先月、故郷越前町織田で開催された『O・TA・I・KO響2009』がBSで録画放映されると、故郷の知人より連絡があり、楽しみにして見ていた。
今年は、20周年記念大会となり、街を挙げて『ありがとう20年、未来へ響けこの願い』の呼びかけで取り組みだそうである。
このイベントについては知らなかったが、福井県の夏の風物詩となって地元に定着している太鼓の祭典である。
番組での説明によると、300年以上の歴史を有する太鼓芸能文化を背景に、
1989年に西日本一の直径1.5Mの『明神太鼓』を作ったのが起源で、無形文化財として伝統と創造の文化だそうである。
太鼓を通じて『町づくり・人づくり』を目的にしており、今年はその20周年記念事業となる。
行政指導のイベントではなく、町民主体の手作りイベントを町の誇りにしたいとの想いが込められていると。
名前の由来も、織田のOTAと、明神のOTAIKOから名付けられたそうな・・・・・・
今年は、この特別事業を成功させようと、地域の青年団が中心になり企画・運営されたそうで、
全国一のTAIKOメッカへとの意気込みが伝わってきた。
地元のみならず全国からゲストチームを招待しての演奏もあり、OTAIKO ヒルズには、約1万人の見物客が集まったようだ。
特に、感動を得たのは地域の子どもたち100人が、この日のために特訓を行い 『子ども100人オタイコ』を見事に演奏し、
会場の大喝采を得ていた。
「OTAIKO響」の書体をこの20年書いておられるのが、故郷の書家(Shoka)吉川寿一氏だそうで、吉川氏の関係者より情報を得ていた。
番組では、熱いお太鼓演奏と共に、越前観光名所の案内もされていたが、「ふくいよいとこ一度はおいでよ」と、
来月訪問予定の越前海岸の美しい光景が紹介されていた。
今、越前は輝きが増しているようである。
【挿入写真は、放映画面より引用】