今日は1階の部屋の片づけ。
部屋を片付けながら、とある書物が出て来た。
以前にこのブログにも何回か書いた『設計遺書』の一部。
この『設計遺書』の冒頭5ページほどが印刷されていて埋もれていた。
読んでいると、なんだか気になってパソコンに残したデーターを探してみたら
編集前の文章や、大量のデータあ入っているフォルダが有った。
フォルダを開いて驚いたのは、もの凄い量の資料が書いてある。
目次の部分だけですが、執筆していた内容は以下の通り。
【1】表面分析装置 XPS (X-ray Photoelectron Spectroscopy)
1-1.HV-AMP(静電偏向用レンズ及びリターディング電源)
・予想外に大きかったリップルノイズ
・トランスの浮遊容量、シールドとシールドポイント
・シールドとシールドポイントの意味
・帰還抵抗の温度特性と、安定度
・回路のグレードアップ
・コンデンサの特性(温度特性と電圧特性)
・リーク(漏れ)電流対策
・FETトランジスタのIDSS
1-2. 励起源のX-RayGun用のX線電源(12KV/60mA)
・主高圧制御回路、リップル相殺回路、フィラメントエミッション安定化回路
・用途による色々な絶縁方式
・モールド破壊とモールドの難しさ
・ボイドによる部分放電
1-3. 多重検出器(Multi Channel Plate)用の3KV電源
・検出器用の3KV電源でのトラブル
1-4.その他の電源
・高速イオンガン (High Speed Ion Gun) 電源
【2】特殊仕様の装置開発
2-1.PEEM(PhotoErectoronEmissionMicroscope)
・概略図、動作
・トランスの話
・高周波伝送トランス
・熱対策の秘策
・放電対策
・データー転送用デジタル回路、及び光ファイバーリンク(高圧上で動作)の故障対策
・コモンモードの話
・失敗した回路
2-2.LEEM(Low Energy Electron Microscope)
・概略図、動作
・放電対策、重畳電源、
・失敗した回路
2-3.トラブル対応に借り出された高圧電源
・イオンポンプ電源
【3】単なる高圧電源から超高圧、超高安定、超高分解能へ1桁の厳しさ
3-1.超高圧電子顕微鏡ARM-1300
・概略図
・失敗した回路高周波化、安定化対策、
・失敗した回路リップル対策
3-2.超高安定度200kV電源(W Tank)
3-3.200KVモノクロFEG用高圧回路
【4】あとがき(高圧電源の設計から学んだもの)
とまぁ、こんな内容で書いていましたね。
このうち完成しているのは1割程度。
その他はまだ公正や編集途中で、トータルで5割程度。
実はこの資料は高電圧に関するものだけ。
他に高速プリアンプや、真空技術の資料も執筆していたから、この目次もほんの一部。
この資料に関わる大量の文献のコピーや、自分のメモ書きをまとめたものが
もの凄い量のファイルになって保管されていた。
『こんなもの、真面目に作って居たんだ・・・・』
という感想だったが、改めて執筆を再開しても、もう技術者としての道は捨てたので
書いたところで全く意味が無い。
そんなことに時間を費やすだけの価値も見いだせないので、このままにしておきます。
しかし、良く書いたなぁ・・・・
それだけ仕事が好きで、楽しんでいたという事でしょう。
改めて自分を褒めてやっても良いかなと思ったのでした。
部屋を片付けながら、とある書物が出て来た。
以前にこのブログにも何回か書いた『設計遺書』の一部。
この『設計遺書』の冒頭5ページほどが印刷されていて埋もれていた。
読んでいると、なんだか気になってパソコンに残したデーターを探してみたら
編集前の文章や、大量のデータあ入っているフォルダが有った。
フォルダを開いて驚いたのは、もの凄い量の資料が書いてある。
目次の部分だけですが、執筆していた内容は以下の通り。
【1】表面分析装置 XPS (X-ray Photoelectron Spectroscopy)
1-1.HV-AMP(静電偏向用レンズ及びリターディング電源)
・予想外に大きかったリップルノイズ
・トランスの浮遊容量、シールドとシールドポイント
・シールドとシールドポイントの意味
・帰還抵抗の温度特性と、安定度
・回路のグレードアップ
・コンデンサの特性(温度特性と電圧特性)
・リーク(漏れ)電流対策
・FETトランジスタのIDSS
1-2. 励起源のX-RayGun用のX線電源(12KV/60mA)
・主高圧制御回路、リップル相殺回路、フィラメントエミッション安定化回路
・用途による色々な絶縁方式
・モールド破壊とモールドの難しさ
・ボイドによる部分放電
1-3. 多重検出器(Multi Channel Plate)用の3KV電源
・検出器用の3KV電源でのトラブル
1-4.その他の電源
・高速イオンガン (High Speed Ion Gun) 電源
【2】特殊仕様の装置開発
2-1.PEEM(PhotoErectoronEmissionMicroscope)
・概略図、動作
・トランスの話
・高周波伝送トランス
・熱対策の秘策
・放電対策
・データー転送用デジタル回路、及び光ファイバーリンク(高圧上で動作)の故障対策
・コモンモードの話
・失敗した回路
2-2.LEEM(Low Energy Electron Microscope)
・概略図、動作
・放電対策、重畳電源、
・失敗した回路
2-3.トラブル対応に借り出された高圧電源
・イオンポンプ電源
【3】単なる高圧電源から超高圧、超高安定、超高分解能へ1桁の厳しさ
3-1.超高圧電子顕微鏡ARM-1300
・概略図
・失敗した回路高周波化、安定化対策、
・失敗した回路リップル対策
3-2.超高安定度200kV電源(W Tank)
3-3.200KVモノクロFEG用高圧回路
【4】あとがき(高圧電源の設計から学んだもの)
とまぁ、こんな内容で書いていましたね。
このうち完成しているのは1割程度。
その他はまだ公正や編集途中で、トータルで5割程度。
実はこの資料は高電圧に関するものだけ。
他に高速プリアンプや、真空技術の資料も執筆していたから、この目次もほんの一部。
この資料に関わる大量の文献のコピーや、自分のメモ書きをまとめたものが
もの凄い量のファイルになって保管されていた。
『こんなもの、真面目に作って居たんだ・・・・』
という感想だったが、改めて執筆を再開しても、もう技術者としての道は捨てたので
書いたところで全く意味が無い。
そんなことに時間を費やすだけの価値も見いだせないので、このままにしておきます。
しかし、良く書いたなぁ・・・・
それだけ仕事が好きで、楽しんでいたという事でしょう。
改めて自分を褒めてやっても良いかなと思ったのでした。