ようやく春本番かと思える陽気となり、久しぶりに東京のさくらスポットを駆け巡ろうと誘惑にかられて、思い切って出かけてきました。
先ず皇居周辺の皇居東御苑、北の丸公園、千鳥が淵、靖国神社から市ヶ谷土手、墨田公園、浅草、上野方面へと巡り歩いたが、雲ひとつない花見日和でどこも大勢の行楽客で大にぎわいでした。
東京駅に着いて丸の内側に出てみると、赤レンガ駅舎は未だ改修工事中でしたが、ドームが既に出来上がっているようで、シートの上から覗いていたが、完成が待ち遠しい。
和田倉橋から噴水公園へと向かったが、和田倉濠ではスワンがゆうゆうと泳ぎまくっていたが、春本番の陽気を楽しんでおり貫録さえ感じる風であった。
大手門から入苑したが、江戸城の正門だった故に、大規模な櫓門や石垣等が実に重厚なもので驚き、さらに戦災で消失した旧大手門渡櫓の屋根に飾られていたシャチが、大手門を監視するように門の前に置かれていました。
大手門から東御苑内(元江戸城)に入り広い苑内を二の丸跡から本丸跡、大奥跡を散策してみると、大芝生上の桜が見事に満開となっており、ウオーキング・グループが取り囲み歓声が上がっていた。
苑内の広大な広場は、今江戸城の面影はなかったが、松の廊下跡や富士見櫓跡を巡り江戸時代の歴史を想いながら、情景を連想していた。
天守台に登ると、形を残すものはありませんが強固な石垣は今も残されており、江戸城の象徴としての天守閣は地上58Mの外観五層の威風堂々の姿だったのだろう。その上から丸の内方面が望めて往時の絢爛豪華であったであろう天守閣を想い伺ってみた。
しばし、江戸の光景の想像に耽ってから、北桔橋門から出て、北の丸公園へと移動し、園内を一回りしてみると、武道館では東洋大学の入学式が行われていました。
北の丸公園から千鳥が淵を眺めると、多くのボート乗りを楽しむ人々や千鳥が淵緑道の花見客で賑わっている光景を見下ろすことが出来ましたが、上からのんびりと見下ろすのも楽しめました。
公園を出て隣接する近代美術館工芸館に立ち寄り代官町通りを経て、緑道へと向かったが、工芸館の美しい景観はいつもスケッチポイントとして素晴らしく、また、亡父が関連した元近衛師団司令部の跡でもあり、特別な想いのあるところでもある。
千鳥が淵緑道へ移動してみると、花見客は想像以上に多く、春本番の暖かい陽気をボートの上で楽しみたいとボート乗り場には長い行列が出来ていたが、満開となった桜を楽しむ最高の憩いの場となっていた。
余りの混雑だったため早々に引き揚げて、戦没者墓苑から靖国神社へと移動した。
〈明日へと続く〉