東日本大地震より1ヶ月を過ぎたが、未だ被害の実態が全て見えないほど改めてその被害の大きさに驚いているが、まさに戦後最大の国難に向かって、日本全体が世界が復興へ向かって動き出している。
災害復興構想会議も立ちあがり、国民の全ての智恵を結集してスピード力を持って一日も早く実行してほしいと願うばかりである。その中で最も深刻なのは、原発事故の被害で予断を許さない状況が続いており、不安は募るばかりである。
4月に入り一気に初夏を思わせるような暖かい日が続いており、計画停電も忘れさせるほどであるが、これから猛暑を控えて電力不足は一層深刻な事態になることは避けられないだろう。
万が一にも需要が供給力を超えれば、「ブラックアウト」となり、大規模停電が起きて大パニックとなることは避けねばならず、計画的な節電への対策が必須である。
そんな折、先に石原新都知事が指摘した自販機やパチンコの電力消費を規制すべきとの意見には、大賛成であり、一般市民などの絶賛する声が多いそうである。
自販機業界では、節電に努めていると反論しているが、実態は照明を消したり冷却時間を抑えているだけで、膨大な消費電力の無駄をなくすとは言っておらず、危機意識が足りないと思うのは、私だけではない。
強制力を伴う節電対策として、政府の責任において国による規制が必要であり、都議会民主党が自動販売機の節電条例案を検討していると報道されているが、大賛成である。
一方で、節電担当大臣は、「経済活動に影響があるものを権力で要請するというのは、国民がどう考えるだろうか」 と悠長なことを言って、条例化に反対を示したようであるが、その使用電力は半端じゃない。
こんなに自販機が必要なのか?と思うほど、所狭しと氾濫しており、夜間でも電源は入りっぱなしであり、これほど大きな無駄はない。
一般国民にとってそれ程影響度の少ないものには、仮に経済活動に一時的に影響があろうとも、優先的に規制して停電などの回避に手を打つべきと考える。
戦後の停電などを思えば、電気に頼り切っている現在の生活ぶりを見直すのにいい機会を与えられたと自覚していくのもいいのではと考える。
経済優先では、この国難は乗り切れない。国民すべてが「何が出来るか・・」を考えて、『我欲』を捨てて、少々の不便さは耐えること必要と考える。
今こそ、日本が一つになって国難を乗り越えるときであり、 『 ALL for One 』を実践していこう・・・
日本人には『日本人の心』がある筈だ・・・・・
〈添付の使用電力グラフは、東京電力HPより〉