処暑を過ぎても残暑が厳しい日が続いていたが、横浜山下公園での仲間とのスケッチ散策に出かけた。
横浜開港150周年記念事業として、開通したアメリカ山公園に立ち寄り、マリンタワーから山下公園を望む光景を確認したが、
みなとの見える丘公園からの展望とは、異なる新しいスケッチポイントが生まれたと思い、またの機会に訪れたい。
外人墓地や丘公園と直結して、元町・中華街駅からは、これまでの坂道を登らないで行けると評判がいいようだ。
この日は、直ぐに山下公園へと向い、先日の世界トライアスロン大会の喧騒とは打って変わって、静かな公園に戻っていた。
公園内は、秋を感じる涼風も吹き抜けて最高の日和であったが、既にキャンパスを広げている方も見られた。
スケッチ対象としてこれまで何度も描いてきたホテルニューグランドをこの日も思い切ってアングルを変えて挑戦してみた。
まもなく山下公園通りのイチョウ並木が黄金色に変わるが、深緑のイチョウも描くのは苦労するところである。
ニューグランドは、アングルによって、すばらしい景観に変貌する。
午後には、山下公園のシンボルである「氷川丸」へと対象を変えてみたが、隠れた白灯台と氷川丸のポイントも非常に面白い。
この白い灯台は、横浜港のシンボルとして活躍後に、氷川丸の桟橋に移設されたそうで、その歴史を刻む色合いが、
これも復活した「氷川丸」と調和して何とも美しく、筆を走らせた。
公園内では、とちのきが沢山とちの実をつけており秋近しを感じたが、その木の下のベンチでは、昼寝族が占領していた。