初夏のような暖かさとなったこの日、先月、ブラタモリで紹介されていた芝公園~増上寺周辺へ出かけてきました。
芝公園や増上寺には、初めての訪問であるが、これまでは東京マラソンのコースから眺めていただけでしたが、徳川家の菩提寺としても有名となっており、丁度この17日は、徳川家康公の命日とも聞いていたので、大変意義ある訪問となりました。
大門を経て、三解脱門(三門)に着くと、その規模の大きさに圧倒されるが、三つの煩悩「むさぼり、いかり、おろかさ」を解脱した積りで門をくぐり広い境内を歩み階段を上って大殿へ・・・・
大殿では、丁度法要が終わったばかりだったようで、中で参拝し念仏を称えて、日本の窮状を救ってもらうべく祈願した。
続いて、特別公開されていた「徳川将軍家墓所」へと向かうと、この墓所には六人の将軍と皇女和宮ら5人の正室、側室、子女多数が埋葬されているそうで、二代将軍秀忠と崇源院(江姫)も眠っているそうです。
墓所には、旧国宝だった「鋳抜門」があり、閉鎖されているが、左右の扉に五個づつの葵紋を配し、両脇には昇り龍・下り龍が鋳抜かれていて、その豪華さには圧倒されていた。
今、NHK大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国~」の放映により、二代将軍・徳川秀忠の妻・『江』人気が沸騰しており、「墓所」を原則非公開としていたが初の通年公開となり15日から始まったそうで、前日15日には約500名の入場者で賑わったそうだ。
案内によると、戦前までは、現在の東京プリンスホテル前の敷地に壮大な霊廟がならび、国宝に指定されていたそうで、空襲でほとんどが焼失して現在の墓所に改葬されたそうです。
墓所には、8宝塔が配置されていましたが、秀忠公夫妻(江)の宝塔には、一番多くの参拝客が記念撮影しており、改めて江人気の凄さを確認しましたが、この宝塔(石塔)は、秀忠公の宝塔は消失したため「江」の塔を使っているそうです。
墓所を出て安国殿の右側には、西向観世音があり、千躰の子育招福地蔵が風車を持ちながら何とも言えない表情で楽しませてくれました。
この後、境内の3本足の八咫烏がシンボルの「熊野(ゆや)権現」や徳川家霊廟の遺構である「水盤舎」、「め組供養塔」など由緒ある名所を巡ったが、飽きない時間を過ごして、隣接する『芝東照宮』へと移動した。
東照宮では、家光のお手植えと伝えられている樹齢300年のご神木の大イチョウが迎えるが、その貫録は昨年倒れた鶴岡八幡宮の大イチョウを超えるような見事なもので圧倒されるものがあり天然記念物に指定されていました。
東照宮は、日光東照宮とは比べようがないが、日光・上野・久能山と並ぶ4大東照宮の一つで、17日には家康公の命日に因んで、例大祭が開催され、都内の有数のパワースポットとも言われて開運・出世の神気を感じるものがあります。
増上寺や芝公園のパワー溢れる気運と安らぎを体いっぱいに感じていたが、次の目的スポットの隣接する東京タワーへと向かった・・・・(続く)