藤沢の春恒例のイベントである「竹炭まつり」が、我がジョギングコースである遠藤谷戸地区の竹林でチャリテイーイベントとして開催されて、朝のジョギングを兼ねて駆けつけてきました。
慶応大学看護学部の奥にある小出川の源流となる谷戸地区は、ビオトープとして、自然豊かな雑木林となっており、その一角には広大な竹林が拡がり、一歩足を踏み入れると別世界のようで、長く伸びた青々とした緑の竹林には木漏れ日がそそぎ、実に清々しい空間でした。
「竹炭まつり」は、遠藤健康の森の竹を利用して竹炭作りを始めたことをきっかけに、11年前から始まったそうで、今では春恒例の一大イベントになり、昨年は約7,000人が集まったようですね。
竹林の保護や環境保全活動を通して地域の交流を深めることを目的に、地元の「遠藤竹炭の会」が主催されており、広くライフタウン地区の協議会などと交流が行われています。
会場の『遠藤健康の森・竹炭の森』に着くと、いつも静寂な竹林には、既に多くの来客で賑わっており、掘りたてのタケノコや竹炭、地元の野菜などの販売コーナーには、長い列が出来ていました。
竹炭作りは、昔ながらの本格土窯4個を使っており、丁度、前日に窯入れした炭の窯出しが行われていたので伺うと、熟練した保存会のボランテイアの皆さんが作業されているそうで、 その材料づくりなどの準備が重労働で大変だそうです。
会場では、タケノコ汁や甘酒の無料サービスも大人気で、地元の子供太鼓や中学吹奏楽演奏 民謡ショー 華麗な日本舞踊、カラオケ自慢大会など常設の観客席は満席の賑わいでした。
大人気の竹炭を買い求めて、竹林を出ると、様々な生態系が息づく環境保全地域として、雑木林の自然環境の原風景が残る「ビオトープ」地帯拡がっており、せせらぎの音を聞きながら散策して打戻地区に出ると、小出川の遊歩道を春の陽を受けてウオーキングを楽しむグループの姿が見られていた。
その近くの知り合いの農家に立ち寄ると、朝掘りたての旬のタケノコがあるよと聞き、早速分けてもらい持ち帰り、この春初のタケノコ尽くしで食卓を飾りました。
帰路に近くの寶泉寺へ立ち寄り、撫で仏や大仏様にお参りして一休みしていたが、初夏を思わせる柔らかな陽射しを受けて、小出川沿いの桃の花も満開となっており、青い空に映えて心和んで帰路に着いた。