『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

人生の流れが変わる予感

2017年08月28日 | Weblog

二泊三日で出かけた大船渡。
実は主の目的は大船渡ではなく、ちょっと山の方に入った住田。
大船渡から車で20分もあれば到着する山間の町。

ここに古い土蔵が沢山あって、その一つを改造した
『住田クラッチ』というライブが出来るスペースがある。
このスペースは地域振興の一環で、この場所をを拠点にして、
誰でも音楽を楽しめる環境づくりと言う事で、町役場の助成を受けて、
3年間、90万円の補助金で楽器やアンプなどを準備して
会費制の『音蔵(ネクラ)』というサークルが中心になって運営している。

今年も、6回目に当たる東北復興プロジェクト『The North Journey』が開催され、
その中で、僕が企画したイベントを提案したら、承認されて枠を貰った。
そのイベントで、地元のバンドやミュージシャンに協力して貰って
出来れば僕は、単なるプロデューサーで終わらせようと企んでいる。

東京からバンドを引き連れて演奏して、僕がボーカルをやるのが、
一番手っ取り早いけれど、それでは僕の意図する企画ではなくなってしまう。

被災地のお年寄りに、元気を出して笑顔で居て貰いたい。
5年間、大船渡へ出向いて演奏して帰って来たけれど、
実際は東京の人間が、向こうで騒いで帰って来ただけ・・・・
地元の人たちの関心は、殆ど得られなかった。

行くたびに『何か違うなぁ…』と思いながらも、行かないよりは行く方が良い。
何もしないよりは、何かやった方が良いと思いながら続けてきた。

今年の劇団公演は『今を生きる』と言う事について、脚本家からお客様へ
明確なメッセージがあって台詞や、挿入歌に演者である僕が心を揺さぶられた。
その時に何か感じたものがあって、モヤモヤしていたのだけれど、
6月に音楽担当の大塚先生のプロジェクトに参加して、そのモヤモヤガ晴れた。
僕が発信したかったのは『歳をとっても、元気に生きよう』と言うメッセージだった。

そんな訳で、大船渡の世話人、平山さんという方とコンタクトを取っている。
電話やメールじゃ駄目。まずは手書きの手紙を送って、それから電話、メール。
面倒なようで、こういうプロセスは大事です。
そして600㎞離れた東北まで直接会いに行く。
直接出向いて、顔を見せに行く事で、こちらの意気込みや本気度を見せる。
そうしないと、信用されないというのは、なにも東北の人に限った事ではないですからね。

先月から大船渡へ出向いて、住田の音楽仲間と会って話をしたけれど、
正直なところ、まだ自信が無いのか?強い手応えが無い。
こちらは最悪、僕が一人でやるしかない・・・・

復興支援住宅のおばあちゃん達は、余り出歩きたがらないと言う事も判った。
計画も考え直さないとならないかなぁ?
でも、そういう課題が見えたことは凄く大きいかな?。

大船渡の世話人、平山さんにある青年を紹介された。
今年の7月から、若者を中心に地域振興するためのプロジェクトで
東京からやってきて、市から住宅と農地を無料で借りて、
ITを利用した野菜作り等を模索していると言う。
そんな立場だから、人を集めたりすることは比較的簡単にできる。
そんな彼の力を借りようかと、平山さんに相談したら紹介してくださった。

その彼と色々と話をしていたら、なんと僕が定年退職した会社の元社員だと判明。
つまりは僕の後輩だったのです。
しかし、こんな場所で、遭遇するなんて本当に奇跡に近い。
逆に、出会うべく運命だったのかも知れません。
なにか、ちょっと流れが変わりそうな気がしてきました。

今回の大船渡行きは、色々な人と出会って収穫がありました。
『The North Journey』よりも、何だか人生の流れが変わる予感がします。

20170828大船渡

コメント
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