毎年恒例のわが町の自治会夏祭りが行われ、暑くて長い一日であった。
連日、各地で開催されているが、夏休みのフィナーレを告げるこの時期に、わが町の小さな熱い夏祭りに、住民は勿論 巣立って今は別居している子供や孫たちが戻ってきて、懐かしい面々も加わって賑わっていた。
この日も朝から猛暑を記録する 猛々しい陽を浴びる炎天下の準備作業となっていたが、役員や有志が朝から準備作業に追われていた。
今年は、29回目の開催となり、それなりのノーハウを蓄積しているが、役員の交替などもあり毎年苦労も多い。
テント設営など会場作りは、午前中に作業を終えていたが、炎天下の作業ゆえに年配者が多く半分はグロッキー状態となり、一休みせざるを得なかった。
午後からは、定番の模擬店の準備にかかり、焼きそば・焼き鳥・枝豆・生ビール・ヨーヨー・輪投げコーナーなど、材料の買いつけや器材の準備も順調に進み 夕暮れを待つ間もなく多くの住民が広場へ集まっていた。
住民の子供達は多くはないが、祭りで戻ってきた孫たちも加わり、キッズコーナーには、賞品を求めて大人気となり、何回もリピーターが列を作っていた。
無料で配るヨーヨーや水玉は、取り合いするように奪い合いとなっていた。
お父さんお母さんも、ビール片手に焼き鳥が飛んで行くように求められて、準備されていたテーブルは、ご近所の井戸端に化して、語らいの輪が出来ていました。
夏休みのフィナーレを彩る「キッズ花火タイム」では、小さな花火ながら小さな手を震わせながら、パチパチ・・・パチと弾く火花を見る目の輝きは、夏休みの貴重な想い出になってくれることを祈った。
最後を飾る豪華賞品?がゲットできるビンゴゲームが始まると、どこからか多くの住民がカード片手に集まって、司会者が読み上げる番号に、奇声があがる光景もあり、ゲットされた幸運者の喜びの顔が素晴らしかった。
どんな賞品であっても、幸運を呼び込んでの賞品は、大人にとっても子供にとっても、喜びは同じのようである。
準備した賞品が出尽くして、ビンゴが終了すると同時に潮が引くように、参加された住民の姿は消えていた
予定時間を超えての手作り祭りの饗宴も、想定以上な賑わいを見せて、世話役の長い一日も10時過ぎに終わったが、我が自治会の少子高齢化も例外ではなく、いつまでも住民の絆が強まる場として、長く続いて欲しいものである。