地上デジタル放送対応受信機の普及率について、総務省から7日に、3月に実施された調査結果が発表された。
その世帯普及率では、60.7%とかなり進んでおり、総務省の普及PR活動がされているようであるが、なぜか都道府県別には、大きな地域差が出ている。
その結果では、またもや我が故郷福井県が1位となり普及率68.6%で、最下位沖縄県の37.1%とは倍に近い開きがある。
我が自治会でも、総務省の説明会が開催される機会があり、この春に独自に受信状況や意識調査を行った。
その結果では、約3分の1強の世帯で地上デジタル対応受信機に切り替わっていた。
我が家では、以前から大変関心もあり、北京五輪後の需要の落ち着くときに切り替える予定であったが、
受信機の技術がほぼ安定してきたと判断して、2ヶ月前に切り替えたばかりである。
最近の説明会や調査時に聞いた意識状況では、何れ地上デジタル対応受信機に変えるつもりであるが、
急ぐ必要はないという消極的意見が多いようだ。
我が集合住宅では、以前からケーブルテレビに加入しており、共同受信設備はデジタル対応しているので、
受信機だけの切替で対応ができることも大きい。
地デジ放送への関心度も、地域の電波状況や日常生活におけるテレビの活用状況により、地域差が出て当然であるが、
完全移行の期限が後2年と切迫していることは、事実である。
デジタル放送による視聴者側にどんなメリットがあるのかとよく聞かれるが、管理者にとっては、なんと言っても、
ワイドで極め細やかなハイビジョン(HD)映像やサラウンド音声が楽しめることだろう。
さらに字幕放送やデータ放送・双方向サービス・マルチ画面も可能である。
そのようなデジタル放送の特色を楽しめるには、やはり受信機の選択が第一である。
ハイビジョンも、フルハイかハイか?液晶化プラズマか?録画機能はブルーレー(BD)かハードデイスク(HDD)か・・・など選択の幅は非常に大きい。
管理者の場合は、半年に亘って量販店や家電専門店から、情報を聞いて選択機種を絞り込んだが、簡単ではなかった。
スポーツ実況や、ハイビジョン映画や旅行番組を見る機会が多く、フルハイ機能のプラズマと ブルーレーレコーダーを選択したが、
その画像の鮮明な美しさや文字情報の機能性は、筆舌し難い素晴らしいものがあった。
ただし、J-COMのCS放送やレコーダーの機能の使い分けは、慣れるまでは容易じゃない。
先日も、知人から操作を間違えて移らなくなったと相談を受けたが、これまでのアナログ放送を見るだけで充分という人には、
慣れるまで優れた機能を使いこなすのは、相当の困難が伴う事も事実である。
地上デジタルのみならず、BSデジタルも、放送内容が多岐にわたり、その楽しみ方の幅はこれからも無限のものを感じている。