で生活するのが嫌だ」
会長:「それなら、好きな時間で働けばいい」
僕:「私のような変人は、組織に向いていないのですよ」
会長:「会社なんて、変な奴が居ないと変われないんだよ」
僕:「やりたいことが沢山あって、気持ちが固まらない」
会長:「君は、芝居やったり音楽やったり、フラワーアレンジしたり・・・芸術家なんじゃないのか?」
僕:「・・・・・」
会長:「芸術なんてごちゃごちゃ考えてやるものじゃないだろう?」
僕:「・・・・・」
と返す言葉を失う。
こんな感じで、何か言うたびに、こっちの言い分を聞いては、
それに対して言葉を返されて、反論できなくなってしまった。
そんなやり取りをしているうちに断る理由が無くなっってしまうと、すかさず、
会長:「それで、いつから来るんだ?」
僕:「とりあえず、退職して暫くのんびりしたいです」
会長:「それじゃ、退職した翌月からでいいな?」
僕:「・・・・・」
会長:「宜しくな!」
と、握手して会長は次の予定に行ってしまった。
完璧に相手のペース、勝負にならなかった・・・・
結局、今の仕事を引き受ける事になった。
だから、仕事の延長で会いに行くのは、何だか墓穴を掘りそう。
頼られるのは嬉しいし、悪い気はしない。
でも前と同じ展開では、また自分の考えが揺らぎそうな気がする。
僕は自分の時間を自分のために使いたい・・・・
そう会長に言いたいだけなんだけどなぁ。
嫌な予感がします。