東日本地震から1ヶ月半が過ぎて未だ復興への道筋すら見えてこないが、ゴールデンウイークを利用して、被災地の泥や瓦礫の撤去などの被災地ボランティアを募集したところ募集人員を遥かに超えた応募者があり、締め切られたというニュースが報道されていたが、感激していた。
各県でも ボランテイアツアー の募集が行われているようですが、同じような状況で平日では出来ないボランテイア作業を連休を利用して、何か出来ることをしたいという思いは、誰もが抱いているようだ。
また、テレビ報道を見ていても、タレントやNPOなども続々駆けつけて支援活動が行われており、日を追うごとに被災者と支援したいという人の絆の輪が広がっているようだ。
地域活動を通じての知人が関係する「神奈川県災害ボランティアネットワーク」などでも同様のようで、今後予定されるボランテイア派遣の要請に備えて登録を受け付けているそうだ。
あの人類が経験したことの無い巨大地震の惨状と不眠不休で不安な生活を強いられながら頑張っておられる被災者を見て、何か自分に出来ないかと自問自答しながら、役に立ちたいと考えている人は多いようだ。
地震直後の被災者や関東地区の日本人の行動をみて、外国から受けた評価は、「略奪などが全くなく、沈着冷静で秩序正しい行動は、何と素晴らしい光景だろう・・・」とか、「日本人は、これ程の困難に面しても協調精神が生きている・・・」など、日本のモラルを称賛する声が多かったようである。
また、世界各地の米軍基地から米軍戦艦が被災者救援のため日本に駆けつけて援助活動を展開していた、被災者救援活動『友達作戦(Operation Tomodachi)』にも感動した。
ツイッターのメッセージも限りなく発信されていたが、中でも下記のような感動シーンも伝えられていました。
「・・・とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが無料でパン配給していた。こんな喧噪のなかでも自分にできること見つけて実践している人に感動・・・」
「外国人から見た地震災害の反応。物が散乱しているスーパーで、落ちているものを律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で混んでるのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。本当だろう、この話。すごいよ日本」
「何時間も歩き続けてたんだけど、至る所でトイレかしますとか、休憩できますとか言うビルや飲食店が沢山あって感動しました。とある企業ビルの人がボランティアで、○○線運転再開ですー!とか、休憩できますー!!って呼びかけてるの見て感動して泣きそうになったマジでw日本も捨てたもんじゃないな」
などなど、呼んでいて何と日本人は美しいのかと涙さえ覚えていた。
【ツイッターからの抜粋】
この助け合いや協調精神は、日本人特有のものなのだろうか?
しかし、一方では、水やガソリン、ペーパーなどの買いだめに走ったり、義援金詐欺が横行したりのニュースを見聞きするが、誠に情けない思いがしてならない。これまでの日本の社会では、個人の権利ばかりを主張する傾向が強くなっていたが、今こそ失いかけていた共助の精神である『日本人の心』を取り戻して、この国難を乗り越えなければならないと思う。
がんばろう日本・・・