真夏の暑さはいつまで続くのかと、残暑厳しく外出も億劫になる毎日となり、家に引っ込みながら絵を描いたりする日が多くなっている。
そんな日々を察してか旧友から素晴らしい著名画家の「画集」が贈られてきました。
その1冊は、「松井ヨシアキ画集」で、何と故郷福井出身で高校の後輩である、松井ヨシアキ画伯の『パリの長い一日』である。
贈り主の知人からは、「お前の画風が似ているから、縁のある画伯の画を目指して頑張れ!」とコメントがついていたが、誠に恐れ多く檄を与えられた思いでした。
氏はパリ在住の画家であるが、昨年訪れていたパリの街角などやセーヌ河畔の懐かしい風景や、人物、花などを描いた大作など87点の本格的な画集でした。
画風は自分の画風とは異なるが、好きな描きたいと思っている軽快なタッチの画で、何回も捲りめくって眺めていると、パリの哀歓が伝わってきて画廊に居るような錯覚すら覚えていた。
昨年同じセーヌ川河畔で描いた場面を連想しながら、想い出に耽っていました。
また、昨日贈られてきた別の知人からは、その知人である清水保夫画伯の画集で、世界各国・国内を旅して感動を描かれたという87点の風景や花の画集であった。
何れの画も、早描きタッチで描かれたような軽快な筆運びの画で、簡単に描けそうであるが、奥が深い作品である。
何れの画集も、描きたくて描けない憧れている素晴らしい大作ばかりで、刺激を受けながら画から醸し出されてくる空気感に浸り、模写したりして学びながら、外の暑さを避けて久しぶりに、画筆を運んでいた。