横浜緑園都市にある相鉄ギャラリーで開催されている加山雄三さんの芸能生活50周年記念の『加山雄三絵画展』に出かけてきました。
「加山雄三」と言えば、我ら同世代の英雄であり、青春時代からの憧れの大スターであったが、近くの茅ヶ崎育ちということもあり、非常に身近な仲間みたいな近親感も持っている。
何といっても我ら青春時代には、若大将として大活躍され、スポーツマンであり歌手であり俳優としてその非凡さには憧れていたいたものだ。
あの『若大将シリーズ』は、何度も鑑賞してきたし、星由里子との劇中のカップルにも大変刺激を受けていた。
数年前にも、日本橋三越で開催された「加山雄三展」でも、その活躍ぶりに驚いていたところである。今回は、会場である相鉄ギャラリーの創立20周年記念イベントとしての企画展でもあるそうです。
会場に入ると、「旅人」のBGMが静かに流れていて、いきなり若大将の世界へと溶けこんでゆったりと素晴らしい作品の数々に身入られていた。
展示会は、『愛は 永遠に~』をテーマに、油彩・水彩・書・陶芸の作品約60点の他に、若大将が愛用したエレキギターやウクレレが展示されており、光進丸(初代から2代、現代)の紹介されています。
今回の展示作品は、若大将の世界「海」をテーマにした近年の作品が多く、他にも富士山などの作品も多く、大作100号の「台風11号」が注目して鑑賞したが、白波の打ち砕ける光景が実に繊細に描写されており、感嘆していた。
今回は、書の作品は少なかったが、以前に見た「愛」をテーマにした書の大作も多くそのセンスとテクニックには、いつも驚きである。
ミュージシャンとしての才能は今更言うまでもないが、スポーツ・芸術活動の多彩な才能には本当に素晴らしく、見学されている方の声に、「神は二物を与えず・・」と言われているのに、加山さんの多彩な才能には、神は不公平じゃないよね・・・と言われていたが、納得である。
スキーや水泳などの活躍も知る人ぞ知るもので、昔、加山さんが撮影のロケで八方尾根をトニーザイラーと滑走していたのに直面していたが、懐かしく想い出される。
先日のNHKで放映された「加山雄三50年の軌跡~音楽のきずな・家族のきずな~」を見ていたが、その長い人生の裏表を綴る加山雄三物語をみて感動していた。
多くのヒット曲のなかでも「君といつまでも」、「夜空の星」などは、強く耳に染みこんでおり、我が青春の詩のように感じている。
50周年を記念して結成された懐かしい面々の「加山雄三とザ・ヤンチャーズ」も紹介されたが、その新曲「座・ロンリーハーツ親父バンド」も、何回も視聴するほど素晴らしい。
「誰でもいつか年をとる 当たり前じゃないかそんなこと 大切なのは胸の炎 燃やし続けていること・・・」 と、歌いながら同世代として 実感していた。
未だ我らの憧れの星としてのスパースター加山雄三に、同じ趣味をもつものとしてその影を追いかけながら、大拍手を送っていた。