MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ふるさとのアトリエ訪問

2009年09月03日 | アート・文化

ふるさと越前三国にある知人のアトリエを久し振りに訪問してきた。

友人が以前から師事している画家のアトリエで、今年の『一陽会展示会』へ出展する公募作品を作成中と聞き馳せ参じた。

アトリエは、越前坂井の丘陵地帯にあり、白山連峰を望み素晴らしい農園が拡がっていて、向日葵畑が非常に美しい。

045

アトリエでは、訪ねた友人は、もう1週間泊り込みで作品創りに、励んでいるそうでほぼ完成に近かった。

管理者が描いているような、所謂スケッチ水彩画とは異なり、アトリエには、80・100・150・200号の作品が並んでいた。

048

友人の作品も2点を応募するそうであるが、何れも大胆且つ繊細に描かれており、その敏感なセンスにビックリである。

着想から完成まで約半年かけて挑戦してきたそうであるが、対象は自宅の庭に咲くアケビを選んだそうである。

Photo

まもなく行われる公募作品の審査会での選出が待ち遠しく、晴れの国立新美術館の舞台が待っているそうだ。

他に、師事されている先生の150号の作品も見せてもらったが、所謂『心象風景画』で、土器や破壊された建築物と、

可憐に咲く静物を組み合わせた巨大な抽象画であった。

047

作者に、そのテーマの源を伺うと、毎年心に描いておられる「自分だけの風景」を、一年かけて抽象表現を入れて、

具象化していかれるそうで、その奥にあるイメージは、計り知れない。

また、画を観る側にも自由な発想が生まれてきて、「これは何だろう」と心象風景が膨らまして楽しい世界に引きこまれる。

大作の前で眺めていると、細かい描写と独特の光と影の表現に、感嘆して離れ難い魅力があった。

050

今月末から国立新美術館で開催される展示会には、画伯や会友が故郷から見えると聞いており、今からその迫力に期待

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする