一昨日の夜に、ひと雨降った関係で今朝はだいぶ涼しいですね。
先週から37度という猛暑が続いていただけに30度前後は
涼しく感じるから不思議なものです。
10代にプールでライフガードのアルバイトをやっていた頃は
8月でも平均的な気温は28度くらいで、気温が30度を超える日なんて、
そんなに無かった気がします。
それと、30度になると必ずと言って良いほど夕立がやってくる。
区営のプールで、アルバイトの人間が運営を任されていたから、
夕立になると、雷などで危険なのでプールをクローズしていた。
アルバイトは日給だったから、夕方の回がクローズになると
みんな大喜びで、早めに上がって皆で甘いものを食べに行ったりした。
その当時の事を考えると、今の気温は10度も高いことになる。
地球規模で温暖化が進み、日本も温帯から亜熱帯の気温になってしまった。
涼しくなると途端にサッカーがやりたくなる。
ところが今週末は台風が襲来、何と本州を直撃して西に移動すると言う。
これは太平洋上に『寒冷渦』があって、その影響だと言う。
この『寒冷渦』
今年のように、中緯度地域で偏西風(ジェット気流)の蛇行が激しくなると、
蛇行が低緯度側へ張り出した部分(気圧の谷)が切り離されて、
独立した渦となることがある。
この部分は極からの寒気が入り込んでいる部分であるので、
周囲よりも寒冷な低気圧となるらしい。
低気圧と言う事は反時計回り。しかも冷たい空気の塊なので、
暖かい空気の低気圧は中に入り込めず、その周りに沿って移動する。
今回の台風は、太平洋上の『寒冷渦』に沿って反時計回りに移動するため
通常の台風のコースとは全く逆の東から西に向かって移動することになった。
気象関係者も『初めての経験なので予想できない』なんて言っているけれど
関東や東海地方はもとより、豪雨被害を受けた中国四国で、
更なる災害を生みはしないかと心配になる。
それでも、僕のような能天気な人間は、40℃近い気温の先週の酷暑から、
一気に5度以上も気温が下がるので『有難い』なんて思ってしまう。
これで酷暑が少し和らいでくれるといいのですが…