昨日の読売新聞に掲載された「狙われる高級自転車」の記事によると、高級自転車の盗難事故が急増しているそうだ。
かって我が家もスポーツバイクの盗難にあっているが、最近のスポーツバイクの盗難は、急増しているようだ。
自転車ブームで自転車通勤(ジテツウ)や週末サイクリングのファンが増えており、ファッション化してきてその自転車の高級化も凄いものがあり、10万円~100万円の自転車は珍しくない。
また、乗り心地や機能性のみならずパーツの組替えがしやすいように、簡単に分解・組立てができるのである。
報道によると窃盗犯は、高級バイクのパーツは高額でプロショップに売れるので、公園などでばらしてショップへ売っているという。
また、スポーツバイクの中古車販売店も多くなり、転売が行われていると聞く。
日頃、遠距離ポタリングには、マイカー(TREK&KLINE)で出かけることが多いが、どこかに立ち寄りするときは、常に盗難対策に苦慮している。
最近も防犯協会の犯罪情報では、数日の内にスポーツバイクばかりが、集中して狙われて10数台が被害にあっていたが、何れも施錠してあったものを簡単に持っていかれたようだ。
自分も支柱や手すりなどの固定物にチェーン錠で2重ロックしているが、これもチェーンカッターで簡単に切れてしまうのだ。
最近は、駅周辺の駐輪場も整備されて機械化されているが、ここでも鍵は簡単に外されて盗難にあう例が後を絶たず、高級車が狙われているという。
自動車盗難も多いそうであるが、自転車もプロの窃盗団に狙われたら、もはや防止策はないようである。
自宅では勿論 家の中に取り込んでいるが、外出時は愛車から離れてはいけない。
悩ましいのは、自転車に対する盗難保険は、ほとんど対応してしていないようで備えようがないことである。最近、自転車メーカーが期間限定で保障しているケースもあるが、自衛手段が殆どない状態である。
防犯協会を通じて警察の対応を聞いても、全くお手上げの状態のようで始末が悪い。
自動車盗難もそうであるが、中古ショップや部品ショップでは、買い上げ時に防犯登録の照合や本人確認をやっているのだろうか?
また、窃盗団はプロ集団故に、思いつきで持っていくのではなく、周到な事前チェックをしており、狙った獲物の利用者の習慣などを確認しておいて、犯行に及んでいる例が少なくないようだ。
非常に情けない寂しい世の中になってしまったが、安全安心はそれなりの備えがなくては確保されないようで、自分で守るしかないようだ。