2日間の公演が無事終了し、今日は休暇でゆっくり社会復帰。
毎年の事だけれど、公演が終わると体中の気が抜けたようになる。
稽古や本番の舞台に、それだけ気持ちを込めているのでしょうね。
これはサッカーの試合の後の疲れとはちょっと違う。
サッカーの場合は、単純に体の疲れだけですからね。
今回の稽古から公演までの間で思った事。
まずは若手の演出助手山中君と、歌唱指導の担当だった木脇さんに感謝。
山中君は、時に我々に対して怒鳴りたくなるような場面もあったでしょう。
それを、ぐっと堪えて言葉を選んで我々に対応していた。
対して木脇さんは、優しい対応と厳しい対応を使い分けていた。
公演間近になると、フラストレーションで芝居にも影響が出ていた。
それに気が付いた河岡先生が、木脇さんを窘めた。
考えてみれば、我々オジサン、オバサンがだらしないから・・・・。
放置しておくと、どんどん駄目な方向に進むから厳しくなる。
そう言う意味では、彼女には何か重いものを背負わせてしまった気がします。
結局、僕ら中高年は山中君、木脇さんの子供みたいなものです。
まずは、週末までの1週間に練習をして来ない。
前の週にやった事を復習していないので、覚えていない。
放って置くと、何処に行ってしまうか判らない。
ちょっと目を離すと、勝手な事をし始める。
お喋りに夢中になって、稽古の邪魔になる。
これがいい大人だから、性質が悪いんですね。
そういう『大きな子供』を抱えた親のようなものでした。
いや、老人ホームのヘルパーと言った方が近いのかも知れません。
本当に心から感謝しています。